usuperaさんの映画レビュー・感想・評価

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青春(2023年製作の映画)

4.0

ワン・ビン作品を初鑑賞。

ちょうど上海生活をしていた時代と重なり、あの頃の中国のにおいを思い出した。

上も下もなく、余分な政治色もなく、そこで生きている、そのことの精彩と尊さ可愛さ可笑しさ、山の湧
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.5

モンスター?ゾンビ?オカルト?ホラーで、B級扱いされそうだけども、かの「The Cell」が好きなら観れるホラー。

ホラー映画と言えばの人間食べ食べカエルさんオススメとあって観たけど、なるほど確かに
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.8

悪魔を見てしまった。

ほんと、辛い。自分の中の悪魔が蠢いて、痛い。


このような出来事に対して、私は主人公と同じ感覚になるだろう。もっと自制されず、どれだけ苦しめるか、生き地獄になるか、精神が崩壊
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ナ・ホンジン作品ということで視聴。

前作までの渋さとは一味違う世界観。それでいて、画の底にずっと蠢くざわつき。この監督は本当に作り方が上手いなぁ。

個人的には、大好きなファン・ジョンミンの祈祷師役
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.0

「チェイサー」のナ・ホンジン監督ということで視聴。

チェイサーの時も感じたが、この監督の画作りはとても好み。色気があり、渋いカット割りに惚れ惚れとする。
どうにもならない運命の罠のような穴に堕ちてい
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

こりゃあ非常に良いB級作品。

冒頭から「え、まさかこのまま、、、」というワクワクドキドキは、ニコラス・ケイジだからこそ。

ジョン・ウィックに劣らずとも並ばない、楽しい作品。意外と造形も面白い。

キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち(2016年製作の映画)

3.0

まぁまぁ、、かな。
つまらなくはないけど、展開とストーリーが薄い。

ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.5

イ・ソンギョンがキュート。
ベテランのラ・ミランとの凸凹感も良く、コメディ映画としてライトに楽しめる、ような感じもありつつ、描いている性犯罪での男尊女卑なテーマは芯があり、骨太さも感じる。

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.1

なんて可愛い映画だろう


ワンカラーとざっくりした線の登場人物たちの、生き生きとしていること。
そして、国柄でくくるのは嫌いだけど「フランスだなー」と思っちゃう清々しいアナーキーな空気感。心底憧れる
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コレクターズ ~ソウルに眠る宝刀を盗み出せ~(2020年製作の映画)

3.7

軽快。色んなとこで星が低いからどうかと思ったけど、そうでもないよ。見れる怪盗ならぬ快盗映画。

コミック的なキャラクターたちの魅力が、これまた軽快で、涙や感動などエネルギーのいる映画に少し疲れていたの
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.3

彼の国の話、なんて単純なことではない。

分かり合えない、だけど探り、解りたい。
理解したいという人の気持ちと、維持したいという国の思惑の狭間に生きることとは、何なのだろう。生きているのは、国ではなく
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.9

選曲の良い韓国ノワール。

そして、

ファン・ジョンミン、チェ・ジフン、チョン・ウソン、その他にも味良しな役者陣が諸々と、韓国役者好きは楽しめる作品。

いやー、こんなファン・ジョンミンも良いいい!

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.8

こうであって欲しい。という希望と願望と祈りを感じる、清純で恐ろしく、爽やかで愛くるしい作品。

ところどころ幼さというか稚拙な感じもあるが、それも相まって清純さに通じるところもあるけど、熱い希望を込め
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

2.4

パク・ソジュン好きなら、ギリギリで何とか見れるけど。ミッドナイト・ランナー観てないならそちらを、ぜったいそっちを観て欲しい。

というくらいのもので、残念。

ヒーロー戦隊物に付き合えるなら見れるだろ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.3

なんだこれは!です

急に異国や異星に飛ばされたような感覚。

感覚が狂わされ、何を見て何を感じてきたのか、今まで次元や時空を色眼鏡で感じていたのでは無いかと疑わしくなるほどの、なんだこれは⁉︎が繰り
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

美しいスペースサーガ。

スターウォーズ、エイリアンなどに並び、SF造形美がたっぷり。映画で味わえる至高の眼福は、やはり大きいスクリーンで。
続編楽しみです。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.9

ハンドル握れば最強。
大人しそうな顔して大胆、冷たそうで熱い。見終わる頃にはウナの虜です。

レオンパターンの男女逆転だが、キャラは皆それほど集中して描かれないが、妙にツボを押さえていて好きになるし、
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.6

来ちゃったじゃん!
というところがコメディっぽいが、そうでもなくしっかりオカルトホラー。

題材やシチュエーションは面白く、ほぼ1シーンと1セットで作られているあたりは監督脚本含め制作チームの頑張りに
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.6

他国で起きる人質事件の難しさを感じられるし、こういう現場での第一線にいる役人さんたちには、やはり敬意を感じる。

他国で危機に、という実話ベースの作品としては『モガディシュ』もオススメ。

どっかの2
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プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

3.4

『ヴァチカンのエクソシスト』より前に制作の、言わば「韓国のエクソシスト」。キャラ設定なども似ていて、どちらも役者が良い。

呪詛や怨霊などの祓いも面白いけど、エクソシスト・悪魔となるとソロモンの72柱
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

ラッセル・クロウがハマりすぎ。
エクソシスト系が好きならおすすめです。続編希望。

ザ・ソウルメイト(2018年製作の映画)

-

マ・ドンソク好きなので鑑賞。
娘さんが本当に可愛らしい。90分程度のライトな作品として楽しめた。

タチャ 神の手(2014年製作の映画)

3.4

キム・ユンスクとユ・ヘジン好きで観てみたけど、他にも名優が出ていて楽しめる。

花札は日本占領時に韓国に広まったらしいが、BTSが出る映画のメイン賭博材になる程、まだ認知度があることに驚いた。
邦画で
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.1

役者陣の顔ぶれがいいが、潜水艦バトルは少し物足りない。
スポットがちょっと散らかってしまってる感。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.9

目の前にいるのは、国ではない。人がいるだけだ。

国籍で色眼鏡をかけることは簡単で、隣人や家族のことすら実は分かりにくい「人間」を、わかりやすくして自分を安心させてくれる。

国家の代表として駐在する
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

評価、難しい。。

勧められる人を選ぶ作品。


駄作ではないんですよ。ストーリー、役者、画作り、演出、もう見事。
でも、、物凄くえげつない、えぐられる怖さと憎さが、残る。

負の感情に襲われ、どうし
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞後に鑑賞したけど納得の映像。
ゴジラ暴れや海上シーンもさることながら、戦後日本の街の風景も良い仕事で、美術の人たちにも拍手を贈りたい。

神木くんの顔がストーリー進むとだんだんゴジラに似て
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

2.8

オートボットロールアウト!

が今まで以上に虚しく響く。

回を重ねるごとに
バカリーダーっぷりを発揮するオプティマスプライム。
もはやそれも結構好きになっているんだけど、
渡しにとってトランスフォー
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.9

韓国という国がいかに変動をしてきたかは、このあたりの時代を描いている韓国映画を見ていくと、現代史として実に面白いので、どんどん興味が湧いてくる。

軍事クーデターで政権を取り、内部に暗殺されたパク・チ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

各キャラの個性も程よくあり、密室ゾンビ感染モノとして楽しめる。


ゾンビ感染系は、どうしても「え、あれこれこうしたら対策できない?」と、大局観的な荒ポイントがあったりするけど、そこをすっ飛ばして「自
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

感染モノとしては『新 感染 ファイナルエクスプレス』の方がオススメ。

飛行機こわー、というくらいの感想。

スポットが散らばってしまってるのと、感染モノとしてありがちなことしかなく、驚きや感心は生ま
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EXIT(2019年製作の映画)

3.4

自分も
こんな時に役立つスキルを持っていたい。

感染家族(2018年製作の映画)

3.7

撮ってる時も楽しかったんだろうなー、と楽しさが伝わってくる。かわいいゾンビ映画。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

ムスクっぽいイキモノ香りの甘いカクテルを飲んでしまって、気持ち良いのか悪いのかわからないけど確かに酔ってると分かる、そんな映画。どんな映画だよ。

エマ・ストーン、ウィリアム・デフォー、オープニングタ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

人の想像力の素晴らしさ、そしてそれを表現できるアニメーションの素晴らしさが詰まっている。

ロジック的なストーリーの理や、映画から「観終わって言語化できる解答を渡される」ことを期待している人には不向き
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