あかばねさんの映画レビュー・感想・評価

あかばね

あかばね

素人の備忘録です。偉そうなこと言ってますがご了承ください。
レビューに関しては、100点満点中星の数×20という感覚で勝手に行ってます。

映画(531)
ドラマ(0)

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0

現実の理不尽さを叩き込まれる。
マイケル・B・ジョーダン演じるオスカーは、立派な前科者である上に服役後も薬物の売人として稼ぎを行っていたダメ人間である。しかし彼がそんな生活から何とか脱しようと努力して
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バオ(2018年製作の映画)

4.2

母親の目線で子の成長を描いているからこそ、彼(?)が成長していく姿は微笑ましいし、彼女が子離れできないのを拗らせた場面は非常に悲しい気分にさせられる。
私は映画でこのような気分を味わったのは初めてだっ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.4

映画における主人公の行動原理と言うのは大事なもので、観る側が主人公を正しいと思ったり感情移入したりすることに繋がるし、それがそのままその映画のメッセージになることが多い。
私としては、本作はそこら辺が
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.9

何とも残酷でありながら、扱っていることは何時の時代にもありえる普遍的な問題。映画が輝く瞬間というのは幾つもあるが、「今過ごしている現実とその映画が交わる瞬間」というのはその一つであると思う。
人間が前
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

前作から10年越しの新作、そしてキャストと監督総入れ替えということでどうなることかと思ったが結構楽しむことができた。
中でも一番良かったのは本作の売りでもある「全員女性」という主要キャスト陣。ただ単に
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GONIN(1995年製作の映画)

4.0

「日本にもこんな素晴らしいブロマンス映画があるのか!」と不勉強ながら非常に感心させられた。
まず「社会のはみ出し者達が人生の逆転をかけて大仕事に臨む」という物語でも食指が動くのに、それだけに留まらずそ
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.5

本編を鑑賞して一度驚かされ、その裏を知ることでもう一度驚かされる。
まず本編の話をすると、奥崎謙三さんがひたすらパワフルで狂っていた。彼の自動車修理屋や彼が運転する車の外見で冒頭から驚かされるが、それ
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.4

前作からさらにアホらしさに磨きがかかっており、派手なアクションだけでなくツッコミ所も込みで結構楽しんで観ることができた。
それだけに前作ラストにもあった「実は生きていた」オチは、前作に比べて面白味に欠
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ハミングバード(2013年製作の映画)

4.0

過去の誤ちを背負った男女の出会いと、そこから始まる贖罪の物語。これが本作の素晴らしいオリジナリティーとなっている。
スミスとクリスティナが10月までの間恋情も交えた関係を築き、良い人になろうとする姿は
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.9

とにかく超最高!
本作は食人族であるヤハ族を描いているが、グロテスクな演出だけに留まらず彼らの文化の描き込みが非常に細かい。特に食文化が印象的だった。ただ人間をそのまま食べるのではなく、ちゃんと塩を体
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

こんなに観ていて疲れる映画は久しぶりだった。
本作は上映時間が2時間27分と若干長いにも関わらず、アクションの割合が非常に高い。それも一つ一つが印象的な見せ場としてしっかり機能しているだけに、全部が観
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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

3.7

全編にわたってH・R・ギーガーによる怪作の数々と、作者自身やその周りの人々による作品や彼への心情、そして彼が住んでいる非常に印象的な自宅が映し出され、ファンには堪らないドキュメンタリーだった。
特に個
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.8

凄惨な拷問で始まるオープニングから心を鷲掴みにされ、それに伴う期待は最後まで私を裏切らなかった。
拷問場面で「セメントを飲ませる」なんてこれまで見たことが無かった。今まで見たことが無いものだからこそ、
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.3

何度もあらぬ方向へ急展開する物語を観る側はひたすら受け入れるしかなく、グナム同様クラクラさせられる。
本作は全部で4章に分けて描かれるが、第2章でいざ殺しを実行しようと動くその瞬間から物語は予想もつか
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

本編鑑賞中、ただただマ・ドンソクの魅力に酔いしれる映画。
本作で彼が演じたマ・ソクト刑事はヤクザを張り手一発で倒す程の強面で屈強な体格の人物だ。しかしそんな彼にも負傷した部下を思いやったり不慣れではあ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

こんなに素敵なゾンビ映画があるなんて!
新幹線という限定された空間を最大限活かした数々のアクションは本当に新鮮で、「そんな所も利用するの!?」と感心させられるくらい隅々まで空間を利用している。おかげで
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

周りの方々は高評価なので、これはただ単に私の好みに合わなかったってだけだと思う。

私が思うにハン・ソロというのは銀河を股に掛ける伝説的なアウトローであって、本作を観る直前まではそのアウトロー誕生譚を
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

未解決事件が元になっているサスペンス映画の何が一番魅力的なのかと考えると、「描かれている物語が現実と地続きである」と思い知らされる点であると私は思う。
作品内の出来事が現実でも確かに起こったという衝撃
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

物語が進むにしたがって、主人公の捜査が聞き込みや捜索という慎重なものから犯人への拷問が大部分を占めるようになり、主人公の焦りや一線を越えようとしている心境が伝わってくる。
そう考えると、本作の結末は彼
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.3

あまりの衝撃に、観終わった後は「超ヤバい」以外の感想が浮かばなかった。
本作は宗教が絡んでくる映画でもあるので、そこら辺は詳しい方が良かったりするのだろう。しかし無知な私でもそんな事が気にならないくら
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.5

登場人物同士の関係が良くなれば良くなるほど感じさせられる「この時間は永遠には続かない」感が悲しくも堪らない。特にクライマックスの祭りの場面では泣きそうになる程だった。そして絶望だらけの本編だからこそ光>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

始めはアレックスに絶大な嫌悪感を抱くにも関わらず、ラストには”完全な彼との再開”に歓喜する。
本作の主人公であるアレックスは非常に暴力的な無法者である。その為、物語前半で暴力を振るいまくる彼には全く同
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

4.0

バイオレンス満載のリベンジ西部劇かと思いきや少し不思議な映画だった。
まず本作は一貫して少女マティの視点で物語を描いているのが面白い。これによって狙撃の場面が全て標的から遠くのショットであるなど、特徴
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

前情報無しに観た後は本当に訳が分からない状態だったが、解説を読み聴きした後では非常に面白い映画であると痛感させられた。もう一度観たい。
特に劇中のあちこちに本作の主題のメタファーを差し込んでいるものの
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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(2013年製作の映画)

4.0

私は一作目の『悪魔のいけにえ』と本作を除いたシリーズの作品は観ていないので、過去作と比べることはできないが予想以上に楽しめた。
まずゴア描写。2013年の作品ということでCGも十分リアルなレベルに到達
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

どうしても’67年の岡本喜八監督版と比較してしまうが、それが楽しい本作でもある。
まず’67年版は編集によりテンポを良くして常に緊張を保っていたのに対し、本作は移動場面や登場人物の日常描写などを積極的
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.5

観終わったときは非常にゲンナリしたが、それまでの2時間37分間、ひたすら画面に惹きつけられた。
まず役者陣が凄い。誰もが最高の演技をされ、全員が最高の役者だった。もう他のキャスティングは考えられない。
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ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.7

物語だけを追っていけば、よくある「犯罪者がドジ踏んで破滅する」って感じの映画に思える。しかしながら個人的にはそんなことが気にならないくらいに映像表現が特徴的で、観ていて楽しかった。
まず全編にわたって
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ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

4.8

『悪魔のいけにえ』系ホラーかと思いきや、一転して壮絶な復讐劇へと路線変更するというのが衝撃的で最高だった。
本作は前半で主人公の家族がしっかり描かれているのために、後に発生する悲惨な出来事にとてもゲン
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.2

メッセージは普遍的にして、その語り口は非常に新鮮。
本作が描いているのはタイトルにもある通り「少女のめざめ」の話であり、それはこれまで色んな映画で描かれてきたことだと思う。しかし、そのメッセージの語り
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.8

ぶっちゃけよくあるお涙頂戴系商業映画かと思っていたが、中々しっかりした作りであるため結構楽しめた。
特に「恋人の在り方」という重大なメッセージに負けないくらいの熱演をされた土屋太鳳さんが本当に素晴らし
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.5

本作は主演男優賞やメイクアップ&ヘアスタイリング賞を数多く受賞しているので、やはりゲイリー・オールドマンが自身の怪演をもって見事に体現したウィンストン・チャーチルに終始魅了される。
その演技も、顔や体
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

3.5

あと数年で俳優業の引退を発表した、本作主演のニコラス・ケイジ。引退に対するファンの悲しみなど知ったことかと言うように、楽しそうに大暴れする彼の姿や表情には最高に楽しませてもらった。また、それだけに限ら>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.3

本作は是枝監督特有の淡々とした描き方によって、観ている間は一見大したことは起こっていないように感じられるかもしれない。しかし、それぞれのキャラクターが時々覗かせる”もう一つの顔”によって、そんなことは>>続きを読む

アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.5

生きるための行動が「アドレナリンの分泌」というのから「自分の体への充電」というのに変わった本作。他の部分は目立った変化があまり感じられなかったが、確実にあらゆる要素が前作よりもパワーアップしている。>>続きを読む

アドレナリン(2006年製作の映画)

3.9

「生きるため」という名目のもと、ガンギマリの目で必死になってやりたい放題のジェイソン・ステイサムには最高に興奮させられる。
適度なゴア描写やスピード感を出すためのドラッギーな編集が独特で面白かった。
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