せいうちさんの映画レビュー・感想・評価

せいうち

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アートマン(1975年製作の映画)

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編集の労力を考えると頭が下がる。映像の時間軸の中から瞬間を切り出し、入れ替えることで、順行する時間を作者が操作しているような。

色即是空(1975年製作の映画)

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複数の色の明滅、焚き火のような静的な情報更新。般若心経の意味も相まって映像の世界と自分の感覚が混ざり合っていくような。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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ハイカロリーな情報量とテンポの速さ。時間軸のズレによって過去と現在を相互補完的に配置しながら180分間駆け抜けるノーランの本と絵作りのすごさよ

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

役所広司は無口だが、その演技が映像が雄弁に語る。
繰り返しのような毎日の中で天気の変化やトイレの汚れや街中の人たちの微妙な変化や野球の勝敗や馴染みの店の盛衰にどれだけ自分は敏感だったろうか。目を凝らせ
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犬王(2021年製作の映画)

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ライブ演出のみらならず、カウンターカルチャー・ストリートカルチャーが権威に回収されていくあたりが今日的なメディアアートっぽかったな。打首になってもオルタナティブを志向せよ。

(2023年製作の映画)

5.0

大傑作。ヤクザ映画の延長上にあるバイオレンスに留まらず、羅生門で描かれていたような善悪が笑いに包まれて一つになっている。泥臭さと狡さで世を渡れ。

キリエのうた(2023年製作の映画)

5.0

古からの岩井俊二ファンなのでアイナにCharaの面影を重ねて泣いた

羅生門(1950年製作の映画)

5.0

初めて見たのは大学生の時、講義をサボって行った池袋の文芸坐だったか。時々見返す映画。羅生門、藪の中、検非違使庁。舞台が3つしか存在していないのに、出来事を複数用意することで、ちゃんと物語が成り立ってい>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

脚本がすごすぎる。2時間が5秒で終わった。マルチバースで能力手に入れていくのおもろい。カット割が見たことのないアイデアばかりで、映像としても見応えあり。多言宇宙、生成AIと相性良さそ〜さすがのA24

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

生涯ベストムービーの一つ。20代最後の日に近所の映画館で再映していたので見に行ったという思い出が++

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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岸井ゆきの、ストリートで金麦飲む率高くて好感。中原くんはずっとエビスビールで草

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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ディズニーによってマーベルライクに魔改造されていてちょっと悲しかった。Omoide in my head の最初の3部作を死ぬまで見返していれば良きかな・・・・・・・・

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

5.0

夏、最高季節。スタンドバイミー好きな人におすすめ。

さかなのこ(2022年製作の映画)

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ナイスキャスティングすぎた、好きこそものの上手なれ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

至福映像表現。ヒーローとは倫理観を持って生きること。SONY実写スパイダーマンが絡んでくるカットがまじでサービス。マルチバースへの言及の時にストレンジの名前が出てきたので、これからマーベルとも絡むのか>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

5.0

約束、いつか呪いのように自分を磔にしたとして、念じ続けるのも人生だよな

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

最速上映で疲労のあまり爆睡してしまったので、2回目。
初手のCreepとラストシーンの祝祭がとても印象的。特にCreepは刺さりまくった。仲間の絆がアツい。

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