おわこさんの映画レビュー・感想・評価

おわこ

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

レースシーンのど迫力が印象に残っている。ゲーマーがドライバーになるって可能なのか?と思いきや、実話なのだとか。車もゲームも知らないけど、ゲームで培われた反射神経が実物の操作に役に立つという展開が面白か>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

レースの映像が迫力があって凄かった。特にドライバー目線、地面スレスレカメラのカーチェイスの映像は怖いくらい。
実話なので大変胸糞なエンドなのは仕方がない。それでもケン・マイルズの生き様とキャロル・シェ
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風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

4.0

言論弾圧、男尊女卑が当たり前だった100年前の出来事。今の世相がその時代に逆戻りする可能性がゼロではないことに思い至り、戦慄した。そんなことになりませんように。

吉高由里子演じる野枝が産んだ子をあや
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ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

4.1

なんというか、ゴッホって画家のイメージそのものなんですね。夭折の天才、生前は不遇、孤独と狂気。失意のうちに生涯を終える。そりゃドラマや小説で何回も取り上げられるはずです。絶望が深まっていく繊細なカンバ>>続きを読む

パワーズ・オブ・テン(1968年製作の映画)

5.0

数学の「累乗」を、英語でPowersと表記することが「カッコいい!」と思い、いろいろ検索していたらこの映像に辿り着いた。
10の24乗の世界、−14乗の世界が9分間で淡々と描かれて、これまたストイック
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

原作のこうの史代さんの漫画が好きです。前作の映画もとても良くて、「さらにいくつもの…」で、前作では尺に収まらなかったリンさんのエピソードがキチンと入っていて、より心にグッと来ました。コトリンゴ優しい楽>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大倉忠義と成田凌のキャスティングが眼福。R15のBLなのでひとりか同好の士との鑑賞がオススメ。あなたのタバコになりたかった」「見た目が綺麗で人間が出来ていて自分にいい思いをさせてくれる完璧な相手をみん>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

格差社会、貧困、詐欺など結構重いテーマを扱っているので視聴する側に元気がないとツライ。そして自分で把握できないくらい大きな家には住むもんじゃないなとは思いました。

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.8

不気味でキレイ、怖可愛い。子供の造形が全く媚びてなくていい。
手作りのどこか歪な人形や古い家の妙に小さな扉、近所の正体不明のエキセントリックなおじさんなど、なんだこれ?と気になり、ずるずると引き込まれ
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免許がない!(1994年製作の映画)

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カッコいいおじさんが免許を取るだけのストーリー。男は車を持ってなきゃいけない的な昭和の価値観や、何故か高圧的だった教習所についての歴史資料になりそうなコメディ。MT車での坂道発進に苦戦した思い出ととも>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

こうの史代さんの「夕凪の街・桜の国」で、原爆を当時の普通の女性の目線で描いていることに衝撃を受けファンになり、「この世界の片隅に」もまず原作から入りました。

柔らかい可愛らしい絵と原作の骨太さが見事
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.9

ドラマ1作目、映画館と地上波両方観ました。登場人物が全員、LGBTや年の差カップルを否定せず受け容れているやさしい世界が心地よかった。サウナのシーンは何度見ても面白すぎる。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

時々見続けるのが辛くなる内容の映画だったが、美しく繊細な映像(さすが京アニ)に引っ張られて最後まで視聴。子供の未熟さゆえの残酷さや罪悪感からの保身などのエグい描写が、他人ごと感をなくす。これは私たちの>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

ジュラシックパーク、ロストワールドをリアルタイムで観て、しばらくシリーズから離れて久々にこれを観たら、CGのクオリティがすごくでびっくりした。もっとびっくりしたのはマルコム博士がすっかり歳をとっていた>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.2

劇伴のスコット・ジョプリンの曲、場面転換のイラストとサブタイトルの演出が粋。内容もとても好き。BPOに引っかかりそうな部分もあるけど、70年代ならアリ。若い頃はロバート・レッドフォードがカッコいいと思>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.5

アメリカの80年代ポップカルチャーの総括とリスペクトをVR世界で実装した映画。「俺はガンダムで行く!」のシーンが目当て。現実世界の人物造形がびっくりするほど薄っぺらいけど、そんなもんなのかな。シャイニ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

期待せずに観たら結構面白かった。ドラマも観てなくて何の予備知識もないけど置いてきぼりにならないいい脚本。途中まで、これはどうなの?おかしいじゃん、と心でツッコミを入れていたけど、なるほどそういうことか>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

タイトル的にモンスターパニックものだと思っていたが、社会風刺や格差への批判、家族の絆などの要素が結構絡んでいた。仕事は中途半端で残念な社会人だが、娘を助けたい!という一心で頑張るカンドゥがすごい。裏を>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

エルトン・ジョンならYour songが代表作というのに異存はないが、80年代洋楽ファンなので、とにかくI’m still standing が好きだった。バックグラウンドも何も知らずカセットテープに>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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この映画は、観る人の精神状態や社会的なポジションによって、心に残るイメージや感想が変わってくるリトマス試験紙のような怖い映画だと思う。格差社会への不満が裏テーマ(メインテーマ?)にあるのだが、コロナ禍>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

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‪ケン・ローチ監督ということで視聴。サッチャー以降イギリスの福祉が混迷し本来救済すべき対象が法の網目から抜け落ちている惨状が描かれている。これは対岸の火事ではない。フードバンクでシングルマザーのケイテ>>続きを読む