tanziさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

うわーん恥ずかしながら『カメラを止めるな!』やっと観た
こんな私ですがネタバレ喰らわなかった事を褒めてもらっていいと思う。
楽しかった!
冒頭??でも最後まで観ないとダメってそういうことだったんですね
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.6

ほとんど情報を入れずやっとレンタル視聴。けど期間が長すぎて勝手に妄想が膨らんでいたのがまずかった。自分の頭の中ではX-MENの少女版「新しき世界」になるんだと勝手に。

なのであの親友の子もギリギリに
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.0

カテゴリー、『マ・ドンソク』。
今韓国映画界でかなり気になる男。可愛いし強い。結構低予算で物語は王道だけどそんなこと全く気にならない。最後のお母さんへのメッセージには思わずもらい泣きしてしまった。
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沈黙の大陸(2017年製作の映画)

-

多くの方々がセガールとタイソンがパッケージ写真になっている中国大陸映画・沈黙の大陸(原題・中国推销员)に爆死している様子を拝見し心からお悔やみ申し上げます。

露骨なプロパガンダやんけ!というお怒りも
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誰がための日々(2016年製作の映画)

4.0

誰がための日々、見た。私は長男もお父さんも元婚約者の気持ちどれにも共感してしまい、ずっと泣きっぱなしだった。一生で一番泣いた映画になってしまいました。
人生って後戻りもできず、正解もなく、言葉にならな
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王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン(2018年製作の映画)

3.5

ツイハーク監督ディー・レンチェ シリーズ第3弾。なんでも噂によるとあと20作以上は作るつもり(あくまでつもり?)らしいので、しばらくは無敵のディー・レンチェを楽しめそうなので安心して観ていられます。>>続きを読む

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.5

インドで8割を占めるヒンドゥー教徒にはお馴染みの超古典なのだそうだ。だからか皆知ってる前提で話が進む感じがした。
インド映画で好きなのは恋に落ちる瞬間をねちっこく描写するところ。そこが薄かったのは前提
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

公開当時のメモ
秀作だけど正直アカデミー作品賞にしては小粒な作品だった。

家に修理に来た2人の黒人の使ったグラスを汚いものでも触るようにゴミ箱に捨てるシーンを見て、先行きの大波乱を予測したのだけど拍
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

オープニングからちょっとした驚き。グリフィスの『國民の創生』はネットで見たことあるけど、あの嫌悪感がこの映画では途中すごい波状攻撃でやってくるし、緊迫感がハンパないです。

あとハリー・ベラフォンテ。
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悪いやつら(2012年製作の映画)

3.3

最初はミンシク先生なのになんだか東映Vシネ風味がして苦手やなぁと思っておりましたが、ハ・ジョンウの登場からぐっと締まってきました。

中盤から後半はグイグイとミンシクのコウモリ具合にも磨きがかかり、さ
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ハイヒールの男(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主演のチャ・スンウォンがとにかくいい。ふたつに引き裂かれた心は常に安定することなく死んだ目をして世界を眺めている。
かと思えば所々少女のような仕草を見せ、本質に触れられそうになると戸惑い揺れる瞳。トラ
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アラジン(2019年製作の映画)

3.4

一番実写化が難しそうなのにとても良い仕上がりで嬉しい。主役がみんな魅力的。中でもウィル・スミスはウィル・スミスなんだけどジニーでもありました。楽しかった!彼に関してはアニメの再現率高い。

天然ちょい
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.5

何より驚いたのはこれが2001年から始まるということだよね。ついこの間じゃありませんか。

一応どんな話かは知って見たのだけど、それでも想像とはまるで違ってて、また驚き。女性達の頑なな振る舞いが苦しく
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.2

観るのがとても遅くなりました。
これはあれですね、主役がヒュー・ジャックマンだからこそ成立した作品ですね。
まるでカンフー映画の「アクション良ければ全てOK」みたいな「あの、おヒューがのびのび歌って踊
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.9

本国はもちろん台湾香港でも大ヒットと聞いてとても楽しみにしていました。

でもなぜかずっと長い間社会派ドラマだとばかり思い込んでいたんですよね。ほら、タイトルがそれっぽいし。まさかまんま地獄めぐりとは
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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

4.0

ある程度同時代を生きてたはずなのに、理解していなかったことが多くてとても苦しい。今は?現代はどうなのだ?と時々問いたくなる衝動に駆られる

現存する演技映像は時代もあり、ことごとく解析度が低い。なのに
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

タイトルに偽りなし!
キングオブモンスターズ

もうなんかひたすら怪獣大決戦だった。人間がゴミのように蹴散らされる。人類半分とはいえ別に環境破壊もしないサノスがいい奴に思えるぐらい。あれ地球規模で物凄
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アイスマン 宇宙最速の戦士(2018年製作の映画)

1.6

公開当時のメモ
アイスマン2 こと宇宙最速の戦士を観た。
覚悟してもなお、我が想像力の敗北に膝を折るしかない飛躍に流されるままでありました。

色々反芻したいのですが思い出すのはドニーさんのお美しさの
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

『THE GUILTY/ギルティ』
予告さえ見ずに鑑賞。お陰で最高の映画体験になった。

ほとんど電話する男の顔だけしか映らないため、没入感を比較すれば自宅鑑賞だと半分以下しか伝わらないかも。せめてヘ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.5

公開当時に観たメモ。

『1987、ある闘いの真実』2018年度ベスト級。主役はある意味キム・ユンソクだよね?ここまでのスケールとスターを配しながら、いっときもダレることがない。

またキム・テリの配
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

高評価に期待したけど期待以上。

ビバルディ四季の夏と効果的に使われる生活音。家族の間でどんどん高まる緊迫感。これは傑作すぎませんか?

リューベン・オストルンド監督の人間観察力と構図の力に脱帽です

太陽は光り輝く(1953年製作の映画)

3.8

1953年ジョン・フォード監督『太陽は光り輝く』

南北戦争後のケンタッキーの小さな町の話。OPから自分の足元にある酒瓶を遠くにいる黒人執事に取らせるところで引きかけたが、徐々に老主人公の人柄が滲み出
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

湾岸戦争の開戦の日の朝もWTCが崩壊した映像を見た夜の事も昨日の事のように覚えている。冒頭から掻き毟られるような感情に涙を流すとは。

国際NGO『国境なき記者団』によると報道の自由度は2019年では
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.4

鑑賞後、沢山のレビューで知った背景が多数。有難い。

一方で映像美や撮影技術には雄弁だが、大事な要素である男性優位主義について語っているのは少ない気がして、かえって貧困やマイノリティへの差別と搾取、ま
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キングダム(2019年製作の映画)

3.2

原作もアニメも未見です。
予告では少々の不安もありましたが、払拭してくれてとても嬉しい。

キャストめっちゃ良かったっすね!
吉沢亮最高か。TAKさんも一端を発揮できて感涙。今後彼が日本映画にどんどん
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黄色い大地(1984年製作の映画)

4.2

1984年、チェン・カイコー監督「黄色い大地」
この頃の中国映画、特に第五世代と言われる人達の作品には裏テーマで体制批判を潜ませてある。

日中戦争最中、貧しい農村の少女に八路軍の役人との交流で芽生え
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ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

3.2

まるで舞台劇のようなワンシチュエーションドラマのイタリア映画でした。いわゆるファンタジー映画のカテゴリーですね。

舞台はザ・プレイスという名のカフェ。その隅のテーブル。そこに日がな一日座ってる男が自
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.2

多くの方がおっしゃる通り、最後はハッとさせられました。なるほどこういう先入観やな、と。ある程度予測してたにもかかわらず、そう感じた自分に一番驚きました。

後はひたすら可愛いピカチュウに釘付け。
踊る
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

この題材で女のドロドロじゃなく現代的な視点で描いていることに好感触。

女王2人をめぐる男たちが、現代にもめっちゃいるいるあるある話で、ほんと何ひとつ変わっちゃいないと思わせます。

プロテスタント指
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.7

ジャッキーの演技力にまず脱帽。なんて悲しい男だろう(涙)
大陸で公開されていた時から「これは絶対面白いやつ」と感じていたのですが勘は当たりました。とにかく見応えのある映画。

原作未読です。実行犯以外
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.4

この作品は、マックス・チャンの溢れんばかりの魅力とともに、オールドスクール功夫映画だったのが一周回ってむしろ新鮮で良かったんですよ!

功夫映画として久しぶりの単純明快さもあるし面白いと思うのに理屈は
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浪華悲歌(1936年製作の映画)

3.7

『浪華悲歌』溝口健二監督の戦前の作品。

主人公の少女の親父が毒親すぎるうえ、周りの男たちが悉くクズで目眩がした。親子ほど年の離れた社長が社員である少女に向ける性欲の視線とかマジ寒気。

日本初のリア
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主戦場(2018年製作の映画)

3.9

ミキ・デザキ『主戦場』
従軍慰安婦問題をよく分からない、嫌な社会だけど何がどうなって今こうなのか理解しがたい、そんな人達に見てもらえたらと切に思わせる。

歴史修正主義者の言葉に憤ることは、ブラック企
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

2年ほど前に、耐久トランスフォーマー全作制覇という暴挙に出た事があるのだけど、あれはかなりキツかった。最後は意地。しばらく頭の中で爆発が止まりませんでした。
それもこれも今作のためにあったのだと自分を
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.2

ハンターキラー、自分にとってどのぐらい凄かったかというとここ10年でいえばイップ・マンとマッドマックス怒りのデスロードを観た時の衝撃と同じぐらいでした。

こんな1ミリもミリオタでない自分すら充分楽し
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