slvさんの映画レビュー・感想・評価

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2017年2月から始めた鑑賞記録。
フランスが好き、フランス映画が好きですが、いろんなジャンルを観たいです。

映画(308)
ドラマ(0)

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

ある殺し屋の人生を、かつてないようなボリュームでじっくりと濃密に描いて見せた、壮大なドラマ。

コッポラの『ゴッドファーザー』シリーズを彷彿とさせるような、マフィアの世界独特の叙情性とロマンがあり、色
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.3

『凪待ち』が良かったから期待していたんだけど…

これ、私的にはまさかのがっかり作でした
っていうか、私の中ではもはや怪作に近い……

思ってたんと違う感がハンパない

予告観て自分が想像していたもの
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.6

精神病院を舞台としたお話なので、かなり重い。

冒頭から死刑執行のシーンとか、飛び降り自殺を図るシーンとか、けっこうショッキングでびっくり。

しかし、それぞれの様々な事情でこの精神病院に来た者たちが
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.3

『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督作。
去年、フランス語の先生にお薦めされてからずっとずっと公開を楽しみにしていた作品。ようやく観られました。

ベル・エポックの時代のパリへの至福の時間旅行。
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.0

これはいわゆる伝記的な映画とは少し違うと思う。

全体的に哲学的でアート性のある雰囲気で、わかりやすいドラマではないから、とっつきやすい作品とは言えないし退屈と感じる方も多いと思う。

映像表現もかな
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キング(2019年製作の映画)

3.9

Netflix配給作品だけど、一部劇場で限定公開ということで、劇場で鑑賞出来てとても嬉しい。
想像していたよりもかなり大がかりで重厚な仕上がりの作品で大満足。
キャストも何気に豪華ですね。

シェイク
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.4

撮影クリストファー・ドイルによる映像美は素晴らしい。

虫の声が鳴る、懐かしいような夏の夕暮れの川辺の景色も、閉塞感と寂寥感のある雪景色も、とても美しく、スケール感もあって目を見張るものがあった。
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

原作を未読のせいかもしれないけど、解りづらくてよく理解出来なかった…。何か大切な部分が全く伝わってこなかった…。

容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男。
そのどれもがあまりにも描写不足ではない
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真実(2019年製作の映画)

4.2

さすがのキャスト陣による、さすがの演技力。堪能した。
地味に凄くいい映画だと思う。
私的には是枝作品の中でもかなり好きな作品。

フランスを舞台にしていながらも、実に日本的な作品だなぁと感じた。起承転
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.5

インド版『8 Mile』って感じの、ラップを武器にしたサクセスストーリーは、想像以上に熱かった!

154分と長いんだけど、ストーリーが進んでいくにつれて、どんどん熱量を増していくから、引き込まれずに
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.2

我が亡き母はビートルズの大ファンだったので、私は母のお腹の中にいた頃からビートルズを聴かされていた

私にとってビートルズの曲たちは、生まれた時から当たり前のようにあり過ぎて、その偉大さも当たり前に感
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

私はドラマの方は観ていない

なので、ドラマ版と映画版のストーリーやキャストがどう繋がっているのかも全くわからないまま観たけれど、それでも充分に引き込まれたし楽しめた

池松くん&蒼井優だからこその安
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.4

序盤のハイテンションさがなんとなく苦手な感じで、少し演出が寒いなぁと思ってしまった

「元々ダサいっすよ」
って、この作品に丸ごと当てはまる感じ

うん、この作品、凄くダサいなぁと思う


だけど
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.4

ヤバい。

めちゃめちゃ泣いてしまった。

これ、こんなに泣ける映画だったの?と思ったら、アルフォンソ・キュアロンが「ここ最近で一番、泣いた映画」とコメントしていて、だよね、だよね~と共感してしまった
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.9

原作は未読。
国際的なピアノコンクールに挑む若き4人のピアニストたちのドラマ。

なんとなく、ライバル同士の闘い的な描かれ方なのかと思っていたら違って、互いに交流し刺激を受け合ったり支えあったりしなが
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

「Not smile」


なんて哀しくて
なんて滑稽で
なんてエレガントなんだろう
ホアキンのダンスシーンの全てに見とれる
釘付けになる

正装のピエロが階段で踊る姿
あのとてつもなく美しいシーン
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

『ジョーカー』の予習として未見だったこの作品を観ました。
これは凄い。
衝撃の傑作ですね。。

共感性羞恥が強い自分には、けっこうツラい、観ていていたたまれない場面の連続でとてもしんどい…。
けれど、
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.6

とてもつらくて観ていてしんどいんだけれど、ゼインというシリア難民の少年の演技力の凄みにどうしようもなく引き込まれ、心を揺さぶられる。

現代の話とは思えないような過酷な環境、地獄のような生活を、まるで
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

仙台の先行上映で鑑賞。

今泉監督がインタビューで語っていたとおり、
「劇的な出会い」よりも大切なことは、「出会ったのがその人で良かったと思えるかどうか」…ということがテーマとして伝わってくるような作
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.2

予告を観た時点でもう何となくの展開は想像出来て、実際にそのままのストーリーなんだけれども、その描き方が慎ましく繊細で、静かに心を打つ美しい作品だったと思う。

未だインドで根強く残る格差社会の現状を浮
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

タランティーノ監督がインタビューで「この作品は僕にとっての『ROMA/ローマ』のような映画なんだ」と語っているのを読んで、凄く納得した。

私にとって『ROMA』は傑作だったし、作品に込められた愛とか
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.5

これもいま一つ自分には合わず…。

間が長いというか、いらない会話が多いというか…全体的に間延びしすぎだと感じてしまいました。

とは言え、今泉監督らしくて凄くいいなぁと思う台詞やシーンも幾つかあった
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鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

うーん、これは………



生理的にちょっとム…



今泉監督作品だけど、すみません、これは全く合いませんでした。

原作は漫画とのことですが、漫画ではありでも、これを映画にするのはちょっとキツいな
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.9

銃撃シーンが苦手なので、ウエスタンとかあまり観ないんだけど、ジャック・オーディアール監督作品となれば観たくなる。

さらに、ホアキン・フェニックスとジョン・C・ライリーが兄弟役なんて、濃ゆい…。濃すぎ
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.3

ポール・ダノが好きなので、彼の初監督作と聞いて凄く楽しみにしていた作品。

だけど、こんなにもシリアスなストーリーだったとは…。
原作のある作品だけど、これはダノ自身の記憶と心情を投影した物語だと知っ
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.9

例えばこれが純文学だったら 静かに胸に迫るような 美しい作品にもなりえたところを、そうはいかないぜとばかりに 途中から台無しにしてしまうような、笑えないけど笑うしかない、ほろ苦くも愛しいコメディーに仕>>続きを読む

サッドティー(2013年製作の映画)

3.6

10人くらいの男女の、各々の恋模様や恋愛観を描きながら、「人をちゃんと好きになるってどういうこと?」というテーマを浮き彫りにしていくような作品かな。
ただ登場人物が多くて散漫になってしまった印象があり
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.2

個人的には『愛がなんだ』よりもこちらの作品の方が凄くハマった。響いた。

今泉力哉監督の作品は『愛がなんだ』以外はほとんど見逃したままになっていたんだけど、これ観たらやはり出来るだけ今泉監督作品を観な
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.4

16歳のトランスジェンダーの女の子の苦悩は、私の想像を絶するほどに過酷なもので、それがあまりにリアルに生々しく伝わりすぎて、観ていて本当にしんどかった。つらい…。

女の子の身体になりたい、バレリーナ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

天使みたいなかわいい顔して大胆不適な凶悪犯…って、実に魅力的なキャラクターだし、これが実話を基にしたストーリーだというのだから驚愕。

お洒落っぽいクライム映画という趣で、映像的には凄く印象的な場面も
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.8

「この世界は僕向きじゃない」

この言葉がこんなにも痛切に心に滲みてくるとは…

期待値低めに鑑賞に挑んだけど、なんか想像以上に刺さってしまった。

自分の生きる世界にうまく馴染めず、取り残されたよう
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

デヴィッド・ロウリー監督、こういう作品も撮るのか~。やはり良いなぁ。

ロバート・レッドフォードの引退作という程度の情報のみで鑑賞したので、ケイシー・アフレックとトム・ウェイツ出てるの知らなかったから
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

数年前、劇場で『イーダ』を観たあとの鮮烈な感動と静かな高揚感を、今もはっきりと覚えてる。

その前日に、今は無くなってしまった都内のカフェバーで、『イーダ』の写真展をやっていたのをたまたま観て、そのモ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.1

山崎貴監督の作品はほとんど観たことないのですが、これは菅田くんと柄本佑さんにつられて鑑賞。
期待以上に面白く、満足感ありの作品でした。

なんといっても、天才数学者を演じる菅田くんの天才感たるや。。
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.8

『アマンダと僕』と重なるテーマながら、こちらの方がさらに微妙な関係性を繊細に描いていたように思う。

突如として恋人を失ったロレンスと姉を亡くしたゾエ。
この二人の間でしか共有出来ない感情は、きっとど
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よこがお(2019年製作の映画)

3.8

なんか物足りない。期待しすぎたかな…。

それともこの監督独特の「不穏さ」に、そろそろ慣れてきてしまったのだろうか…。

サスペンス的なストーリー、展開の意外性、人間の心の闇や葛藤の描写、こじれた関係
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