ウスバカゲソウさんの映画レビュー・感想・評価

ウスバカゲソウ

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乱れからくり(1979年製作の映画)

3.0

製作年を考えると仕方ないが豪華な2時間サスペンス的な映画。
逆に毎週2時間サスペンスがやっていた事実が凄いのか?

タイトルやアートワークから横溝正史寄りかと思ったらかなり『探偵物語』だった。
こう
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.5

生ける屍のようなニコール・キッドマンのビジュアルが凄まじい。
とにかくニコール・キッドマンが痛めつけられる。
『ドライブ』や『ボーダーライン』を彷彿とさせる、トレンドを押さえたハードなクライムドラマ。
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

予習。
良くも悪くも80年代!という雰囲気、記号に溢れている。

今見ても空撮やドッグファイトの迫力はなかなか。
当時は凄かったのではないだろうか。
記号的なキャラクターたちも、今では思い出となり生き
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

昭和特撮へのノスタルジーと庵野的な呼吸に溢れたクセの強い一作。
邦画界のA級キャストがウルトラマンと共演している異様さと嬉しさ。
ウルトラマン好きにはたまらない。

開幕から『パシフィック・リム』並み
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

ミステリー小説の映画化。
謎解きしてやろうと深読みし過ぎて意外にシンプルな展開に面食らったが、なかなか強烈な一作。

阿部サダヲにはサイコキラー役がハマる、という発明。
今までも演じていたらすみません
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

4.0

近過去を舞台にした西部劇。
テイラー・シェリダン以前の、ハリウッド西部劇最後の砦たるケビン・コスナー印の手堅さ。
「拾い物」的前評判に違わぬ佳作だった。

モンタナやノースダコタの美しくも荒涼とした
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

4.0

『イコライザー』のマッコールで騎士道の伝道師となったデンゼル・ワシントン。
今作のローマン、紆余曲折や道に迷いながらも同じ魂を感じた。

スーパーヒーローだったマッコールと違い、ローマンは大分厄介な人
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.0

原作漫画は取り敢えず置いといて、少ない予算で『遊星からの物体X』『エイリアン』『アビス』をやってやろう!
その意気や良し。

かなりコメディ色強めだが、しっかり怖いのはさすが。
白塗りの生首はどうした
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

二度の実写化シリーズを経ての決定版的なトムホスパイディ。
MCUという巨大なうねりの中で、あくまでスパイディ映画としての奇跡的なフィナーレ。
それだけじゃないのは圧倒的な高評価と大ヒットが物語っている
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ワンの原点回帰であり総決算、ウルトラバイオレントなホラーアクション。
同時にジャンル界隈で目ざましい活躍を続ける盟友リー・ワネルへの回答。
メジャーに行っても俺は昔のままだぜ、的な。

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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

予告編のコンゲーム的な煽りが目を引くがそんな作品ではなかった。
出版業界を舞台にしたエンタメ論、仕事論、組織論についてのドラメディ。

監督の画作りや編集テンポは軽くもなく重すぎもせず見易い。
2時間
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.5

言わずと知れた名コンビのクラシック。
40年前の低予算SFながら、今でもけっこう見応えのある力作。

マンハッタン島まるごと刑務所というトンデモ設定。
警備隊周りはちょっとチープだけど、荒廃した街並み
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

2.5

良作『イカゲーム』に多大な影響を与えたクラシック。
の実写化。
あくまで原作漫画がクラシック。

そもそも実写化が難しい心理戦が主体の原作。
モノローグ全開のテレビドラマだったらありかも知れないが、映
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.5

期待値低めだったがなかなか良かった。
特に序盤。
武家社会の残酷さ、野蛮さ、セクシズム 。
屋敷の禍々しさ。
返り血を浴びた柄本佑の鬼気迫る佇まい。
ここだけでも見る価値ある。

しかし全体を見ればい
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

クレイグボンドの卒業式。
いろいろ思うところはあっても、それでも胸がアツくなる。
15年間お疲れ様という感じ。

ブロスナンボンド世代からすると、ボンドシリーズがここまでのハイブランドになったことに感
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

MCU最大の野心作。
クロエ・ジャオの詩情溢れるクロニクルとアニオタ成分が凝縮された渾身の一作なのは間違いない。
その作家性と歪さはDCEUぽくもあり...

宇宙からの高次元存在が地球の生命誕生に干
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

重厚でダーク。
ジャンル映画らしさ皆無なのが監督らしい。
莫大な予算のかかった、アートフィルムのようなスペースオペラ。

映像、音響の迫力と美術や衣装の素晴らしさ。
それを補って余りあるキャスト陣の魅
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.0

ホラーマニアの妄想を具現化したような怪作。

『遊星からの物体X』や『イベント・ホライゾン』などのエッセンス溢れる。
低予算、無名キャストながらチープさが無い。
気合いが違う。
ビジュアル含め新鮮味は
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ピッチブラック(2000年製作の映画)

4.0

アイディアはある。やる気もある。
予算はない。
限られた環境で最大限の成果をあげたSFホラーの快作。

ヴィン・ディーゼルの出世作。
初見時は『プライベート・ライアン』のカパーゾが!と嬉しかった。
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

予告から感じた平板な印象は全く無かった。
ガイ・リッチー版『ボーダーライン』。
ガイ・リッチー版『ブルータル・ジャスティス』。
ハードな暗黒街クライムアクション。
良作。

ガイ・リッチーとステイサム
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

秋になると見たくなる。
ミステリー、クライムものとして見ても当然素晴らしいが、現代でも通用するテーマ性、描写。
豪華キャスト陣の演技。
エッセンスは損なわず、文庫で上下巻ある原作を2時間に収めた脚色。
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恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)

3.5

所謂「有害な男らしさ」を題材にしたブラックコメディ。
シュールでブラックなユーモアとジャンル転調が印象深い。

ジェシー・アイゼンバーグが完璧なはまり役。
気弱でコミュ障な不憫キャラの実在感。
不器用
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

サイコパスを主役にして見事に成立させた犯罪ドラマ。
一切共感できないキャラクターを主役に、ジャンル映画的な面白さもしっかり見せる。
それでいて露悪的になり過ぎないバランス。

ジェイク・ギレンホールが
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

オリジナルは未履修。
オマージュやファンサービスをしっかりしながら監督の持ち味を活かした良リメイクという印象。
続編だけどほぼリメイク、リブート。

カーペンター御大のテーマ曲を使い、かっこ良すぎない
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.5

再見。
今では定番となったシェリダン印の一作。
現代アメリカの夢破れた姿と、追う物と追われる者。
立場は違えどお互いに鏡像となる者たち。
渋い犯罪ドラマ、所謂現代の西部劇。

「三回イラクへ行ったが何
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.5

タフと言うにはちょっと暴力的過ぎる二人の兄とイキがる青臭い末弟の犯罪ドラマ。
ヒルコートお得意のバイオレンスとギャングたちの黄昏を奇妙なバランスで混ぜ込んだ印象。

カンヌでパルムドールノミネートには
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トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

3.5

再見。
ジョン・ヒルコートによる過激だが冷たい空気の警察内幕物。
平板で盛り上がりに欠ける作品だが、好事家にはたまらない。
予告のカッコよさは満点なので必見。
サイプレイス・ヒルのPigs(リミックス
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.5

原作ものであることとイマイチな前評判に感じた不安は吹き飛んだ。
タイトで無駄がなく、相変わらず硬派な手堅さ。
シェリダン印の一級品。

説明を省き画で語っていくスタイルと、その道のプロたち。
本作の主
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.5

時限サスペンスに警察汚職物。
激しい銃撃戦。
貧困層、ストリートの悲哀。
タイトルも似てる『16ブロック』的な手堅い一作。

開幕の弔いの場面から往年の類似作とは赴きが違う。
黒人コミュニティで警察官
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グランド・ジョー(2013年製作の映画)

4.0

ずっと見たかった。
ありがとうU-NEXT。

孤独なニコラス・ケイジがタイ・シェリダンと出会い、擬似的な父親となる。
様々な思いに押し潰されそうになりながら、せめてもの善行に命をかける。
筋書きだけ
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黒い家(1999年製作の映画)

3.5

再見。
原作が好きだから解釈違いというか監督の作家性がノイズになってしまう。
久しぶりに見たらこれはこれで良く思えた。

とにかく黒い家のロケーションと美術勝ち。
よくこれだけ禍々しい家を見つけて、創
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

最初の予告編見たときは「MCUも遂にやってしまったか?」と焦ったが、全くの杞憂だった。
それくらい凡庸で平板な予告だったのは確か。
本編は見せ場満載で、コミカルでエモくてアガるいつものMCUクオリティ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

まさかのブラック・ウィドウ単独作。
しかも普通に超大作クラス。
10年前には考えられなかった。
MCUの懐の広さ(ディズニーでは無い)。
最高の手向け。

今回使うジャンルはスパイアクション。オープニ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.0

前作は岡田准一のポテンシャルを完全に殺していたが今回はかなり良かった。

冒頭の流れがすごく良い。
ハードな裏社会クライム物の雰囲気。
見る映画間違えたかと思った。
からの立体駐車場でのタイトかつ驚異
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.5

話も暗ければ画面も暗い。
そんなDCEUのイメージの改善を担った快作。

とにかくシャザムの無邪気さ、子供らしさのギャップで笑う。
コメディ寄りのアメコミ映画は多々あるが、中身が子供で幼稚というのは無
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EXIT(2019年製作の映画)

3.5

所謂なかなか面白い系映画。

かなりライトな作り。
現在ニートの主人公が過去のトラウマや悲劇の呪縛に捕らわれて...というようなことは特になく。
家族も含めて普通の人、ありふれた人たち。
ヒロインや悪
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