Wakanaさんの映画レビュー・感想・評価

Wakana

Wakana

都内大学院生。洋画がすき。
http://exwakana.tumblr.com
相対的な評価をしていないので、星の数が低くても実はこちらの方がお気に入りの映画、という場合が多々あります。つまり星の数はちょっと適当です。

映画(625)
ドラマ(0)

サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

3.8

MGMもワーナー・ブラザーズも真っ青なコテコテの古典的スラップスティック。
わかめちゃん顔負けのまる見えドワローズを生み出す時速120マイル(キロではない)の勢いに乗せて文字通りドタバタしている。ただ
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バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年製作の映画)

1.5

本当は一点だってあげたくないけど、くだらない映画と知ってて手に取った自分の問題で映画に罪はないし、こういう映画でもやっぱり女の子たちは<女の子色が強い秘密>の共有と保持によって結託するんだって気付きが>>続きを読む

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.2

リンクレイター版『アメリカン・グラフィティ』。
みんなクールかクールじゃないかで物事を判断してて、それが最高にクール。

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.9

再びイタリア発コメディ。
ある月食の夜、気の置けない友人たちは、これから携帯に受信する全ての着信・メッセージを公開し共有しなければいけないゲームを企画する。
ここでカムアウトされる秘密には二種類ある。
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.5

どの国においても学位じゃあ空腹を満たしてくれない・・。
職にあぶれた中年の文化人類学博士がその知識を使って、高卒のフリでブルーカラーの職場の面接を受けるところが好き(つい小難しい言葉を使ったから大卒な
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(1990年製作の映画)

3.7

オムニバス形式で展開される八つの夢について。どの夢においても環境・生死・神秘体験が問題になる。
夢について何か言おうにも、記憶の元型だとかコンプレックスの表れだとかウィキペディア程度の知識だけでは到底
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

-

いつか人に勧められて。でも怖くてだめ。なんとか見たけれど物語云々より「終わった…」感がすごかった、だって眉間に寄ったシワがしばらく残っていた気がする。「トワイライト・ゾーン」も怖くてだめだったし、「す>>続きを読む

ポルト(2016年製作の映画)

3.5

ロマンスを表現するなら言葉と誠実に向き合う必要があるのかも、あくまで美貌やエロスに頼らない場合の限りにおいてだけど。この映画がいまいちお気に入りになりきれないのは、コメントを寄稿したリンクレイター(放>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.3

もう何度も使い古された問題(そして永遠に答えはない)に果敢にも挑戦するのかと思いきや途中から遠く離れていくんだもん。でも結局そこそこ点をあげちゃう、シャクだけど。
「その女友達は美人か?」「アトラクテ
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オルエットの方へ(1970年製作の映画)

4.9

わたしもワッフル屋さんの上に部屋を借りて、朝一番に出来立ての高カロリー・ワッフルを食べたいし、その日の気分で海に出て凧揚げしたり山に入って乗馬したい。たまにはろうそくで照らされた質素なご飯で水着のため>>続きを読む

つかのまの愛人(2017年製作の映画)

3.7

映画はみてから時間が経つほど言葉が失われていくので、今の自分の言葉はそのときの感覚をいくらかこぼしている気がするけれど

一見対照的な、とりわけ性において対照的な女の子たちが取り沙汰されるとき、男の人
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映画ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム(2015年製作の映画)

3.7

期待せずに見たけど、これがどうしてなかなか素敵な時間だった。自分たちがひつじだということを知ってて、人から<ひつじ>がどんなイメージを持たれているかということも知ってて、それをあえて利用するところがず>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

3.8

ちょっと毛色の違う戦争ドラマにマックイーンのバイク・アクション。
あれやこれや言いながら芋焼酎を自作して、独立記念日に「ヤンキーより」って振舞うシーンが大好きなのだけど、あの時代の海外で芋焼酎のアイデ
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グリース(1978年製作の映画)

3.4

どの映画だったか、「リゾ役やるから観に来て」と言う相手に「リゾ?タフ・アン・テンダー」と返すシーンをやけに覚えている。ようやく「タフ・アン・テンダー」のリゾがこれだってわかったのに、きっかけの映画が思>>続きを読む

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.9

キュートでファニーなマリリン姐さん、最高によかったけど、ちょっとこれつっこみたい、姐さんおっぱいでかすぎない?シースルーのドレスえろすぎやん。

あとめっちゃプレモル飲みたくなった。ププッ・ピ・ドゥ!

ブラックパワーミックステープ〜アメリカの光と影〜(2011年製作の映画)

3.5

いくつかのシーンで発言者たちの言葉に力強いエネルギーを感じた。何十年も昔の言葉の羅列なのに、なぜかとても現実的で、実際に今/ここにあり、血が通っている有機物として迫ってくる感じ。
そのように言葉が記号
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海がきこえる(1993年製作の映画)

2.9

びっくりするほどノスタルジーを感じない、そしてそういえば移動に伴う致命的な人との別れって経験してないなって気付く。十代で転校とか上京を経験してると感覚が違うのかな。ただ、十数年前の改修工事ですっかり変>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

いやこの船は飛ばんだろとか、いやこの兵器って近代的なのかとか、またしても「細けぇこたぁいいんだよ!」的な圧力を感じたけど、最終決戦はなんやかや伝統的グーパン決めてて「バーフバリ!バーフバリ!」って感じ>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.8

ダンディ熱血漢の圧倒的筋肉とセクシー美女の豊満な腰つき、そして「細けぇこたぁいいんだよ!」という激しい叫び。好きか嫌いかと聞かれたら、最近のわたしのムードとは違ったと言いたいところだけど、役者の強烈目>>続きを読む

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

3.0

パゾリーニによるフロイトのエディプス・コンプレックスの実践。
本当に男の人は根源的にマザコンか?確かに何年か前に読んだ『エル・ジャポン』(わたしの知識のすべて)でインタビュイーのイタリア人モデルの何人
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A2(2001年製作の映画)

3.9

どんな人だって一つひとつ顔があって、歴史があって、死ぬほど好きな食べものとか、好みの異性のしぐさとか、お風呂入ったときどこから洗うとか(知らんけど)、その人をその人たらしめる個性を持つ人間なのに、マス>>続きを読む

國民の創生(1915年製作の映画)

-

あまりにも点数がつけにくいこの映画は、南北戦争と南部再興を史実に基づいて語るかのように見せながら、徐々にKKKを英雄に、解放奴隷を悪人に仕立てあげ、KKKの黒人討伐の<功績>のために今ひとたび“The>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

3.8

日常にふと隠されている死の匂いが立ち込める映画。同時に生のエネルギーも感じるのだけど。
彼がWW2従軍時に一番楽な配膳係だったという過去(通り名「ラッキー」 の由来)について、同世代の退役軍人と会話す
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.9

このシャルロットのもやもや感に既視感を覚えるというか、私学に上がる前の、つまり小学生の頃の夏休みの感覚を思い出した。誰と会ったとか、誰と会わなかったとか、何をしてたらしいとか。自転車15分圏内で完結し>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

難民問題とか、貧困とか差別とか、本当はすごくしんどいことが起きてるはずなのに、作品に漂う暖かい雰囲気のせいでうまく吐き出せない。だからわさびをスプーンいっぱいに盛ったニギリを頬張る、そしたらようやく少>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.3

娘の結婚と老後の孤独。遺作ということだけあって老後の孤独の問題の方にフォーカスしがち。
意外に思うのが再婚を機に付き合いが悪くなった友人に笠智衆パパたちがぼやくところ。これまでの作品でも、お嫁に行った
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秋日和(1960年製作の映画)

4.3

娘の結婚と老後の孤独。ここでも結婚が(とりわけ娘の結婚が)家族を引き離すものとして描かれる。
時代の雰囲気もあるのか、ママは一人で生活するにもうまいことやりそうだと思えるけど、パパが一人で生活するとな
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晩春(1949年製作の映画)

4.3

せっかくの日曜日なのに雨で退屈だから、小津作品をいくつか見る。
件のラストの背中からはもちろん、要所要所で滲み出る笠智衆パパのマチズモに穏やかでない気持ちになるのだけど、同時にどこか(あの可愛らしい笑
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女は女である(1961年製作の映画)

3.9

アンナ・カリーナが可愛くてしんどい。本のタイトルでケンカするシーンも死ぬほど好き。やりたい。イシグロの『わたしを離さないで』を持ってるからひとまず仲直りはできそうだけど罵倒に使えるのがなくて困る(ちょ>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

人に勧められて。
『デイジー・ミラー』もそうだったように、芸術家は夏の古都に人を惑わす美と流行病の恐ろしい死を見るようだ。教授の心を乱す少年の<身体的な美>やその渇望、プラトニックな少年愛…何を語るに
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

「疑わしきは罰せず」。とても大事だけどなんてタフな原則。
陪審員全員が中産階級出身の白人(ときたま移民第一世代)で構成されたこのオリジナル版の方が、被告人のスラム出身の黒人青年を思いやる想像力の違いに
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

3.9

乳幼児にはちみつを与えたら危険だし、山で遭難したら沢を下るより尾根に上ったほうがいい、それと同じように石油ストーブは換気に気をつけないと命に関わる。人の無知が人を殺すときのやり場のない悲しみと良心の呵>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.0

読む動作は、あたかもそこで取り沙汰されている行為を実際に目撃しているように錯覚させるのだけど、本当は己の想像上で目撃しているに過ぎないという戒めを突きつけられた気分。

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.8

豪華絢爛な八人のフランス女たちの激しく恐ろしい愛憎劇をコメディ・タッチでさらっと見る。こんな女が八人も集まる家のパパンならそりゃ禿げるだろうよ(まだハゲではなかったかもしれない)。
ピストルにもわざわ
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