おどろきの白鳥さんの映画レビュー・感想・評価

おどろきの白鳥

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プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

3.3

真面目なドキュメンタリー。

下手に関係者のコメントや、ナレーションを入れず、淡々と当時の報道素材を時系列に繋いでいるスタイルで、何があったかを把握するにはよい編集でした。

エリザベス女王の死後、チ
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

これまで地上波放送や配信で観てはいましたが、スクリーンでは初。
「新海誠IMAX映画祭」にて大スクリーンで改めて。

「『NASDA』懐かしい」
「種子島最高」
などと思う一方で。

この作品の発表当
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

4.0

重厚なミステリー&サスペンス。
伏線の張り方も、視線のそらし方(ミスディレクション)も上手い。
私にはすごく面白かったし、めちゃくちゃ見応えあるけど、興行的には難しそうな地味で渋い映画でした。

田舎
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.9

外観・美醜で人の判断するルッキズムの話は主題ではなく、本心で人を好きになることの怖さ、人との距離感ってことが表現したかったのかもと途中で気づく。
藤井美菜演じるミュウ先輩の存在が大きく。
松井玲奈が演
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

淡々と見せていく映像づくりと演出はすごい。

だけど、主人公視点の物語としては「これから」ってとこで尻切れトンボ。
「これから本編が始まるんだよね?」
という狐につままれた感。
「何これ? 何を見せら
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.2

森の起こした小さな、さりげない、それでいてとんでもない奇跡。
とても優しい話で、どことなく小説家の梶尾慎治さんが書くタイムスリップ物を思い出させもしました。

双子が母娘を演じるのだが、これが可愛くて
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靴ひものロンド(2020年製作の映画)

3.7

最後まで、猫ちゃんがどんな状態なのか「だけ」が心配でした。

人間たち?
自分の倫理観だと、どーでもいいや。
イタリアとかフランスとか、自分の下半身の欲望が人生に優先するって、どうにもなじめないですわ
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.7

子どもたちの感情の起伏、その絵と声の演技など、実に豊かな表現はさすがの石田監督作品。
『ペンギン・ハイウェイ』の海の中や水だらけの街を進むシーンを120分みたいな異次元迷い込み冒険系で、世界はファン
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.3

さすがひらパー兄さん「アクション設計: 岡田准一」。
観ていて飽きることなく、引き込まれる激しく楽しいアクションでしたよ!

内容的には一番汚いのは警察ね、という感じ。

マッドと言われる役の坂口
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.1

特に何か大きなドラマがあるわけではないのですが、どんな人間でも誰だって生きて、笑って、小さな幸せを感じていいんだよ、という生命賛歌を滔々と謳っているような優しい映画でした。

ムロヒロシって、ほんと
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百花(2022年製作の映画)

2.7

W主演のおふたり(菅田将暉と原田美枝子)の繊細な演技が光る。
病気を相談しようと電話してきた母の電話を仕事の忙しさにかまけて無視したことを悔いたり、恋に入れ上げ失踪した母が阪神淡路大震災で我に返った
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.4

湯川=ガリレオの学生時代からの友人の刑事・草薙が実質の主人公。
たまたま前日観た『ヘルドックス』でヤクザの組長役だった北村一輝が、TVシリーズから続投でこの草薙を演じているのだが、若くスポーツ刈りだ
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

4.2

虚実入り乱れた展開に加えて、犯人役たちのあまりにもリアリティ溢れた悪人ぶりがすごい。
特に主犯のサイコパス殺人鬼・ギワン(キム・ジェボム)の怖いこと怖いこと。
94分という短時間に、交渉・騙し合い、銃
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ビースト(2022年製作の映画)

3.2

定番のアニマルパニックものですが、今年は他にも『クルーガー 絶滅危惧種』とかあったし、何より直近では某恐竜があったし、新鮮味が薄い。

その『ジュラシック・ワールド』(某が消えました)と違って、一匹の
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のファン向けメッセージ動画だけで「あがる」。
こちらのバージョンの方が、ホランド=ピーターの悲哀が深い。
実に涙を刺激する仕上がりで、観終わってからの多幸感と寂寥感の両方がマシマシにアップしており
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.2

前半と後半で全く違う映画。
前半は、ぶっちゃけ『ゲットアウト』の雰囲気をパクりすぎたサスペンス風。
後半はJホラーのなり損ないというか、オカルトなのかファンタジーなのかよくわからないものに。
「邪悪な
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.4

前半は子役で展開するので、実質主人公は「ギョギョおじさん」こと、さかなクン本人。
後半が成長してのんちゃんがやるんですけどね、そうなってからはのんちゃんの世界でしたね。

このキャスト、大正解。
のん
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シャーク 覚醒(2021年製作の映画)

3.7

シンプルで面白かった。
web漫画が原作らしいですが、物語的にはまんま、昔の少年&ヤングな「チャンピオン」系(「ヤングアニマル」にも合いそう)。
いじめられっ子ウソル(キム・ミンソク)が、少年院で総合
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.4

阿部寛の存在感でもった映画。

観る前は、舞台が警察の『スイング・ガールズ』的なおっさんの『ロッキー』かな?
きっと、人情に触れてパワハラ刑事が改心すんだろうな。
などと予想して行ったんですけどね。
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激怒(2022年製作の映画)

3.9

現代社会の「これおかしくない」を詰め込んだディストピア映画。
左右の話ではなく、「人権を排除」し「公権力側の多数派が幅をきかせた」狂った世界がどうなるのかをしっかり描き。
そんな「おかしさ」に対する我
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.3

わかりやすい池井戸経済ファンタジー。
それと、パステル調の綺麗な恋愛表現が上手い三木監督の合体は……
BL?

タイプの違う二人が共闘する後半に、ノレるかどうかで観客ごとに印象が変わりそう。

『TA
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

感動、感涙。
よき映画でした。

二人の少年による、一夏のスタンドバイミー的な友情譚。
1986年の文化がそのまま画面に再現され、主人公のいとこがダビングしてくれた斉藤由貴の曲がAXIAのカセットテー
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.1

爆笑しました。
日本人としちゃ、なんちゃって新幹線も、なんちゃって日本も気になりまくりではあるけれども、そこはもう何も言うまいという気にさせられました。
まったく形の違う東京駅(しかも新幹線専用改札も
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DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

3.6

実にDCオタク全開。
今まで観たどの映画よりも、ジャスティス・リーグの各ヒーローの特性・特徴を理解して、物語に落としこんでいました。
笑った笑った。

ただ……これ、一般層にどうなん?
キャラ
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

@Filmarks さんの試写会で拝見。

アニメーションとして出来はよかった。
『君の名は。』以降顕著な、リアル系の美麗背景に、アニメーションキャラクターという作画も、高い水準。

「いいから早くえ
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

そもそもアクション映画として失格。
せっかくの動きを細かく速いカット割りでぶつ切りしちゃうもんだから、どんな動きなのかを理解するのを妨げられ、本人の体当たりアクションなのかCGなのかもわからない。
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

公開当時(1994年)は斬新だったのだろうと思う。

前半の金城武ターンは眠くて眠くて。
あまり意味を感じないモノローグ(というか自分語り)に、煮え切らないくて見かけばっかりな恋愛話の構造が、『ノ
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

『国岡』の正当続編で嬉しい。

『ベイビーわるきゅーれ』では単なるやられ役だった伊能氏が、主役級に復活。
今回はミスマガジンの6人が主人公で、国岡はサポートでしたが。
ユルい女の子達の豹変ぶりと、
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予告を見て 、UFO &宇宙人と駆け引きするホラー映画だと思い込んでいたら!
(しかも『アス』イメージで、へっぽこ系と想像してたらすみません違った)

まさかの怪獣映画。
『宇宙大怪獣ドゴラ』ドゴラ+
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凪の島(2022年製作の映画)

3.9

優しい優しいお話。
笑って泣けて。
いろんな登場人物との短編集構成で、子どもの凪(新津ちせ)が主人公だけど、凪の目を通して見た大人たちの物語。
登場人物の中で一番大人なのが凪かもしれないという仕組みが
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ハウ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

犬目線のロードムービーで、犬(ハウ)が旅の途中で出会う人たちを幸せにしていく短編集みたいな映画。
「幸せ配達人」みたいな犬の持つポテンシャルを見せる意味ではいい映画なんだけれども。

犬を実際に飼って
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.3

一作目ほどのインパクトはないものの、ゲームに忠実な感じで楽しめました。

ゲームのビジュアル通りだけど、実写だと超サイヤ人にしか見えない……
なのは、さておき。

悩ましいのは、英字原題は『Sonic
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.3

90年代の米ヒップホップ界についての知識が全くないので、東西の対立構造については今ひとつピンとこなかったのだけれども。
多くの警官がギャングとつるんで、賄賂にまみれて、殺人の片棒をかついでいる可能性・
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野球部に花束を(2022年製作の映画)

2.6

いわゆる「あるある」ものなので、高校野球の存在が好きor経験者には面白いのかもしれません。
高校という青春時代の時間を、それぞれ好きなように使えばいいので、それを選択した方々を否定するものではありませ
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TANG タング(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

若いカップルや、親子向けの内容かな。
『ゴーストブック おばけずかん』に観終わった後の感触が近い。
そこそこ面白いけど、もやっとする。
人間みたいな自立思考AIであり、主人公との出会いによってポンコツ
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.1

あの「アメリカン筋肉(マッチョ)こそ最高」なプロパガンダ作品だった旧作『ロッキー4 炎の友情』とは、全然別物。
91分→94分だが、そのうち42分が別シーンへの入れ替えで、完全新作じゃないのかという感
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