wayfarerさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ファニー(1961年製作の映画)

1.5

「ファニー」を見ました。レスリー・キャロンのファンとしては見ておかなくてはと思って見たのですが、マルセイユを舞台に、はっきり言ってどうでもいいような他愛もないドラマが展開されます。美しいマルセイユの港>>続きを読む

暖簾(1958年製作の映画)

2.5

山崎豊子原作の「暖簾」を見ました。森繁久彌と山田五十鈴が夫婦役を演じています。大阪の老舗の昆布屋を舞台に、室戸台風や息子の戦死など、長年の苦楽をともにした夫婦の絆が描かれています。面白いかどうかは何と>>続きを読む

渡り鳥いつ帰る(1955年製作の映画)

3.5

10年以上前だと思いますが、ラピュタ阿佐ヶ谷で見ました。森繁の演技がとても味があって印象的で、森繁あってこその人情劇だと思いました。名優と呼ばれる人は若い頃から違うんですね。

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

1.5

子供と映画館で見てきました。ロバート・ダウニー・Jrが魅力的で、周りの皆が期待したくなるドリトル先生の役によく合っていたと思います。内容的には、小学校3年生と1年生の子供に「面白かった?」と聞いても、>>続きを読む

伊豆の踊子(1963年製作の映画)

3.5

高校時代に見ました。原作の良さがとてもよく描けていると思います。無垢な踊り子との交流で、主人公は孤児根性で屈折した心が洗われ、長年の苦悩から解放されたかのように、涙が溢れ続ける。私の中では映画と原作が>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「ヘレディタリー/継承」を見ました。

うーん。かなり分かりづらい映画だと思いました。イマイチ消化不良です。

映画を見ながら、「この作品は何系のホラーなんだろう?」とずっと考えていました。

・心霊
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007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)

1.5

007好きとしてはこの作品を見ておかねば!と思ったのですが。最後まで見るのがとてもつらかったです・・。

https://wayfarer2.hatenadiary.jp/entry/2020/03/
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死霊のはらわた(2013年製作の映画)

1.5

「死霊のはらわた」のリメイク版を見ました。オリジナル版は、お化け屋敷のように「ギャアギャア叫んで怖がるのが楽しい」という面白味が全編に溢れていたと思いますし、化け物も怖いけど可愛げがあったように思いま>>続きを読む

拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

3.5

渥美清主演の「拝啓天皇陛下様」を見ました。

渥美清が演じる無学で粗野なヤマショウの生涯を追いながら、昭和初期から戦後に掛けての日本の世相が描かれています。「フォレスト・ガンプ」にどこか似ているなと思
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

4.0

悪夢のような状況が次々と畳み掛けられ、怖いのはもちろんですが、その徹底ぶりがむしろ小気味好いです。トラウマなんですけど、大好き。化け物達が愛らしい。不思議な映画です。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック監督の「ダイヤルMを廻せ!」を見ました。

不倫している妻を殺害し、妻の資産をせしめようと完全犯罪を目論む夫。殺害は失敗するものの、夫はすぐさま新たなシナリオを練って妻を死罪に追い込もうと
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

1.0

人物描写がとてもシンプル。登場人物たちは激情にまかせて怒鳴ってばかりですし、政府や本社を悪役一辺倒に、イチエフの現場の人たちを英雄として美化し過ぎに思いました。事故の描写も断片的で何が起こってるのか分>>続きを読む

昼下りの情事(1957年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オードリーの可憐さが強く印象に残っています。

オードリーが演じるのは奥手な音大生。恋愛経験も乏しく垢抜けない部分が残ります。そんなオードリーが、ゲイリー・クーパーが演じる世界的にも有名なプレイボーイ
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泥の河(1981年製作の映画)

4.5

宮本輝原作の「泥の河」を見ました。

終戦から10年が経った大阪の、川べりの貧しい町を舞台に、子供たちの交流とそれを見守る大人たちの心情がとても丁寧に描かれています。

生と死、そして生きるための大人
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流れる(1956年製作の映画)

4.0

随分前に見て記憶も少しあやしいですが、好きな映画です。傾きかけた芸者置屋の内情が、淡々と儚く描かれています。

エクソシスト(1973年製作の映画)

4.5

かなり質の高いホラーですが、単におぞましいだけではなく、カラス神父の内面の葛藤を描いた作品としても深みがあって印象的でした。

人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇(1959年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品では、戦中~終戦時の大陸での悲惨なエビソードが沢山描かれます。

・日本軍の中での虐めに耐えきれず自殺した兵隊
・食料が不十分な中、長距離の移動に力尽きて死んでしまった子供と、その場所で一緒に
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

今般は、黒人を蔑む南部の価値観を描く映画として批判を浴びているようですが、個人的にはそういう時代背景も含めて描かれた映画だと思っています。

炎の女スカーレット。彼女の強烈なプライド、どんなに激しく叩
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アンネの日記(1959年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高校生の頃に、深夜放送のノーカット字幕版で見ました。

ナチスの迫害を逃れ、友人宅の本棚の裏の隠れ家に、アンネ一家を含む3家族8人が身を潜めて生活します。

私たちもコロナ禍の外出自粛要請で少しだけ似
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.5

ポール・ニューマンの主演作がリバイバル上映されていたので、千葉ニュータウンのイオンシネマで「明日に向って撃て!」と「熱いトタン屋根の猫」を見てきました。

「明日に向って撃て!」は再見です。おそらく3
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スティング(1973年製作の映画)

4.5

とにかく粋で洒落てて痛快な映画。ポール・ニューマンの一つ一つの表情が上手い!憎い!大好きな作品です。

飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.0

貧困という絶望。貧しい生活を強いられた故郷の記憶が、不吉な原風景となって主人公を苛み続ける。豊かな現代に生きている身としては、貧困を極度に恐れるその心情は想像し切れません。

左幸子が素晴らしい。強烈
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

高校生の頃に、ジョディ・フォスター好きの同級生と新宿の映画館で見たのを覚えています。最高の傑作ですね。

(1954年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストでザンパノが砂浜で泣く姿が印象的でした。手で顔を押さえて声を出さずに泣く。男はこういう風に抑えながら泣くんだよな、と思いました。ジェルソミーナに情が移りつつも、傷付け、裏切ったザンパノ。貧しさが>>続きを読む

黒蜥蜴(1962年製作の映画)

2.5

かなり昔に見ました。「黒蜥蜴」といっても、有名な美輪明宏版ではなく京マチ子版。全体的にとても馬鹿馬鹿しい、愛すべき迷作だと思います。

ミュージカル仕立てということで、ところどころで中途半端な踊りが始
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.0

長男にせがまれ観に行ってきました。大人でも楽しめる映画でした。主役のマレフィセントの圧倒的な強さがカッコいいです。