死者へのクローズアップや最後の展開には驚くけれど、1番印象的なのは風に揺れる布。異常に白い。
これ以上無いほどミニマムかつ厳格な映画。立ち上がること座ること、視線、画面内における人物の配置等、映画のエッセンスを堪能した。もはや会話の中身はどうでもいい。
ここぞのズームインや内側からの切り返しには正直技巧的過ぎるのでは、、と思ってしまうけれど、ただとにかく全編面白い。一番大きな要因は台詞でもあるように行動原理が不明だから。どこでカットを割るのかわからな>>続きを読む
明暗や煙や炎、水を駆使してサスペンスとアクションを豊かに構築していて楽しんだ。ここまで終始一貫して暴力的というのも珍しい。ラストはヴァーホーベンのロボコップを彷彿とした(悪役は落下する
嵐の海上シーンはミニチュアだろうが迫力がある。後半は陸地へと場面を移すが画面として見応えがある。
ジェームズ・ワン的過ぎるが、良く出来ている。超えてはいけない一線を猿でもわかるように視覚化するところに好感。
"端っこ"しかないのと、敵が強そうには見えるが怖くないのが致命的にノレず。夜のシーンが多いというのは前作から引き続き嬉しいのだけれど。
再見。こと本作に限ってはイーストウッドの出演が不要と思うほど、ケヴィン・コスナーが良い。ユーモアの効いた細部の充実も素晴らしく、ラストの距離感を利用した演出も堪らない。
死んで横たわる女の足、男が愛を告白しながらしがみつく女の足、窓や扉を開ける手、棺桶を閉じる手等々、手足を軸にしたスペクタクルかつ厳格な演出が楽しめる。
うーん、モンスターがテリトリーから地上に出て来てしまうというのが怖くない。ジョーズと比較してしまうと物足らない
カッティングや人物のキャラクター、配置が全く普通では無い、狂っている。あらゆる行為・場所が反復されるが特に地下道の、この世のものとは思えない感じが良かった。
雪山と車のあらゆる要素を使って盛り上げる。氷の亀裂や橋のケーブル裂断等がトラックの重みをサスペンス/恐怖として見事に表現しているし、雪崩の過剰さも良い。何よりラストのリーアム・ニーソンのパンチが素晴ら>>続きを読む
さすがの荒唐無稽さと外連味で素晴らしい。お決まりの舞台『家』、オフからの物音や光、いかがわしいスモーク、レトロな小道具と定石を並べておいての後半の展開は驚いた。久々にここまでスカッとするアクションを見>>続きを読む