tanziさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

2回以上見ることはわかってるけど、なかなか行けてないのでとりあえず初見で感想

映像の作り方、コンセプト、配役、音楽(ハンス・ジマーじゃなかったけど)なにもかもノーランらしかった

終盤になるほど加速
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狂武蔵(2020年製作の映画)

2.8

狂武蔵とはよくつけた

迸る狂気の世界
よくこれを作ろうと考えましたね

世界でもそうそうないですよね

坂口拓と下村勇二の原点ここにあり

そしてクラウドファンディングで完成させた、その執念に手が腫
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

‪何は無くともモータウンという時期がありました。‬
全てのものに光と影はありますが、これはモータウンの光の部分を切り取った一篇。ずっとニコニコしてしまった。

モータウン関連の映像をよく見ている人にと
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.3

クズしかいないという前評判を聞いてすごく覚悟したためか、
冒頭の時点で夫が実は子供を捜す振りをして裏では不倫をしてました…まで何故か想像してしまったので良かったのか悪かったのか。

義理の弟があんな行
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レッド・サン(1971年製作の映画)

3.8

チャールズ・ブロンソンとアラン・ドロンと三船敏郎という夢のような豪華キャスト。
これが滅法面白くて驚いた。

ドロンとブロンソンは列車強盗。三船は日本から訪米特使としてやって来た侍でその列車に居合わせ
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ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.1

最近、作品の中で解決しない映画って人気ないんだな…と思っていたら
まさに何も解決しないどころか、劇的なうねりもなく静かに終わる映画に当たった
そんな予感もしていたので驚かないけど

けど人生ってそんな
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ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.0

ザ・バンド 『ラスト・ワルツ』
権利が切れるとかでおそらく日本上映最終となる回に行ってきた
これ初めて観たのはいつだったろうか、もうそれもよく覚えてない
3本ハシゴの最後だったので寝ちゃうかも…なん
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった
あの映画やこんな名作に隠された音響の歴史、工夫、矜恃。

予告を見たのが立川シネマシティだったので、これは絶対に極音で見なければと決意。その通りにして本当に良かった。

トップガンの
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インセプション(2010年製作の映画)

4.4

インセプションをIMAXで
もう10年前の作品ということに驚き、以前配信で見た時の自分を叱責したいくらい新鮮で素晴らしかった

多分何も知らずに見てただオロオロするばかりだったのだろうな

2度目は構
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

もう何回映画館で観たかわからない。
先日また立川の極音で上映されるというので、いそいそチケットより高い往復電車賃をかけ行ってきました

今更どこがいいという次元はすでに超えてしまった。

現時点で、自
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ブライド・ウエポン(2014年製作の映画)

3.0

ジーナ・カラーノ主演アクション映画。いやー面白かった!

テレビのチャンネルを変えてたら、たまたま始まったので、いそいそ見てしまったのことよ
ずっと見たくて、いつか午後ローで巡り合ったらと思ってたらB
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.4

夜中にTVでクレイジー・リッチ!をやっていて思わず最後まで見る

『よくあるロマコメジャンルのフォーマットだが、人種と背景(文化)を変え真面目に制作すれば新鮮になる』試みがハリウッドで成功した事が当時
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.2

正直青春コメディ映画で好きなのってほとんどない。とにかくスクールカーストを描いて笑って済ませる作品が大嫌いなのだ。

でもこれはめちゃくちゃ評判が良かったので見た。

うむ、たしかに私の嫌いな青春コメ
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.1

これほどの人気なのに梨泰院クラスを見てないのですが、やたら予告でかかってたので

てっきり悪魔祓いは要素のひとつであるアクション映画かと想像していたら、ガッツリ悪魔祓いでした
でも最後は拳で解決。いい
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マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット(2019年製作の映画)

3.5

マシュー・ボーンらしい解釈と切り口

曲は順序を変えあえて厳選して演出
オープニングとか非常に良かった

ロミオとジュリエットがキスしながらグルグル回るその振り付けの外連味がたまらん
よく思いつくし、
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.4

‪ギリギリ滑り込み。‬
大日本帝国統治下の朝鮮半島
言葉や名前を奪うことの残忍さ。それはアイデンティティと尊厳を奪うこと

かつて日本が植民地でやったことの非情さにあらためて凍りつく

言葉を覚
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鬼手(2019年製作の映画)

3.5

『神の一手』は見ました‬
これもかなり気に入った
今度のも超楽しい
功夫映画ファンには、囲碁少林寺みたいな特訓が期待感を嫌が応にも膨らませる

相変わらず囲碁をミリしらでも楽しめるのがすごい。
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.0

TOKYO MX キネマ麹町にて
この映画が公開される前、劇場予告で何度もかかっていた。見たいと一瞬思ったものの「これは怖すぎて劇場で見られんね」と結局スクリーンには足を運んでいない。

フィリップ・
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.3

もしも…と、やり直すことで、少しずつ自分の本当の気持ちを知る典道

それぐらい繰り返さなくちゃ自分のことさえ分からないもどかしさ、でも人ってそんなものだと思う

ごめんよ、あの時あなたの事より面子にこ
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グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

3.6

1982年のメキシコの経済危機で、破産の憂き目に遭うアッパークラスの妻の話。

鑑賞後、資料を見るとハイソな女達のマウンティングの取り合い、みたいに書いてあって「えっ!」と驚いた。そこ売りにしちゃった
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新喜劇王(2019年製作の映画)

4.4

チャウ・シンチー監督作のイメージが強いけど、共同監督はハーマン・ヤウ

最近おっと思う作品にハーマンヤウ監督作が多いので、どこまでどんなふうに関わったのかもっと知りたい。

今作を見ればいかにもチャウ
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ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

-

まず前提としておこがましくて点数はつけられない

李小龍の映画として自分が一番好きなのは
なんて言ってもこの『ドラゴンへの道』

オリジナル曲、原題の猛龍過江といい、オープニング、プロット、キャラクタ
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

4.4

WAR ウォー!!

ミステリアスな始まりは掴みとしてOKすぎる

タイガー・シュロフのアクションで点穴決められ、身体が麻痺してる間に「もうどうとでもして」という気分にさせられる

が、そんな程度で済
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

14歳の少女の眼に映る世界の焦点の合わなさには覚えがある。

最近、映画の中で解決せんでもええやないかと感じることが多くなったところにウニが生きる不条理な世界の小さな点の描写は、かえって圧倒的なリアリ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

非常に今日的なテーマですが、構えなくても楽しめるように作ってあるのが、とても良い

昨年上映された『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』というワイズマン監督のドキュメンタリーが自分の中でボンヤリ
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

-

まず、おこがましくて点数はつけられないことが前提。

4Kの美しい画面に感激。
アクションシーンは普段から時々見ていたけど、通して見るのは久しぶりだと気がついた。

アクションシーンでは、多くの原点を
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追龍(2017年製作の映画)

4.2

とてもヤバくて最高です
水と油が混ざり合い鈍い光を反射する九龍城の路地を血まみれのアンディ・ラウが逃げ惑い転ぶ。
そんな彼を抱きかかえ必死に退路を捜すドニーさんですよ。

陳光栄のスコアが身体の
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

-

とてつもなく久しぶりに観た
点数などおこがましくてつけられないので、スコアはなし

この映画で一番記憶に残っているのは、主任に抜擢された後ステップを踏みながら仲間と満面の笑みで帰宅する李小龍

大画面
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.6

黒猫のシャオヘイがあまりに可愛くて愛しくて、あろうことか冒頭から涙ぐんでしまった。
しばらくすると妖精の姿になったので助かった、あのままならずっと泣きっぱなしだったかも。

中国語は美しいなぁとずっと
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

マ・ドンソクを襲うシリアルキラー!やがて悪徳警官と手を組み犯人を追跡

設定だけで勝ちです

そしてそれが出落ちになってない。ジャンル マ・ドンソクのページに新たな快作が!

この男を襲う殺人犯という
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.0

遡ること1作目の序章で、日本道場からかろうじて帰宅した葉問が手当てをしてくれる妻に「この世界は…あまりにも狭すぎて 何もできん」と言った台詞が実はしっくりきませんでした。

この日本語訳は、もちろん原
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

1人ソウルに戻る道中、ソン・ガンホが信号で「どうしたらいい」と泣くところ。
もうそこだけで、この役、作品の全てが詰まっている

皆さんがおっしゃる通り、早いうちに今度は『1987、ある闘いの真実』をご
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.6

昨日テレビでガタカやってたので観ました
すごく評判がいいのに昔見たとき絵の美しさに目を見張ったものの話はあまり印象に残らなかったのだ。

で2回目を20年ぶりくらいに観て思い出しました。

自分はジュ
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ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)

4.0

もちろん、イラク戦争の帰還兵の話なんだけど、観ていてこれは兵士だけのことではなく事故暴力犯罪教育カルトLGBT虐待障がい難病などにより傷(PTSD)をつけられたすべての人に共通するものだと、普遍的なも>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.0

チャーリーズエンジェル。噂のクリステン・スチュワートのかっこよさよ。そしてエラ・バリンスカ、あんなに脚の長い人類を見たの初めてかもしれない。
ボスレーわんさかのコンセプトは楽しいし、彼女らの『在り方』
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雪暴 白頭山の死闘(2018年製作の映画)

3.0

白頭山でロケしたんでしょう、青い空と雪山の見事なシチュでのオープニング現金強奪はめっちゃワクワクしました。
その後はずっと雪の降る薄暗い景色で雪山ロケはほんと難しいなぁと。

張震はいつどんな時もかっ
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