ウディ・アレンの描く女性って、いつも妙にリアル。堕ちたセレブってありそうで意外とない題材で(自分が見てないだけかもしれませんが・・・)、それを彼らしくシニカルに描くので楽しめました。
「フレンチアルプスで起きたこと」もそうですが、緩急なくともジワジワ来る人間心理の奥深さをなんとも言えない具合に表現してて、クセになります。パルム・ドール受賞のまだ若い監督。要注目です。
パリのアパルトマンの屋根上を走り回るだけで、ストーリーはシンプルなアクションなのに絵になる。革命というワードが出たり、昨今のお国柄を見せる飽きないアクション。最近見てすぐにレビューしないので2か月くら>>続きを読む
賛否両論アリの手放しで称賛できる愛の形ではないものの、ウディ・アレン監督の手腕でキレイにまとまってます。劇中に頻出するワードである、正に作品自体が夢のよう。
南米映画特有の人間の本性を暴いてしまう、その描写が面白いです。小説家が主人公だけあって、ラストも小説的で印象的。
祖母の暴走に苛立ちを覚えつつも、ノーベル賞級のスペシャルな才能が子供にあればそうしたくなるのも全く分からないわけでもないのは自分が完全に大人側の世界に染まってしまったからでしょうか。子供の頃は確実にメ>>続きを読む
ロボトミー手術、名前くらいしか知らなかったんですが本作でその実態を知ることになりました。
あんまり前情報見ずに、似たテーマの『ルーム』を連想したのですが、あっちと全然テイストが違いびっくり。ジャケットのチープさで手に取ってもらえなさそうですが、単なる感動モノで終わらない奥深い名作です。
分かりやすいミステリーではなく、行間を読む作品。仕事で疲れた状態で見たので行間すっ飛ばしまくりであまり入ってこず。もう一回見たいです。
ほっこり系にカテゴライズされるんでしょうけど、母親のゲス度がやばすぎてあんまりほっこりしませんでした。ラストはちょっと盛り込みすぎな感じが少し残念。
見始めてすぐにカウリスマキ監督っぽさで虜に。めっちゃ低予算感醸し出してますが、終始ゆるく、たまにニヤリ。
ヒャッハーシリーズ、ついつい見てしまいます。アホらしさしかないんですが、ハリウッドコメディにないフランスのエスプリがいい化学反応起こしてます。
ナチス支配下のユダヤ人の子供が主人公の作品は多く見てきましたが、現実世界でそうであったように、フィクションであれ(本作は自伝ベースのようです)一人一人の人生が刻まれていて本作も他作品に埋没しない生への>>続きを読む
ゴッホの自殺という印象派好きには非常に興味深いテーマにも関わらず、動く油絵の凄さに圧倒されてそっちで頭がいっぱい。現代映画の技術力ってスゴイですね。
欧州映画は時勢に合わせ近年移民テーマにした作品が多いですが、本作は妙にリアル、でもコミカル。
実話ベースみたいです。ハンディをもろともしない、主人公のパッションに脱帽。
あまり得意ではないミュージカル仕様のため、避けてみましたが思い切って視聴。やっぱオゾン監督のほかの作品の方が好みです・・・
ベースがリメイクのため前半はオゾン監督らしさがなくも、後半はらしさが出ていて流石、面白いです。マネの『自殺』を鑑賞したくなりました。
一作目のほうが好きですが、相変わらずのジェントルマンたちのキレッキレ爽快アクションに釘付け。
お上品とはいえない展開も、最後まで見るとなぜかしんみりしてしまうメキシカン・ロードムービー。
こじらせた初老の男とDVに悩む中年女性の心の交流を描いています。イギリス映画ということもあり、展開がケン・ローチ監督っぽい。邦題が珍しくいいと思った作品。
好きな監督・アレックス・デ・ラ・イグレシア作品ということで視聴。原作小説ありですが、いかんせん詰め込み過ぎな気が・・・オシイ。
オムニバスながらところどころ各作品がリンクしてて面白い。ダニエル・ブリュールの作品が好みでした。
風船の赤色だけがモンマルトルに映えて、フランス絵画のよう。ファンタジーなので、小さい子供と観ても面白そうです。
モノクロが起伏ないシーンを呼び起こす、ジム・ジャームッシュの魔法。
雰囲気はあるフレンチフィルムノワールなんですが、色々オシい。サブタイトル、イケてないんでやめましょう。
比較的見やすいと言われるゴダール監督の本作ですが、ミュージカル苦手も手伝って克服できず。
久々にやり過ぎ感満載のいいおバカ映画見つけました。スプラッター好きでなくても楽しめる稀有な作品。
起承転結ほぼナシ、それでなんで引きこまれるのだろう。ジム・ジャームッシュ監督っぽい。
同じ状況になったに来てくれる人がどれくらいいるか・・・とか考えてみて凹んでみたり。
こじらせてしまったフランス少女たち。だんだんエスカレートしていき、ラストは・・・フランス映画らしい。