真面目で退屈な人がひたすら空回ったあげく完全な「無」になる瞬間がめっぽう面白い。
根気強い物語の先にある拍子抜けするような軽さ。とても声に出しては笑えない「頭の中のコメディ」というジャンルを確立してる>>続きを読む
軽薄さと責任感のバランスが絶妙。
ここら辺が『ノック・ノック』に繋がったんだろうけど、死が隣り合わせじゃないと成り立たない類の作家性だとも思う。
カルト映画はその「リズム感」に神が宿る。この場合は紛れもなくトミーウィソーの間合いそのものだ。
テキトーな言葉を並べて騙くらかす親たちのほうが何も考えていない。
「うーん私には合わないかな」と言った方がカッコつけられる映画ではある。
俯瞰している自分を表明していないと引きずり込まれてしまいそう。
『狼男アメリカン』よりシンプルなホラー。
ラストがおしゃれ。普通に大作バンバン撮れる力量あるのにな、ジョーダンテ。
不愉快極まりないけどなんか元気出た。
とりあえず走って帰ったよね。
意図を汲んでくれること前提というか、
「そういうタイプ」の人が勝手に語り出してくれるのを待ってる映画。
「頑張れ」と思う映画。
「頑張ろう」とは思わない。
「今じゃありえない」という文脈で見るにしても発想が乏しすぎ。
時間を無駄にした。ゴミ以下。
奇妙さに落とし込むところと地に足つけるところのバランスというか、取捨選択がべらぼうに巧い。
ニール・ラビュート初めて見たけど大好きかもしれない。
映像の繋がりが気持ちいい。物語は盤石だけど、そこだけ見ると散文詩のよう。
登場人物に寄り添うように作られていった曲が、エンドロールの奇天烈アレンジで完全にどっかに飛んでいってしまうのも気持ちいい。
柳>>続きを読む
死ぬほど面白い。
全体を俯瞰したつくりを徹底して排して、ジリジリしつつもジェットコースターばりに揺さぶられた。
ここまで開けっぴろげな空間だと、人工的な風や光の演出もすべて不発で物足りないものにしか感じられない。
かと言って無邪気な身体性が突き抜けた感覚をもたらすかというと、やはり黒沢清自身の人間への恥じらいが>>続きを読む
めっちゃカルト。
港という存在が読めなくて面白いんだけど、そこは好みが分かれるだろうな。
あと、毎度のことながら女性観がカラッとしていて良い。
この先全てを失ったとしてもこの一瞬に懸ける。勇気という>>続きを読む
反復が生み出す不思議なグルーヴ。
工夫あっての子ども向けなんだなと、感服しました。