NagiCheriさんの映画レビュー・感想・評価

NagiCheri

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謝罪の王様(2013年製作の映画)

4.5

笑いたい気分だったのでチョイスしました。
初めてのつもりでしたが、どうも既視感があって、、以前見たことがあったと判明!
でもストーリー全く覚えてなくて、笑い続けました。

「怒っている相手は聞く耳を持
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おしょりん(2023年製作の映画)

4.0

おしょりんとは、福井県の言葉で、雪が固まってつるつるになって好きなところへ真っ直ぐ行ける状態!のことだそうです。

冬は雪に閉ざされる福井の農村がメガネ作りに挑戦し、シェア日本一になる物語。

前から
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.8

映像美、陰影美、絵画美、普段美といった美的な世界に「自由への権利」といった社会課題を内包した映画です。
「フェルメール」の絵画展が動画になったのかと見まごうような映像の世界に魅了されつつ物語は進みます
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.7

マレーシアの映画で、民族も宗教も言語も多様でした。
でもメジャーとマイノリティはあっても、支配者と被支配者にはっきり分かれていないのが、心から良かったです。

見た目だけでなく、生活様式はもちろん、
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

この映画は、ITを使えない人の尊厳を訴えています。

行政というのは、弱者を切り捨てない心配りが必要な領域だと心底思いました。
ITからこぼれ落ちる高齢者に心を持って接したり、経過措置を設けることは絶
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のさりの島(2020年製作の映画)

3.5

「のさり」は天草地方の方言で、「良いことも悪いことも自分の境遇に起こったことは否定せずに受け入れる」というような意味だそうです。

若い男がオレオレ詐欺をしながら流れてきて、船で天草に渡り、ここでもオ
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.5

芥川賞受賞、若竹ちさこさんの「おらおらでひとりいぐも」。
本で読み、ものすごく変わった切り口に斬新さを感じました。
もしかしてストーリーは主人公桃子さんの内省のみで書かれていたのかな?
人の頭の中の「
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MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.0

ベトナムの今を見たくて鑑賞しました。
ベトナムを舞台に、ベトナム戦争のアメリカ、旧宗主国フランスなど、歴史が交錯しています。
ストーリーはあるのだけれど、そちらはうっすらとしています。

交通の喧騒の
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

世界一幸せな国の映画なので配信で観てみました。

心が洗われる映画でした!浄化作用抜群でした!

景色は気高くて敬虔な気持ちになります。畏敬の念が呼び覚まされます。

人々は全く洗練されてはいないので
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クナシリ(2019年製作の映画)

4.0

日本人が入域を厳しく制限されている国後島の現在を映したドキュメンタリー。

北方領土について、概念や経緯の知識はあってもイメージや情動が湧きづらかったのは、日本人が北方領土に暮らしていた頃の情報や資料
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