wayfarerさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

2.5

「ウエスト・サイド・ストーリー」をレイトショーで見てきました。

1961年のオリジナル版は軽く100回以上見ましたし、ブロードウェイキャストの日本公演も2回見に行きました。

ですのでこのリメイク版
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フォーラム福島で話題の「ドライブ・マイ・カー」を見てきました。

愛する妻を亡くした主人公が、長い時間を掛けて心の整理を付ける話です。

自分の感情を受け止め、頭で(理屈で)整理したつもりでいたものの
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

渋谷のシアター・イメージフォーラムで「裁かるゝジャンヌ」を見て来ました。1928年のフランスのサイレント映画です。

ジャンヌ・ダルク裁判を描いた映画ですが、最初から最後までとにかく重っ苦しい。そして
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.0

子供たちと「ミラベルと魔法だらけの家」を見てきました。

「奇跡に守られた村」を維持するために本心を隠し、プレッシャーに心を潰されかけたり、好きでも無い相手と結婚しようとするミラベルの家族たち。

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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭で「グッドフェローズ」を見てきました。残酷で危険なマフィア社会がリアルに描かれていて、キツかったですが見入ってしまいました。煙草と酒と汗の臭いが混じった澱んだ空気の中に自分もいるかのよ>>続きを読む

パリのアメリカ人(2018年製作の映画)

4.0

松竹ブロードウェイシネマの「パリのアメリカ人」を見てきました。ウェストエンドで上演された舞台「パリのアメリカ人」を撮影し、映画として上映されている作品です。

オリジナルの映画「巴里のアメリカ人」とは
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笑う男(1928年製作の映画)

3.5

「笑ふ男」を見ました。1928年のサイレント映画です。

舞台は17世紀のイギリスです。主人公の少年は、貴族の父親が反逆者として王に処刑され、自らも整形手術により常に歯をむき出して笑っている異形の姿に
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

2.5

今見るとそれほどアクションが激しいわけでも無く、若干古さを感じますね。ストーリーも・・あんな大規模に発掘しているなら遅かれ早かれナチスはアークを見つけていただろうと思いました。小学生の子供と一緒に見ま>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

イオンシネマ福島で「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を見てきました。本当は昨年公開予定でしたが、コロナの影響で今年に延期されました。ようやく見られた感じです。

ダニエル・クレイグがボンドを演じるの
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

数十年ぶりに再見しました。

チャップリンのパントマイムは仕草の一つ一つがおかしくて、本当に才能のある人だなと改めて思いました。冒頭の工場でのスパナや機械油を使ったパントマイムのセンスの良さ。名人芸で
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

2.0

フォーラム福島で「浜の朝日の嘘つきどもと」を見ました。福島県限定の共通鑑賞券を使いました。

テレビドラマは見ていないのでその前提での感想になります。

あさひの高校生の頃のエピソードが良かったと思い
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.0

「007 ドクター・ノオ」を見ました。再見ですがだいぶ忘れていました。

シリーズ第一作ですが、荒唐無稽さは相変わらずですが、その後の作品と違ってB級っぽい軽さがありますね。

この作品でのボンドは、
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メトロポリス(1927年製作の映画)

3.5

フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」を見ました。

手塚治虫のSF作品のようだな、と思いながら見ていましたが、マリアの容姿を転写したロボットが、労働者たちを扇動して暴動を起こさせる辺りから話が分から
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.0

大学生の頃に友人と有楽町の映画館で見ました。

私はこの映画は、フォレスト・ガンプの生涯を通して、戦後から現代に掛けてのアメリカの歴史を追体験する作品だなと思いました。

ケネディ、ベトナム戦争、ヒッ
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.0

細田守監督の「サマーウォーズ」を見ました。

映像が綺麗だなと思いました。長野県の上田の風景も綺麗だし、仮想空間の映像表現も美しく、素晴らしいと思いました。是非映画館で見たかったです。

ストーリーも
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.5

家族で「ポセイドン・アドベンチャー」を見ました。以前子供たちに「タワーリング・インフェルノ」を見せたところ好評だったので、同じ70年代のパニックものの傑作を見ることにしました。

私自身は再見です。学
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座頭市物語(1962年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭で勝新太郎主演の「座頭市物語」を見ました。

市は盲目の按摩を装っているものの、立ち居ふるまいや言葉の一つ一つに凄味がありますね。見えぬ眼を開いて憤りをあらわにするシーンも良かったです
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

「パリ、テキサス」を見ました。悲しい話だなと思いました。

大人には大人の事情があって、この結末も一つの結論と理解できなくはありませんが、幼い子供を思うと胸が痛みます。育ての両親、そして実の父親との別
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卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.0

谷崎潤一郎原作の「卍」を見ました。岸田今日子と若尾文子が主演しています。

若く美しい女に惹かれた人妻が、愛欲に溺れ嫉妬にもがき苦しむ話です。血迷った人妻を演じる岸田今日子が圧巻です。

私はこの原作
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「北帰行」より 渡り鳥北へ帰る(1962年製作の映画)

3.0

小林旭主演の「北帰行より 渡り鳥北へ帰る」を見ました。

「渡り鳥シリーズ」の最終作で、親友を殺害された滝伸次が、復讐を誓い函館に向かう・・という話です。

小林旭と浅丘ルリ子が、まだ20代前半で本当
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越後つついし親不知(1964年製作の映画)

3.5

今井正監督の「越後つついし親不知」を見ました。

戦前の越後の雪深い部落を舞台に、夫が出稼ぎで不在の間に、若い嫁が男に襲われてしまう話です。妊娠に気付き一人で苦悩する嫁が哀れです。

善良で正直な夫を
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

フランシス・フォード・コッポラ監督の「カンバセーション…盗聴…」を見ました。

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品ということで、かなり期待して見たのですが、私は正直ラストで「???」となり
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花の高2トリオ 初恋時代(1975年製作の映画)

2.0

U-NEXTで「花の高2トリオ 初恋時代」を見ました。

夏休みにそれぞれの田舎から上京した百恵・淳子・昌子が、東京で知り合って意気投合。事故で両親を亡くしたヒロシ少年と出会い、彼のために熱気球作りに
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

「竜とそばかすの姫」を見てきました。

細田守監督の作品は初めて見ましたが、とても良かったです。ストーリーはシンプルな少女の成長物語ですが、素朴で好感が持てましたし、SNS空間の映像や音楽が凄く良くて
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夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

4.0

渋谷のユーロスペースで坂東玉三郎主演の映画「夜叉ヶ池」を見てきました。

夜叉ヶ池の底に封じられた竜神の一族と、彼らとの誓いを守り、日に三度釣り鐘を撞く夫婦の物語です。原作は泉鏡花です。

泉鏡花の人
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.0

「オテサーネク 妄想の子供」を見ました。

不妊に悩み精神的に追い詰められた女性が、人の形をした切り株を我が子と信じ込んで育て始めるところから、物語が始まります。

全編を通じて生理的な嫌悪感を強調し
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.0

ピーター・フォンダ主演の「イージー・ライダー」を見ました。

なかなか分かりづらい映画だと思いました。ひたすらハーレーでアメリカ大陸を横断しているだけで、ストーリーらしいストーリーもありません。

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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

1.5

「こいつらまとめて全員死ねばいいのに」と思うような、セックスしか頭に無い馬鹿な若者たちが、次々と殺人ピラニアに襲われて悲惨な死に方をする、ただそれだけの映画です。

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.0

ドイツのサイレント映画の「カリガリ博士」を見ました。

ある街で連続殺人事件が発生し、主人公の男性は、カリガリ博士という謎の人物と博士が連れている眠り男に疑いの目を向ける・・という恐怖映画です。

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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

2.0

金曜ロードショーで「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。描き方の問題なのでしょうが、やけにあっさりとしていると言うか、たまたま天から降ってきた才能のお陰で世界中から愛され、才能に流されるままに生きただ>>続きを読む

世界残酷物語(1962年製作の映画)

2.0

ヤコペッティ監督の「世界残酷物語」を見ました。

世界各地に残る奇妙な儀式や風習、グロテスクな食文化などが収められたドキュメンタリー作品です。とは言え、実際には噓くさいエピソードや明らかに演出と分かる
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暖流(1957年製作の映画)

2.5

約15年前にビデオで「飢餓海峡」を見て以来、左幸子のファンです。今回、増村保造監督の「暖流」を見ました。

この作品は、病院を舞台に男女の三角関係が描かれますが、登場人物がいずれも癖があり、主人公以外
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鬼火(1963年製作の映画)

4.0

ルイ・マル監督の「鬼火」を見ました。

アルコールと自殺願望に取り憑かれた男の、最期の数日間を描いた作品です。

自殺を決意した主人公は、かつてパリの喧噪の中で、陽気に過ごした昔の友人や恋人の元を訪れ
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クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006年製作の映画)

1.5

子供たちと「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」を見ました。

外見を人間になりすました「そっくりさん」と呼ばれる謎の侵略者たちが、次々と春日部市民を襲っては入れ替わる。気が付けば、野原
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