ミラーズさんの映画レビュー・感想・評価

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真紅な海が呼んでるぜ(1965年製作の映画)

5.0

「渡哲也のマドロス三部作の最初の一本」

哲也兄さんのマドロス三部作の最初の一本で、出演映画では、恐らく初のカラー撮影作品

実の兄が船長(既にかなりの貫禄の二谷英明)の貨物船に乗る船員の哲兄さんが、
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泣かせるぜ(1965年製作の映画)

5.0

「渡哲也兄さんのマドロス三部作の一つ?」


渡哲也俳優生活55周年記念特集にて鑑賞。

裕次郎主演だか、哲兄さんのマドロス三部作の2作目と勝手に位置付け。

不良船乗りを束ねる元エリート船長の裕次郎
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赤いグラス(1966年製作の映画)

5.0

「鬼神のごとく強い哲也兄さんのノワール的マドロスもの」


渡哲也俳優生活55年記念特集にて

貨物船の航海士の哲兄さんが、日本に帰国すると、船舶会社社長の父親が、何者かに殺されていた。婚約者の静止を
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かぶりつき人生(1968年製作の映画)

5.0

「神代辰巳監督のデビュー作で、客入りが記録的に悪くてしばらく干されていたらしい」


男に騙されてばかりのストリッパーの母親を持つ娘が、反面教師とばかりに奮闘するが、割と母親と同じ事なっていく感じの物
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

5.0

「俳優出演最後の映画としては、文句無し作品」

ロバート・レッドフォードの俳優引退作品と公言している主演映画。

舞台は1981年。実在の老銀行強盗をレッドフォードがリラックスしながらチャーミングに演
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ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

5.0

「前シリーズ三作品とテイストは異なるが見せ場を豊富で飽きない出来」


ダイハード好きな友人に所有DVDをあげる為に再見。実は見た記憶が無い程印象が薄い。

東海岸地区で起こったサイバーテロに巻き込ま
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

5.0

「人にやさしくを謳い上げる高校生たちの青春群像 特に若手役者と撮影がイイ」

大阪の外れにある町に住む高校生男女6人のはじまりの物語。

優等生の縁(えん)と素行不良の琴子の幼馴染の友情。

家庭の事
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夕暮まで(1980年製作の映画)

5.0

「黒木和雄の作品としてはあまり語られる機会の少ないけど桃井かおり目当てで鑑賞」


一緒に寝ても、体を開こうとしない若い女と、中年の作家の関係を描く吉行淳之介の同名の小説の映画化。ソフト化されておらず
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七発目の銃弾(1973年製作の映画)

5.0

「リー・ヴァン・クリーフな風貌の切れ者軍人が、荒野の大活劇」

シネマヴェーラ渋谷の『ソヴィエト映画の世界』にて

ソビエト・ウエスタンとの触れ込みなので、興味が出て鑑賞。

リー・ヴァン・クリーフの
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アフリカの光(1975年製作の映画)

5.0

「吐き溜め感、時折リリカル」

ショーケンと田中邦衛が、冬の北海道の漁港羅臼で、アフリカ行きの船に乗ること夢を見てうだつく、青春像。

結構なジャンプカットの連続で、場面に唐突感があるが、ストーリーは
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

「ヤスミン監督の集大成的な作品で万人にオススメ」

高校で開催される音楽コンテストのタレンタイムに出場する生徒達の家庭の事情と交流を音楽を交えて描く群像劇。


ネタバレあり

裕福な家庭の娘と母子家
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

5.0

「規律を重んじて慎ましく暮らす心優しい男の受難劇」

テロ目的の爆弾を発見した警備員リチャード・ジュエルは、FBIの杜撰な捜査で、容疑者にされてマスコミからも疑われる実話。

イーストウッド監督の相変
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ロケットマン(2019年製作の映画)

5.0

「派手なイメージより内向的な作品で、しんみり出来ます」

子供を顧みない両親の元で育った歌と作曲に天才的なエルトン・ジョン少年が、作詞の天才の友人バーニーと組みブレイクしていく。

そして成功に共に同
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

5.0

「シンプルかわいいヒロインの冒険」


祖父探して北極へ向かう、サーシャちゃんが、凛々しくてかわいいヒロイン冒険活劇。

シンプルなキャラクターと背景デザインのシンプルな語り口に、発端から旅立ちを経て
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

5.0

「上質な青春映画だがロンダリングされた部分と気骨を見せた一面」

1976年文革後の人民解放軍の文工団を舞台にした青春群像劇。文工団は慰問舞踊楽団みたいなもの。

男女混合で訓練と鍛錬に明け暮れながら
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ひろしま(1953年製作の映画)

5.0

「原爆とその後。いい意味で教科書のような良い映画」


2019年8月16日深夜Eテレビの放送にて鑑賞

戦後8年以上経ち、復興も進む広島の高校?で、一人の女生徒が倒れる。そこから原爆による後遺症の被
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ロケーション(1984年製作の映画)

5.0

「ピンク映画撮影にまつわる喜劇なので、肌色成分多め」


ピンク映画に青春をかける西田敏行の映画キャメラマンとロケ隊の珍道中


寅さんのオープニングのように、主人公の夢から始まり、うらびれた生活を感
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カツベン!(2019年製作の映画)

5.0

「サイレント映画の活弁士を描くならドタバタが定番?」


ニューシネマパラダイス的な感動ノスタルジー作品と思うとドタバタ喜劇だか、結構ゆるい。

今回は周防監督と長年の組んでいた助監督の片島章三が脚本
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拳銃残酷物語(1964年製作の映画)

5.0

「いつもの定番だけど、見せ場と切れもあり楽しめる」


新文芸坐の宍戸錠の追悼特集にて。

キューブリックの犯罪映画の傑作「現金に生に体を張れ」を思われせる設定だか、計画に向かう過程より、ドラマとアク
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山椒大夫(1954年製作の映画)

5.0

「名作だが寓話的ファンタジー幻想は少なめ」


早稲田松竹にて溝口健二の2本立て

「山椒大夫」4Kデジタルリマスター版なのでとりあえず鑑賞。

子供の頃に読んだ事のある安寿と厨子王の物語で、大筋は、
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武蔵野夫人(1951年製作の映画)

5.0

「武蔵野は緑なりき、メロドラマが目に染みる」


早稲田松竹で「山椒大夫」と二本立てで上映があり、田中絹代と溝口健二コンビの作品なので、おまけと思い鑑賞。

冒頭の広大な田んぼの一本道を、センターにし
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凱旋の英雄(1944年製作の映画)

5.0

「テンポ良くて結構笑えるけど・・・まあ深く考えずに楽しみましょう」

花粉症の為に1カ月で海兵隊を除隊された主人公が、酒場で親切にした海兵隊員6人に、かつがれて、海兵隊英雄として故郷に凱旋するハメに。
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あなたの命(1966年製作の映画)

5.0

「色々入った闇鍋映画だが、美味しいく頂きました」


渡哲也芸能生活55年記念特集にて

月光仮面や「おふくろさん」騒動でお馴染みの昭和歌謡の川内康範先生の原作を映画化。

川内康範が女性セブンに連載
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

5.0

「美しい映像と音楽が紡ぐ驚きの展開が引っかかりも含めて心に残る」

極上の映像と音楽が奏でる裕福な家庭での黒人兄妹の青春物だと思うと結構ヘビーで意外な展開があり一筋縄ではいかないのには、驚くと同時に居
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透明人間(2019年製作の映画)

5.0

「透明装置を創作する程の知能者がゲスで困ります」

死んだと思ったDVな婚約者が、実は透明人間となってストーキングしてくるSFホラー。

屋敷から逃げる静かでスリリングな展開から、突然迫るショック場面
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ダンケルク(2017年製作の映画)

5.0

「IMAXは、ノーランのキャンバス」


初見は2017年にスウェーデンを旅行した時に、日本より早く上映していた現地の映画館で鑑賞して、それなりの好印象を受けていたが、普通な環境設備での鑑賞だったので
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

5.0

「高校演劇の戯曲の映画化を多作な監督が映画と演劇の中間で表現」


夏の甲子園一回戦を応援する高校生男女の人間模様。


かなり限定された空間と基本アルプススタンドのみに拘るカメラワークが、舞台演劇感
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悪人伝(2018年製作の映画)

5.0

「マ・ドンソクの立ち振る舞いと陰気にならない雰囲気で普通に楽しめる」


ヤクザのボスとはみ出し刑事が協力して連続殺人鬼を追う定番のアクション物だか、色々な要素を含んでおり見せ場も多くて楽しめるが、若
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

5.0

「ミステリーやホラーよりも、自己発見の物語」


原作者が、これもスウェーデン発のホラー「僕のエリ 200歳の少女」の人。

スウェーデンの税関に勤める女性ティーナは、ネアンデルタール人のような風貌で
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

5.0

「納得のゆく落としどころの作品。」

ディズニー主導の新三部作の最後で、前回の「最後のジェダイ」で迷走した部分がどれだけフォローされているのか不安でしたが・・

良かったところは、ハンソロとレイヤ姫の
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

5.0

「テレビと映画の間にあるもの」


劇場版をキチンと見直すのは20年振り。
スタンダードサイズだったのね。

テレビ版は、10年ぐらい前に職場の人から貰って見直したのだが、見せ場の連続に唸り、書き直さ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

5.0

「大人からの暴力を受け少年は、悪のカリスマになる」


夏のパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユに転属されて来た警官のステファンが、同地区出身のベテラン二人とトリオを組んでパトロールに出る。


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拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)

5.0

「ベレッタは殺し屋ジョーの旅券」


新文芸坐の宍戸錠の追悼特集にて。

個人的には、日活の宍戸錠主演作品は、結構な良作ぞろいで、裕次郎の次に作品に恵まれていたと思う。

晩年に出たラジオのインタビュ
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女の中にいる他人(1966年製作の映画)

5.0

「成瀬監督には、もっとミステリ・スリラーを撮って欲しかったと思う」


神保町シアターの成瀬巳喜男特集にて

上映予定の「石中先生行状記」が、おそらく東宝の管理不備と思われる不手際で急遽差し替え上映に
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コタンの口笛(1959年製作の映画)

5.0

「成瀬監督と橋本忍の脚本の社会派的題材だか後味は良い」


成瀬監督作品では珍しい社会派的題材で、アイヌを題材にした文芸作品。

北海道の某所のアイヌ人部落に住む中学生姉弟が、学校で一部の同級生から差
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

5.0

「バリ・ダゲール街の半径を活写した逸品」


パリのモンパルナスにあるダゲール通りの記録。初見で遅刻して冒頭の1分ぐらいを見逃したので後日に再見しました。

アニエス・ヴァルダが、子育てをしながら、自
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