わかうみたろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

わかうみたろう

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凱里ブルース(2015年製作の映画)

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タルコフスキーのような、ゴダールのような不思議な作品。

軽蔑(1963年製作の映画)

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人を軽蔑したことも軽蔑されたことも山程あるけど恋愛となると厄介、、、

ノスタルジア(1983年製作の映画)

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マイクを環境に向けただけでは聞こえてこない音が響いていて愕然とした。映像と音楽の調和が取れすぎて腰抜かす。常に新しい音が鳴っていて、人物の動きや創られた環境の厚みがとにかく凄く誰も真似できない領域にい>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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画面に漂う身体が心地よい。二人はずっと光合成してるような雰囲気がある。
 人間らしい逃避行動と目的を持たない植物的生がとにかくダサいのだけどかっこいい。

バービー(2023年製作の映画)

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 バービーが戯れとしての世界観でケンをやっつけようとするのが面白かったし全体的には良かった。一目で嘘っぽいと見えてしまう肉体のケンは何も出来ないのだが終始憎めない哀愁が漂っている。MBAの話とかすごく>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 真理をついた会話をしてるときにコメディの演出が炸裂してて尖ってるなと思った。言葉が結局宙に浮いてて、言ってる本人が本当に自分の言葉の意味を理解してるのか分からなくなる。その楽観性は暖かさと冷たさで出>>続きを読む

大輪廻(1983年製作の映画)

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三部どれも画作りが違くて面白い。編集のリズムも独特で軽く衝撃を受けた。時代が進むに連れて少しずつ画が静かにになっていくなと思ってたら、霊媒師達の奇妙な舞に面食らった。

アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

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 外からの暴力を描き歴史をつくるのが台湾映画の一つの潮流としてあると認識してるが、この映画は反対に外から来た人が台湾の内側にある暴力に遭う構成となっている。

 淡々として不気味な雰囲気が終始流れてい
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ザ・ミソジニー(2022年製作の映画)

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何年か前に見たロシア宇宙主義に関する現代アートの展覧会を思い出した。届かない夢(虚構)自体をチープなブリコラージュ精神で再現しようとしてた作品のように、本作も遊び心がありおもしろい。笑えたり怖かったり>>続きを読む

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

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 撮り方がフィクションなのに、ドキュメンタリーのような雰囲気がある。フィクション的なカットの繋ぎのリズムが少しズレてる感じがあるのが面白い。顔アップの繋げ方とか見直したい。
 主人公はなんか怖いけど、
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 一部と、二部の所々がホラー映画っぽかったのが観ていて面白かった。子どもが急に車から飛び降りたり、消しゴムを落としたときの格好をずっとしてたりと展開的な面白さもそうだが、家の扉に肉?か何かが入ったビニ>>続きを読む