あかばねさんの映画レビュー・感想・評価

あかばね

あかばね

素人の備忘録です。偉そうなこと言ってますがご了承ください。
レビューに関しては、100点満点中星の数×20という感じで勝手に行ってます。

映画(480)
ドラマ(0)

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.9

本作には衝撃的だったり興味深かったりする点が幾つもあるが、中でも私が素晴らしいと感じたのは、やはり”現代に蘇った騎馬隊”の存在だ。
この要素には本作が実話であるということからの衝撃性、外見的な格好良さ
>>続きを読む

PARKER パーカー(2013年製作の映画)

3.8

後半ではいつものステイサム映画のように殺戮の限りを尽くすものの、わざわざ敵のアジトに潜って銃の撃針を折ったり、テーブルの裏に銃を仕込んだり、前半では無意味な殺人は極力避けるなどなど、主人公パーカーのプ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.4

私は『仁義なき戦い』をリアルタイムで、劇場で鑑賞できなかった世代の人間である。それだけに初めてVHSで観たときは最高に興奮したし、劇場で観られなかったことを悔やんだ。
そんな私にとって「本作を劇場で観
>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.0

乗り物からキャスト陣まで、豪華すぎるつくりに画面を観ているだけでも嬉しくなっちゃう映画。
「日本の技術の粋を集めて作られた新幹線が国民に牙をむく」という、邦画であるからこそ最高に楽しめる優れた脚本や、
>>続きを読む

皆殺しの挽歌(1987年製作の映画)

2.0

「映画における暗所での撮影」という、普段あまり考えないようなことを考えさせられた。
本作の前半部は夜間や暗い部屋での場面などが多く、基本的に画面は明るくない。ここで普段我々が見ているような映画ならば、
>>続きを読む

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

4.3

復讐するということの本質についても示しているリベンジアクション。
本作はリベンジアクション映画としても十分楽しめるが、それが結果的に敵と同じ狼になってしまうことも明かしている。その証拠にクライマックス
>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.2

「主人公がAIに恋をする」という物語から「『ブレードランナー 2049』のKが主人公みたいな映画なんかな?」なんて思ってたらそうでもなかったようで。
どうでも良いですね。
人と人工知能の密接な関係を描
>>続きを読む

ハーフネルソン(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分自身も救われるような、良い映画を観た。
昼は「教師と生徒」という関係が夜には「麻薬中毒者とそのディーラー」という悪い意味でかけがえのない存在になる物語後半。そこでドレイはダン先生の最悪の姿を目撃す
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.5

終始目が離せない凄まじい映画であり、全てに文句の付けようがない。
キャスト陣に関しては誰もがベストの演技をされ、他のキャスティングは考えられない程の怪演をしてくれた。
特にでんでんさん演じる村田の、あ
>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

3.9

”和製版『悪魔のいけにえ』”とも言えるような恐ろしい映画。
本作は物語後半の菰田宅の尋常じゃない不気味さや、大竹しのぶさんの凄まじい怪演に全てを持っていかれる。
しかし前半部も侮れない。妙にポップな演
>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.0

本作は一作目のときと比べ、広能や槙原などを弱々しく描くことで「世代交代」というメッセージを強く感じさせられる。
それでも、山守のようなずる賢い人物が引退することは全くない。そして、そんな奴の下で幾つも
>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.2

本作の一番伝えたいことはラストのナレーションでも言われている「争いの無意味さ」だろう。
警察の頂上作戦に怯えた対立し合う暴力団親分は穏便にやり過ごそうとするものの、活気ある下っ端が止まらぬシステムのよ
>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.0

一作目の続編でありながらも、四作目への導入としても非常に興奮させられる。
導入部で米ソ対立の構造を本作の広島抗争に当てはめ、争いの構造はどこでも同じという事を示す。そしてラストではその争いの犠牲者は何
>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.4

本作を観るまで、日本でS&W M27がここまで似合う男がいるとは思いもしなかった。
劇中序盤、北大路 欣也さん演じる山中が和田を殺す場面。恐らく彼は初めて人を殺したのだろう。彼は死体に近づき脈が無い事
>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.3

俳優の演技からカメラワークまで全てが生々しくありながらも、エンタメ映画としても楽しめる素晴らしい映画。
特に劇中多く登場する鉄砲玉による奇襲場面。どれもスピーディーにテンポ良く撮られながらも暴力描写は
>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.8

かつて『リング』が大量にVHSが出回った’90年代当時を上手く利用したホラーだったように、本作もインターネット黎明期の2000年代初期を見事に利用した映画である。
黒沢清監督の手掛けたホラーなだけに、
>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.3

どうしても前作と比較してしまうが、「ヒーローの誕生」を描いた前作に対して、今作は「ヒーローの必然性」を問いているのが面白いと感じた。しかし、前作のような強烈なメッセージはあまり感じられなかった。
また
>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.2

本作はアメコミおたくの主人公が本物のヒーローになる物語である。
これには「なりたい存在になるためには素質なんて必要ない」というメッセージや、ただ傍観してるよりも行動することの大切さが込められている。
>>続きを読む

KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)

4.2

本作の主人公ケンジは、中国から沖縄に伝わりし武術「手(ティー)」のプロである。
素晴らしいのは、ケンジがどんな武器を持った相手に対しても(一部例外を除いて)素手で挑むことである。この潔さには全てのアク
>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.7

かの有名な『ゴジラ』然り本作然り、映画において”非日常と化した日本”を最大限楽しめるのは日本人の特権だろう。
本作と同じく佐藤信介監督の『アイアムアヒーロー』でも、日常が段々浸食されていく様が非常に魅
>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.5

デル・トロ監督が自身の趣味全開で撮った前作に比べ、本作は”前作との差別化”と”大衆向け”というのを感じた。
代表的な所で言えば戦闘場面がそうだろう。
前作の戦闘は夜間の上に雨天の中行われ、怪獣の恐ろし
>>続きを読む

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

4.3

前作の全てをアップグレードした完璧な正統派続編。
今作はデル・トロ監督の美術が存分に発揮されており、前作以上に完璧な世界観が構築されている。お陰で全編において画面内の情報量は滅茶苦茶多い。特にトロール
>>続きを読む

ブリット(1968年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

男なら誰もがビンビンにキてしまう映画。
本作はあの超格好良いオープニングから心を鷲掴みにされてしまうが、オープニングどころか全ての要素が超格好良い。
特に有名な’68年型のマスタングとチャージャーのチ
>>続きを読む

ヘルボーイ(2004年製作の映画)

3.8

本作は美術が非常に素晴らしいと感じた。
超常現象調査防衛局を中心とした様々な舞台に美しさを感じさせられながらも、本作独特のオカルティックな雰囲気も感じられるのが魅力的だ。さらに、セットに小道具が隅々ま
>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.5

物語の題材は非常に新鮮で、今なお様々な作品に影響を与えている点では素晴らしい。ただ、ツッコミ所や疑問点を挙げればキリがなく、決して「素晴らしい脚本」とは言えない。
キャラクターに関しては、頭に斧が刺さ
>>続きを読む

リベンジ・リスト(2016年製作の映画)

3.3

午後ローでよくやってそうな映画。
ジョン・トラボルタ演じるスタンリーとクリストファー・メローニ演じるデニスのバディ感が魅力的。
アクションシーンは『ジョン・ウィック』などを手掛けたスタントチーム「87
>>続きを読む

ブラッド・ファーザー(2016年製作の映画)

3.5

楽しい映画。
マッドマックスを連想せざるを得ない場面があったり、メルギブが決闘の前にタンクトップ姿になったり、耳を噛み千切ったりと、愉快な要素が散りばめられている。
サポテコ族の殺し屋も中々印象深いキ
>>続きを読む

マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

3.6

「悪魔のいけにえ」へのオマージュを捧げた映画かと思いきや、ゾンビも殺人サイボーグも一緒に登場する豪華な映画。
劇中は頭がクラクラするような編集と、個性溢れまくる人狩り一家の残忍な行為が延々と続くため退
>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.0

あらゆる面においてかなり奇抜だった前作に比べると、少し地味になっていると感じた。
しかし、本作は物語の核心に迫ることがテーマであると思うので、地味だとか言うのは的外れだろう。実際に本作はそういう話だし
>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.1

色んな文化を混ぜ合わせた映画。
本作は非常に大胆な演出が多く、それは後のタランティーノ監督作にも受け継がれている。私が素晴らしいと感じたのは、一歩間違えれば「古臭い」や「格好悪い」などと言われるような
>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.9

最近の映画にはよく見られるMTVのようなドラッギーな編集と、連続した短いカット。本作ではそれが「刺激的な画になるから」みたいな単純な理由から用いられるのではなく、「麻薬の中毒性やその恐ろしさを表すのに>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本作はある時点からアーミル・カーン演じる父親への印象が180度変わり、そこから物語がどんどん加速していくのが魅力的である。私はそこで見事に本作の世界の虜にされてしまった。
また、本作は男尊女卑に対する
>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

「スリー・フレーバー・コルネット3部作」の内、本作だけは未見だったので鑑賞。
3部作の1作目にして、のちの2、3作目には負けずとも劣らない独特の味を残した映画だった。
ゾンビものを含めたホラー映画は苦
>>続きを読む

マンディンゴ(1975年製作の映画)

4.5

本作のポスターに描かれている、黒人少年の腹に足が乗せられている絵柄。この状況の理由を知れば観る者はたちまち嫌気が差すだろう。

この映画は単なる黒人の人権を訴える映画に留まらず、白人側も黒人側もしっか
>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本作の物語は新聞社を中心に展開するため、一見地味に思えるかもしれない。しかし、ジョン・ウィリアムズの音楽やヤヌス・カミンスキーの撮影によって、平坦に見えつつも程よい緊張と興奮を常に孕んだ素晴らしいもの>>続きを読む

>|