Takasugi,Keiさんの映画レビュー・感想・評価

Takasugi,Kei

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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

とても面白かった。映画音響についてはたとえば同時録音だけでなく後から吹き込まれた音が多いことなど知っていることがあってそれでぜひ見たかったのだけど、見る前よりはるかにたくさんのことを知り深められた。映>>続きを読む

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.9

日本が韓国にもたらした暴力の歴史に対して、いま日本で生きる自分たちが誠実に生きるにはどう向き合ったらいいのかということを問われる作品だと感じた。日本の歴史は同時に過去に占領した国々の歴史でもあるという>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

すごい作品だった…宮崎監督作品で一番好きかもしれない。重層的で読むべき余地がたくさんあり、それが分厚い知識と思考に基づいているのが伝わってきた。その中で沢山のテーマが複合して協奏するように流れていく。>>続きを読む

VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

4.0

ビデオテープの誕生から独自の映画文化の成立まで、その歴史が完全に見る人目線で再構築される。日本のビデオ文化、特にVシネにすごく焦点が当たっていて関係者の貴重な証言が聞ける。あとなぜか押井守監督が出演し>>続きを読む

ディオールと私(2014年製作の映画)

3.8

ラフ・シモンズがディオールのディレクターに就任し初のオートクチュールコレクションを発表するまでの怒涛の日々を追うドキュメンタリー。
毎日のように起こるトラブル、いかにもシャイそうで神経質な表情を崩さな
>>続きを読む

セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

4.7

日本で生きてきた自分とは違う文化、時代を生きた人々の心が伝わってくる映画だったし、同時に先住民も一人一人が違う考えを持つ個性ある人間だということがわかる丁寧なキャラクター造形だった点がよかった。そして>>続きを読む

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.2

前半、財政破綻の表面化までの各セクターの駆け引きが興味深かった。経済に疎いので止めながらかなり考えなければならなかったが、当時の韓国の外貨準備高と金融危機の関係については新しく考えさせられるトピックだ>>続きを読む

21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.5

前半部分、18世紀から20世紀に至る資本の社会史を振り返るパートが非常によかった。歴史を新たな視点で見返すきっかけになる斬新な視点がたくさんあった。後半、21世紀の資本主義についてのパートで眠くなって>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

4.0

マイケル・ムーア作品としてかなりこなれた作品だと思う。たとえば『華氏911』の見づらさに比べると構成やテンポがいい。また過去の作品から一貫したテーマを集大成した内容で(スクールシューティングやライフル>>続きを読む

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