wasewaseさんの映画レビュー・感想・評価

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殺人の告白(2012年製作の映画)

5.0

これぞ韓国映画が届ける、至福のエンターテインメント!と言える、犯人と被害者の緻密な展開を織り交ぜた作品、「殺人の告白」。

誰もが共感しうる、愛するものを奪われた哀しみをベースに、奇想天外の脚本が観る
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青い塩(2011年製作の映画)

3.0

交わることのない、もろく儚い魂を、互いに惹かれながら交わそうとした、淡い大人の純愛韓国映画「青い塩」。

主演は、「パラサイト 半地下の家族」で15年ぶりに「私の頭の中の消しゴム」を抜いて、日本国内に
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

4.0

北と南と国家の狭間に振り回されても、愛する妻・家族のためにだけ生きようとすることも許されない男の儚い物語「ベルリンファイル」。

設定が壮大で、思惑が入り混じった脚本なので、難しく感じる展開もあります
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悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

4.5

愛する娘を奪われた母親の、震える魂の叫びに時効など関係ないのです。

役者がひとりの人間を頭の先から足の先まで「演じる」という価値観を再確認させてくれる意味で、とっておきの韓国映画「悪魔は誰だ」。
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.0

久しぶりに徹底した主人公主義の、爆走痛快韓国映画を観ました(笑)
ひたすら、どこまでもマ・ドンソクのための、愛妻映画「無双の鉄拳」。

拳ひとつで戦う、復讐に燃える男の映画!と言えばカッコいいんでしょ
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鬼はさまよう(2015年製作の映画)

4.0


もし最愛の人が、何の落ち度もなく殺されたら、自分はいったいどうするのだろうか?
そして、本当に気が狂いそうな「復讐」に駆られたとしたら、たどり着く安らぎの場所はあるのでしょうか。

どこにでもいる普
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プランマン 恋のアラームが止まらない!(2013年製作の映画)

3.7

自分ひとりでは生きられない人生で、心通わせれる誰かと出会い、そして共鳴していく。人生は自分の思ったような計画的にはいかないかもしれませんが、それも、また素敵な人生なんだと、ほんのり考えさせてくれる映画>>続きを読む

JFK(1991年製作の映画)

5.0

もう作品としては30年前の物になるのですが、いつ見ても、何回見ても新鮮ですねー、ホント大好きな映画です。ご存知ケビン・コスナーと問題児(?)オリヴァー・ストーン監督による、極めて政治的に傾いた(笑)娯>>続きを読む

ピアノを弾く大統領(2002年製作の映画)

3.0

誰もが夢見る、憧れの人との素敵な出逢いを、ドキドキしながらも天真爛漫に演じるのは、「冬のソナタ」のチェ・ジウ。

そして大統領役にはこの人!、という韓国の国民的俳優、「シルミド 」のアン・ソンギが共演
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B型の彼氏(2005年製作の映画)

3.0

血液型で普段、「ああ、やっぱりB型なのね・・・」、なんて言われる事、ありませんか(笑)

「パリの恋人」のイ・ドンゴンが、自分勝手だけど、なかなか憎めない自由奔放なB型の彼氏を、そして運命的な出会いを
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覆面ダルホ〜演歌の花道〜(2007年製作の映画)

3.5

ひとはどうして、こうも図に乗りやすく、そしてもろいものなのでしょう。根本的な「人間性」の日常を非常に分かりやすく、かつ面白く描いた秀作です。

主演は「猟奇的な彼女 」・「永遠の片思い 」でお馴染みの
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南極日誌(2005年製作の映画)

3.0

南極という、どこまでも変わる事のない白銀の世界。
昼も夜も、時間という存在でさえ感じられない、壮大な、役者にとっては大変な(笑)、場面設定の中、韓国映画の2大スターの共演で話題になった作品です。

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TUBE チューブ(2003年製作の映画)

2.5

大ヒット作「シュリ 」の助監督、ペク・ウナクが5年の歳月を費やして完成させた地下鉄アクション映画です。

映画公開直前に、実際韓国の地下鉄で大惨事が起こってしまったため、公開が延期されたことでも話題に
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大統領の理髪師(2004年製作の映画)

4.0

小市民による、小市民のための映画、そんな感じがするほのぼのコメディー作品です。親の子供に対する愛情、そんないつの時代も変わらない普遍的な感情をうまく、そしてあったかく演出した、いい作品ですよ。

主演
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愛と、死を見つめて(2003年製作の映画)

3.0

不思議なんですけど、この映画で何よりも心に残ったのは、作品のエンディングに向かって用意されてた、悲しい場面・場面ではなくて、普通の何気ない展開の中で、イ・ウンジュが見せる安心したような「微笑み」なんで>>続きを読む

サマリア(2004年製作の映画)

2.0

第54回ベルリン国際映画祭で最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞した、話題の作品!!って事で期待して見たのですが、私にはイマイチでしたねー(苦笑)。皆さんは如何だったでしょうか?

3部構成になっていて、それ
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シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

4.0

実際にあった事件をもとに、歴史に翻弄された人々「684部隊」の悲劇を、韓国の名俳優たちが熱演した力作です。

1968年1月、当時の韓国大統領を狙った、朝鮮民主主義人民共和国の31人の武装軍による事件
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情事 an affair(1998年製作の映画)

4.0

静かに、でも非常に激しく燃えている、互いへの許されない恋心が、見る側に程よい緊張感と、感情移入への扉を与えてくれる、大人の恋のお話です。

「ダメだよ!好きになってしまっては・・・」と思わず小声で叫び
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人生の逆転(2003年製作の映画)

3.0

もしも自分が今の人生とは、違う人生を歩んでいたら・・・、なんて考えたことありませんか?

私はしょっちゅうですが(苦笑)。そんな分かり易いテーマで展開していく作品です。娯楽映画として気楽に最後まで見れ
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シングルス(2003年製作の映画)

3.0

毎日に追われて、いつしか自分が描いていた夢を忘れそうになってしまう、そんなごく普通のありふれた日常生活の中、結婚をめぐる年頃の男女の、ちょっとせつなくて、でも前向きなラブコメディー映画です。
1994
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恋する神父(2004年製作の映画)

3.5

当時、人気絶好調のクォン・サンウと、これまた一段と美しくなったハ・ジウォンが繰り広げる、笑いあり涙ありの韓国恋愛映画の王道といったラブコメディー作品です。

クォン・サンウは人気があるんですねー。当時
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黒水仙(2001年製作の映画)

4.0

「ラスト・プレゼント 」のイ・ジョンジェが、非常にクールな役でひとつの殺人事件を追いながら、歴史に翻弄された悲しい純愛を、浮かび上がらせるという作品です。

いい作品です。しかし一番の活躍はイ・ジョン
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THE KISEI 寄生(2002年製作の映画)

3.0

当時、色んなジャンルの作品に挑もうとする、イ・ウンジュを最初から最後まで堪能できるホラー映画です。

あちこちの評価を見てると、あんまり良くありませんが、それを知った上で、この作品を見ると案外おもしろ
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菊花の香り 〜世界でいちばん愛されたひと〜(2003年製作の映画)

4.0

愛するひとを想う、優しさとは、どういうことでしょうか。
どうにもならない悲しみでさえも、ひとは愛で包み込もうとするのでしょうか。

「オーバー・ザ・レインボー 」のチャン・ジニョンと、「殺人の追憶 」
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H [エイチ](2002年製作の映画)

3.0

大ヒット作「ラブストーリー 」の相手役、チョ・スンウがその圧倒的な演技力で、冷酷な役柄を演じきっている作品です。「ラブストーリー 」の前にこの作品を見ていたのですが、最初は同一人物だと気づきませんでし>>続きを読む

Interview インタビュー(2000年製作の映画)

3.0

不思議な感覚の残る作品でした。
どこまでが真実で、どこまでが虚構なのか?それをこの映画は明らかにする事すら、必要としていない様に感じられました。

「ラスト・プレゼント 」「黒水仙 」のイ・ジョンジェ
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オーバー・ザ・レインボー(2002年製作の映画)

3.8

優しい時の流れと、心にしみる雨音に、包まれるような作品です。
「ラスト・プレゼント 」「情事 」などのイ・ジョンジェと、「菊花の香り 」のチャン・ジニョンが見てくれる、ちょっと切なくて、でもあたたかい
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.5

逃れられない状況の中で、ひとはどこまで愛する人のことを想いやれるのでしょうか。自分の選んだ職務を全うするために、己に打ち勝ち、そして見えない敵を乗り越える。

緊迫したシチュエーションサスペンスの秀作
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ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.0

あまりにおバカ映画な作品に、最後の最後で号泣させられた経験、ありますか?「やられたわ~!」と鑑賞後、涙をぬぐいながら鼻をかんでおりました(苦笑)


主演は「猟奇的な彼女」「永遠の片想い」など恋愛映画
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

5.0

すべての運命は、きっと自分が出会った「偶然」の積み重ねで、その「偶然」に感謝しながら、懸命に生きていれば、また素敵な運命に出会える。

大げさに言うならば、そんな今自分を取り巻くすべてに感謝したくなる
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力道山(2004年製作の映画)

4.8

全てへの希望を見失いかけた、敗戦直後の時代の中、ひとりの「日本人」が必死に生き抜こうとした、その怒涛の生涯は、私たちに何を見せてくれたのでしょうか。

流行ではなく、日本と韓国の真の友好を想う時、私た
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

スーパー3枚目役、ソン・ガンホら超ビックな共演者らがお届けする、いい意味で、全然怖くないSFパニック映画です。平凡な日常の風景に、突然怪物が現れたら・・? どうしても怪物ばかりに目が行きそうですが、あ>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.5

ご存知、2004年第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、我が日本が世界に誇る(?)「マンガ」が原作となった作品です。チェ・ミンシクがいい、ユ・ジテがいい、カン・ヘギョンもいい。役者の演技がこ>>続きを読む

名もなき復讐(2015年製作の映画)

4.0

「哀しみ」が「哀しみ」を呼び起こし、残念ながらその「哀しみ」を救おうとする、必死の「愛情」も、また「哀しみ」に飲み込まれていく。

まさにどこを切り取っても、救いようのない「哀しみ」に包まれた韓国映画
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.0

「ドアロック」

誰にでも起こりうる、閉鎖的な現代のマンション住居という、非常に身近なサスペンスとして、またこれぞ、韓国女優の演技の神髄!という視点からも楽しめる映画です。

映画の醍醐味として「非日
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ユア・マイ・サンシャイン(2005年製作の映画)

4.5

もの凄く一途に誰か愛するひとの事を想う気持ち。

例えそれが、どんなに周りから反対されても、世間から非難されても、止められない、どうしようもないほど、押さえ切れない気持ち。

その結末が決して祝福され
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