シネマJACKすぎうらさんの映画レビュー・感想・評価

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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.5

この映画が面白いのは、主人公の誠実さや並外れた執念、高い能力(要はパーソナリティ)に、実は決してフォーカスなどしていない点だ。
一般人の5パーセントしか視力が無い彼を取り巻く人々の"暖かさ"、、無償の
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

4.3

色々な味の変化や華々しさを楽しめるフルコースみたいな映画もいいが、本作は一杯のラーメンのように単一の味わいを楽しめるシンプルな映画。
主人公の高名な画家、ジャコメッティを演じるジェフリー・ラッシュが相
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嘘八百(2017年製作の映画)

4.1

この映画、予告編を観て松竹蒲田調の典型的なお正月コメディ映画を期待して観に行くと肩透かしを喰らうだろう。
某WEBサイト上での評点の低さは、そこからきているのではないだろうか。

実際観てみると結構面
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.3

コミカル路線のイギリス映画は、けっこう露骨にアメリカを小馬鹿にしたような描写をするものだが、このシリーズも例外ではない。

前作においては、サミュエル・L・ジャクソン演じるベンチャー・ビジネスマン系の
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

2.5

一大スペクタクル作品を期待していたわけでは、ないが。。

どうしても陳腐な印象が否めない。ジャッキーのカンフーアクション、その構成は、相変わらず素晴らしいのだが。
インド側の俳優さんの演技、存在感もい
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.9

結構、不思議ちゃんな雰囲気を醸すも、1977年のイギリスを舞台に、当時、一大ムーブメントだったパンクの香りがビシビシ効いた幻想的な青春ラブストーリー。

個人的には、ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールを思わせ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

おそらく、、
世界の映画界の中で最も失敗できないプロジェクト、その最新作。

紛れもなく今作は、40年にわたる壮大なスター・ウォーズ・サーガにおいて、大きなターニングポイントを示す作品。

ディズニー
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.8

ナチスのホロコーストをめぐる実話をベースとしていながらも、社会的なメッセージはあまり感じられない。わりとストレートな法廷サスペンスとして楽しめる作品。

主要登場人物三人の心理的な絡みや攻防が、本作の
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.8

シリーズ初鑑賞😆。
なんかテレビドラマっぽい作りが、かえって功を奏している感じ。
探偵って言えば「工藤ちゃ〜ん」を連想してしまう我々世代には尚更じゃないだろうか。

登場人物では、松田龍平演じる助手(
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.5

いやあ、泣いたわ。泣いた😊。
「三丁目の夕日」シリーズでお墨付き(?)の、泣かせ技がバッチリ効いた一作。そしてノリにのってる高畑充希の定番キャラがトドメを刺してくる感じ 笑。

意外性ではなく、どスト
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.4

原作未読(たぶん笑)。
1974年版とほぼ同じストーリーなので、
きっと原作にほぼ忠実に映画化されているのだろう。

今作ならではの特長は、、
昨今メディアを騒がせているホットなニュースを連想させるプ
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.7

あまり考え過ぎない方が楽しめる映画ってある。本作はまさに、その一本。
時と場所を超えて、多くの共通項を持った天才料理人の生きざまと想いが交錯する物語世界は実に魅力的。

調理シーンも料理自体の映像も美
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スティーブン・キング原作のせいだろう。映画「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせるような、、少年たちのひと夏の冒険物語としての要素を併せ持つホラー。

したがって微笑ましかったり、また、なんかこそばゆく
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.7

主人公の姪っ子を演じるマケナ・グレースの演技に圧倒される。ギフテッドゆえか、どこか達観したような大人びた佇まい。

ところが一方で、片目の愛猫と伯父たる主人公のことが大好きな、屈託のない少女の一面も
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火花(2017年製作の映画)

4.6

映画の中で役者がやる漫才に魅了される気がしない。そんなことを考えながらも、昨年「セトウツミ」で意外な(?)才能をみせた菅田将暉主演とあって、ほのかな期待を抱きながら鑑賞に臨んだ。

結果は、意外にもそ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.0

後塵を拝しているようで、よく考えたら(元々は)マーベルよりも格段にビッグネームが揃ったDCコミック。もうその手駒の豊富さと言ったら、広告宣伝の段階で"あの真打ち"を殆ど出してこないという余裕が物語って>>続きを読む

ミックス。(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

新垣結衣かわゆい 笑😃
彼女のアップではじまるこの映画。
オトコごごろを解ってるよね制作者は 笑。

でも本作の見どころはそれに留まらず。
シンプルなラブコメのようで
けっこう緻密に練られた感のあるス
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泥棒役者(2017年製作の映画)

4.3

脚本が素晴らしい。
演技が素晴らしい。
特に市村正親の見せるキャラクター像は圧巻。

ライトタッチのコメディだが、
ヒューマンな感動作としても十二分の見応えあり。
たとえ序盤のベタなギャグに乗り切れな
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.5

あえて一言で説明するならば、、
この映画は、クライムサスペンスならぬ"クライムコメディ。

ちょっとコーエン兄弟の「ビック・リボウスキ」を思い返してしまうような独特の脱力感。そこに西部臭プンプンのカウ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

ホラー映画というよりも、「トワイライト・ゾーン」や(日本で言えば)「世にも奇妙な物語」「怪奇大作戦」のエピソードに登場するような怪奇譚、という印象だった。観た直後は。。

ところが考えれば考えるほど、
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.8

新シリーズの鑑賞は今作が始めて。但し、シーザーにもコーネリアス坊やにも旧作シリーズでかなり思い入れがあるのだが(笑)。

今までこの新シリーズを観てきた方には、何を今更、、てきな感想かも知れないが、あ
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.5

う〜ん。
おもんない。。
正直言うと。

SNSにまつわるいろんな要素、問題提起を詰め込みすぎかな。そして、そのどれもが中途半端に終わってる感が否めない。全体的に散漫なイメージ。

裏を返して言えば、
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

4.2

想像をはるかに超える面白さ。
本作でトム・クルーズは新境地を得たのではないだろうか。全盛期から見れば、幾ばくかの"シニア感"か否めなくなっている彼だからこそ映える主人公の佇まいが印象的だった。

実話
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.8

マイティ・ソーは、今までアベンジャーズでしか観てなかったからかもだが、あまり興味をそそられるキャラではなかった。

でも、本作は面白い。よく出来てるよな。さすがマーベルというべきなのか、今回抜擢された
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

思うに、この映画はコメディかと。
ただし、作り手と異なる視座(はっきり言ってイデオロギーと言い替えてもいいかも知れない)に立って鑑賞すると、全く違うように映るよう工夫がなされている。

実によく出来て
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.8

爆音映画祭にて。
黒沢清監督の有難い解説トークのあとに鑑賞。ホラー(特に残虐系)が苦手な私、実は今回がお初。

いやあ、アドレナリン出まくり。
ホラー映画に元気もらうとは思わなかった(笑)。観る人の破
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.8

35年の時を経て遂に現れた「ブレードランナー」の新作。劇場の観客席に座り本編のスタートを待つ際のドキドキ感は、スターウォーズ以来(笑)。

冒頭からドゥニ・ヴィルヌーブ独特の映像美に酔いしれる。前作と
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.5

ジェシカ・チャスティン演じる主人公エリザベス・スローンの存在感!極論すれば、「エル」のイザベル・ユペールを水前寺清子で割ったような感じ(笑)。

そして「ニュースの真相」を彷彿とさせながらも、まったく
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.8

スタイリッシュなだけでない、アクションが凄いだけでもない(でも凄い😃)、ミステリーとかスパイ・サスペンスとしてみても絶品の一本。

東西冷戦末期のベルリンなんか舞台にしちゃって、なんか社会的なテーマを
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

誤解を恐れずに言えば、本作は「セブン」や「羊たちの沈黙」とよく似た物語の骨格を持っている。ただし、猟奇殺人を扱ったサイコパス映画では決してない。ではなぜ、我々の目の前に立つ容疑者は”得体の知れない”怪>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

わからん 笑。

想像していたものと
全く違っていた。

実に幻想的で
シュールな物語。
全てが主人公の心象風景をあらわす幻想なのか。。

極めてナイーブで内向的な青年の心。
ネット社会で閉じこもって
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

極めてハイ・クオリティな消化試合。
前作を観た時にも感じたが、
もともとシリーズ化する構想はなかったんじゃないだろうか。

しかも、本作にいたっては"片岡"という超強力なキャラもいない中で物語を展開す
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

終始ワンコ目線で描かれる輪廻転生モノ。
犬好きにとっては最低三回は泣けるように設計された感動作でもある(笑)。
ストーリーは、主人公たるワンコと最初の飼い主になった"イーサン"との繋がりが軸ではある
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

「分断と差別は違うのよ」
主要登場人物のひとりが、高まる気持ちを抑えつつも二人の息子たちに説く言葉。

これがまさに本作のテーマ。
劇中の様々なシークエンスや登場人物の魅力などすべてのベクトルが、この
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

4.1

プラネタリウムが映し出す星空の虚実を議論する人はいないだろう。
これは安住の地を求め彷徨う魂が、「降霊」という"物語"の下に集い、絡み合うサマを描いた一大叙情詩。

本作の物語世界を形作る映像と音が、
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パターソン(2016年製作の映画)

4.7

それまでジムジャ作品の中では、『ブロークンフラワーズ』が一番好きだったのだが。。ちょっとこの映画が超えてきたかも(笑)。それくらい、お気に入りとなった一作。

アダム・ドライバー扮するバス運転手の青年
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