かなりしっかりとしたプリクエルでびっくり。
古典の「ローズマリーの赤ちゃん」を思い出す部分も多い。
「キツネが虎の腰を切った。」
物理的には切れたかもだけど、その精神は切れず未だに強く後代に受け継がれている。
演技と編集が素晴らしすぎて涙と怒りしか込み上げてこない。
ファン・ジョンミンの演技が実物。
彼がいたからこそ成り立つ古臭い脚本。
「ナポレオンと彼にまつわる歴史」ではなく、「ナポレオンとジョゼフィーヌの物語」に近い。イギリス人が描いたフランス皇帝の描写は興味深いものだった。
イ・ビョンホンのまた新しい一面。
災難スリラーとしての完成度が高かった。
家族愛と恐怖のそのどこか。
どうすればいい脚本になるかを全く考えていない、怠慢そのものの結果物。