wagaさんの映画レビュー・感想・評価

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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

・的確なキャスト一発で映画の成功が約束される事があって、この映画もそうだった。主役の大沢さんの存在だけで、あの野生味溢れる見た目、子供性を的確に表現した様なあの見た目、存在感で、この映画を一発「正解」>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.5

・まずはこの映画の意義深さを称えたい。ニュースで情報としてしか取り込めていない事象を、いつもの見慣れた街の中で確かに生きている「人間」の出来事であると分からせてくれた。
・素晴らしい映画は、それがフィ
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貴公子(2023年製作の映画)

3.9

・パク・フンジョンの新作、という事でいそいそと観てきました。
・ラストの種明かし、というか実は…の部分があまりスマートじゃないな、お思いました。また、キム・ソンホの役の性格がもっとサイコ味徹底した感じ
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.9

・面白かった!…って言うと気の毒で申し訳無い気持ちになりますが…。
・現状日本では(まぁ韓国も基本そうなんだろうけど)「推し活」のサニーサイドしかあまり語られていない気がするけど、当然「推し」も人間な
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アウト&アウト(2018年製作の映画)

3.6

・意外と(失礼なのですが…)ちゃんとエンタメな仕上がりになっていて驚いた。ラストの展開もおぉ!と思ったし。
・そうなんですよね、今までの異形な作品と比べると大分エンタメに振っていて、それもまぁちゃんと
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タンジェリン(2015年製作の映画)

4.0

・とにかく街の映像がハンパない。映画の半分位主人公が街をズンズン歩いているのだけど、本当に自分も街巡りをしている、そこに居る気分になった。
・そしてその街がお世辞にも素敵な街とは言えなくて、正直荒んで
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処刑人II(2009年製作の映画)

3.6

・楽しかった〜。
・前作よりよりポップ化されていて、何かワイスピシリーズみたいだな〜と思ったり。
・主人公の兄弟のキャラ立ちが相変わらず好かんたらしい。
・兄弟(双子)の処刑人。罪を贖わす者。このキャ
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.5

・おぉ…喰らってしまいました。凄い…。
・観る前に考えていたより(もうちょっと青春!みたいな映画かと思ってました)「ソウルメイト」というタイトルが重くのしかかってくる。
・韓国映画(いや、ドラマを含め
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.8

・漫画や小説、ノンフィクション、当然映画もなのだけど「将棋」物が好きです。
・あんな動きの少ない競技、少なくとも映像メディアには向かない様な気が普通にするけど、何でか好きな物が多い。何でだろう。奨励会
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・上映時間もそんな長くない所為もあるけど、展開が結構早いな〜と思った。全然飽きなかったです。
・この二人が可愛い奴等。大金をせしめた割には結局大した事には(自分達には)使ってなかったな〜って後から思っ
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.1

・まだ整理がついて無いけど、考え続けている。とりあえずは凄い気に入っている。
・きっとマイクミルズも主人公の様な人なんだろうな。基本的に真面目でちょっとその事も気にしている様なタイプ。
・大きなドラマ
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.3

・正直言って乗り切れなかった。
・何というか、やりたい事は分かるのだけどことごとく微妙に紙一重でダサくなってしまったな〜と思った。
・このへんの世界観やセンスは今どきあって当たり前だし、もう一歩何かな
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

4.5

・3時間弱があっという間に感じた。
・フィッシュマンズが自分にとって重要なバンドだった、という事もあると思う。
・佐藤伸治という特異点。周りの人間との関係。バンドとしてのフィッシュマンズ。
・語る所が
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・若葉竜也さん好きなので、おっ主演か、評判も良い感じだったので観に行ってきました。
・正直モヤるというか…。
・あまり自分は辻褄とか気にするタイプではないんだけど。主人公と殺人犯が共犯関係的に親近感を
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処刑人(1999年製作の映画)

3.9

・最高の類ですね。
・設定がまず最高なんだよな〜。
・ガンアクション自体はもうちょっと上手く撮れても良いかと思うけど、やりたい事は分かる、というか今の技術だともっと良い感じに撮れるんだろうなぁ、と思う
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血まみれスケバンチェーンソー(2016年製作の映画)

4.0

・最高じゃないの。
・これも制作費無いの丸分かり、だけどそれが作品の魅力と直接結びついているタイプの作品。アラを探したらキリが無いけど、そのアラも魅力として観てしまいました。(こうなるともう手に負えな
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.8

・楽しかった〜。
・あからさまに制作費が余り無い、というのが丸分かりだけど、そこも込みの可愛い作品。
・何か稚拙である、とか足りない、とかそういう部分がむしろプラスに感じてしまう。結構嫌いになれないタ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.0

・凄く個人的な思いとして、評価難しいな〜と観終わった後思った。
・日本のジャズシーンは何か特殊だと思っている。何かこう…「ジャズ」って感じ?(説明出来てない)居酒屋のBGMでかかっていて、年寄りが幅を
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市子(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・観ながら昭和〜平成の邦画の犯罪映画に連なる様な作品だな、と思った。特に思い出したのは阪本順治の「顔」。女性の一代期みたいなところがあったからかな。
・その感触が少し変わったのは、ラスト。え、ここで終
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.3

・個人的な好みで言えば、好きでは無いかな。
・とは言えダメな映画、という訳でなく、単に好みの問題。(filmarksの観た映画のラインナップ見ても分かるとは思いますが…)
・抑制が効いて、非常にミニマ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・原作未読。アニメはシーズン2を観た。
・実は昔シーズン1の最初の方だけ見ていて、合わないな…と思い5,6話で辞めていた。
・で今回シーズン2を観てみて…面白かった。
・端的に山田風太郎の様だ、と感じ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・やりたい放題なったな〜という感想。
・良い意味で、大学生が自主製作で好き放題やり倒した様な作品。もちろんクオリティは全然そのレベルではないけど。
・鑑賞後の感触が何か昔観た映画と似てるな〜何だっけ?
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.2

・ボチボチ面白かった。
・でも確かにここの辺り「黒人らしさ」について(その消費のされ方)のコメディは観た事が自分は無かったので興味深くはあった。部分的に言及しているシーンとかはあったけど。
・でもラス
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

・思いの他序盤は地味に進んでるな〜と思ってだけど、ラスト辺りは派手にいってくれてそれなりに満足。(何か勝手にコンスタンティンみたいなイメージでいた)
・最後の戦いで十字架を投げてラッセルクロウに渡す所
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

・「哀れなるものたち」が面白かったので、そう言えば、と思い観てみました。
・あ〜面白かった。
・「SALT BURN」に続きバリーコーガン生理的にダメさが最高。(褒め)
・コリンファレル「イニシェリン
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獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

4.0

・思いの他面白かった。
・正直このアニメの事は良く知らないのだけど、何か誰か面白いと言っていた様な…で、何となく…で見始めたのだけど、全然面白いじゃん、と言う。
・山田風太郎かなんかが原作かな?と思い
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.6

・アマプラに入った様なのでひさしぶりに再鑑賞。やっぱ面白かった。
・以下今回の再鑑賞で感じた事。
・エンドクレジットの所で初めてタイトルが出る、って今はかなりあるけど、この当時珍しかったのでは?全く無
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

・とにかく。上白石さんと松村さんのコンビがとても愛おしく感じた。ずっと見ていたい。
・この映画の意義、関係無い人にとっては計りかねる症状への理解を深める事ができる、も勿論あるが、「生きづらさ」という点
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.7

・今読んでいる本にこのRARのコンサートに関する文があり、興味が出て視聴。
・一番有名なクラッシュの出たライブについてのドキュメンタリーかと思っていたが、そこに至るまでのRARの歩みについてのドキュメ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

・い〜や〜とりあえず今年観た映画の中では一番面白かったな!(まだそんな観てないけど)
・とにかく、観終わった後の感想は「痛快」だった。そんな感想持つ人がどれくらいいるのか分からないけど。
・主人公ベラ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

2.4

・何ていうか全体的に物足りない、という感じなのだろうか。鑑賞後のこの感じは。う〜ん…。全体的にもうちょっと面白く出来そう、みたいな…。
・ラストもあぁそうですか、という感じというか、もう少し面白い感じ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

・良い
・原作既読。多くの人が言っている様に原作の映像化としては最良の部類だと思う。
・原作にないふくらませた部分も、原作にあったと勘違いしてしまう位、世界観に沿った物がったし、何かとにかく良かったな
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

・何かすげえもん見たなぁ〜という感じ。
・主人公も怪物なら、映画自体も怪物。
・主人公、見た目からしてハマってる。あのズングリとした体型、何とも言えない顔の内にこの怪物性が潜んでいた、という。こちらが
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fOUL(2021年製作の映画)

3.9

・良かった〜
・自分の中でどうしてもこの少し前に観ていたスリッツの映画と比較してしまう。こちらの方が全然良かった。
・活動時期にちゃんと評価(売り上げも)されたとは言い難いこの2バンドだけど、SLIT
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ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード(2017年製作の映画)

2.4

・難しい所だけど…結局観たいのはこれではない、という事なのだと思う。(個人的には)
・スリッツの画期性や、その存在のカッコ良さそこにフォーカスしてほしかったな〜っていう。まぁ外野の意見なんですが。
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.6

・自分の過去と照らして観てしまい、劇中の登場人物、というより作品自体に感情移入してしまった感覚。
・一人だなぁ、という強い感覚。
・ラストカットの広い気持ちの良さそうな通りを車線変更する軽自動車の後ろ
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