たいした話でもないのにやたら長尺だった2と3よりは全然面白い。これくらい肩の力抜けてる方が良い。ロブ・マーシャル監督の、こっちは凶暴な方の人魚。
「音」を巡る演出の一つ一つが素晴らしい。最後の最後でお得意のスローモーションを畳み掛け、エモーショナル過ぎる幕切れ。時代を差し引いても、花火の見え方だけ少し不自然なのが気になった。
人体破壊描写に目が行きがちだが、家族の破壊と再生の物語でもある。
ウルトラマン対怪獣の原型というのは納得。というか、クライマックスのバトルはほぼウルトラマンそのもの。
長い。その割に、フジツボ軍団のビジュアルと、キーラ・ナイトレイの男装くらいしか観るところがない。
ゴジラの息子を登場させようとなった時、普通にやれば平成のVSシリーズのリトルゴジラみたいなものが出来上がると思うのですが。今では当然のものとして受け入れられてるミニラ、普通にぶっ飛んだデザインですよね>>続きを読む
アトラクション内のシーンの再現度が結構高い
決して閉鎖的な空間ではないのに宙ぶらりんで身動きが取れないというワンシチュエーションもので、古いけど新鮮。押し入ってくる連中全員の個性もしっかりしてて面白い。
このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿の引退作としては「風立ちぬ」の方が良かったように思う。宮崎駿という作家自身の抱える矛盾を見事に昇華させ切った前作に対し、今作は全編を通して新しいものは何もなく、「宮崎アニメっぽさ」の洪水を浴びせ>>続きを読む
死の影に取り憑かれた色々な境遇の人々が集まって一種恍惚の表情で迎える終末が素晴らしい一方、個人的に一番悲しい笑いを誘われたのは、一足先に退場した旅の芸人の座長のおっさんですね。殺し方のアナログさ。
テクノロジーとセックスのイメージの交差について、詩的かつ(良い意味で)過剰な説明に溢れた原作のエッセンスはそのままに、省くところは省いて映像としての面白さを追求しています。柳下毅一郎が訳者あとがきで書>>続きを読む
これに限らずだがディズニー実写化の難しい点として、オリジナル版からある曲が良すぎるので、意欲的な新曲もあまり耳には残らず取ってつけたような印象になったり、話の流れをぶった切ってしまったり、というのはあ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
インセプションのポスターをチラ見せしてたから、最後のサプライズ枠はノーラン版バットマンのクリスチャン・ベールかと思って観てましたがハズレでした。
宝田明がこれまでとは打って変わってワルなのが面白かった。良くも悪くも、この辺りから昭和ゴジラが一旦は非シリアス路線に転換したことがはっきり分かる。
三國連太郎演じる船長は当然のこと、4人衆が極限状況でそれぞれ見せる表情が素晴らしいです。船長が度々つぶやく「我慢」の果てに、人肉を食った人にのみ現れるはずの印が世界に反転していく。
クソ過ぎる。次作のジャングル・ブックもそうだが、それまで(つまらないなりにも)積み重ねてきた展開を無視した唐突な幕引きというのがこの時期のディズニーのトレンドだったのだろうか。
オリジナルと全く別の話で、ビジュアルもロボとしての性能の見せ方も現代的にアップデートされていてカッコいい。
周囲の人たちによる人物評を通じて、宮崎駿と違ってこの映画にはほとんど本人が出てこないパクさんの狂気の方が浮き彫りになっているのが面白い。
思い入れがそんなに無いので、こんなもんかなあと。別に悪い意味ではなく対象年齢6歳ってのはその通りだと思う。
4Kテレビ購入後に初めてみたので、話の中身より映像の良さに感心しきりでした