クドゥーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

クドゥー

クドゥー

映画(209)
ドラマ(0)
  • List view
  • Grid view

星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.0

「作家性に、さよならを言うための物語」

新海誠監督が新海誠監督の殻を破らんとした野心作は、ジブリ然としたファンタジーを探求した結果、映像美を映像美として愉しむ以外に魅力のない作品となってしまった。
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.0

「距離0センチメートルが、すべてを変える」

世界体系など取るに足らないものとした新海誠監督の次なる作品は、自らの心にセカイを宿した男女の悲恋が、重なるようですれ違ってゆく短編集。
離ればなれになった
>>続きを読む

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

4.5

「二人の距離の終点は、どこにある」

今度の距離は止まったままの時間・・・新海誠監督の初長編作品は、空や雲を見上げていなければ直視できない青春の眩さに、セカイ系の影が忍び寄る。
感情をトレースするため
>>続きを読む

ほしのこえ(2002年製作の映画)

4.5

「二人の距離の原点が、ここにある」

宇宙と地上で引き裂かれた少女と少年、原点にして最も遠い距離の切なさが、公開当時を彷彿とさせるセンター問い合わせの共感の中で描かれる。
永遠とも言える距離の中で彼女
>>続きを読む

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

2.5

「誰が生めと頼んだ、誰が作ってくれと願った」

「劇場版ポケットモンスター」の原点にして最高峰の、小学校低学年がアラサーになる振りのリメイクは、存在自体が作品テーマを内包する結果となる。
リメイクとい
>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.5

「そして、カウボーイになる」

完全無欠な三部作完結を迎えたシリーズの9年ぶりとなる第4作は、おもちゃという役割を超えて心の在り方を探る、真の完結編に相応しい叛逆の物語。
おもちゃのギミックを活かした
>>続きを読む

映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪(2011年製作の映画)

3.5

「悪の組織のボスよりも、父親の方が難しい」

闇の力に支配されていた父親が、正気を取り戻して娘の友達の家を訪ねた結果、警察沙汰になるというプリキュア史に残る衝撃で始まるスイート劇場版。
テレビシリーズ
>>続きを読む

映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花(2011年製作の映画)

4.5

「これが、日本のインフィニティ・ウォー」

歴代のプリキュアが勢ぞろいして、新プリキュアにソウルが引き継がれるオールスターズDXシリーズ、その第3弾にして完結編にして集大成。
今までの映画に登場した悪
>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.0

「冒険の果ては、新たな旅立ち」

2から十年の時を経て制作された三部作完結編は、子どもの想像力が爆発した夢の目覚めから始まり、過ぎ去った時間そのものがテーマとなる。
ロッツォの正体が又聞きで明かされる
>>続きを読む

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

「アクションが進化し、テーマは深化する」

前作の設定そのままに続編ならではの遊び心が満載で、OPのメタからEDのメイキングまで、ピクサーがアイデアの宝庫だった時代を象徴するシリーズ最高傑作。
アル、
>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.0

「無限の彼方へ、さあ飛ぼう」

もしも、おもちゃたちが生きているとしたら・・・まるでApple製品のようにひとつのアイデアが世界を変えた、フルCGアニメの原点にして最高峰。
自らの立場を脅かす存在に対
>>続きを読む

東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.0

「キャスティングが、確信犯」

邦画大作らしい説明文+音声案内から始まる冒頭に本気で心配になったが、ワンチャントラブルにより追い込まれた窪田正孝の超絶演技力で、ほとんどの作品で失敗する世界観のハードル
>>続きを読む

劇場版 Free!-Road to the World-夢(2019年製作の映画)

4.5

「世界の舞台へと続く、シリーズ最高傑作」

京アニ史上初の大河となった「Free!」、その第三期「Dive to the Future」中心に再構築した劇場版は、誰かが誰かのヒーローであった瞬間を紡い
>>続きを読む

特別版 Free! Take Your Marks(2017年製作の映画)

4.0

「これまで絆と、これからの約束」

ちょうど一年前、「リズと青い鳥」との同時上映で初めて触れた「Free!」特別版は、高校生でも大学生でもないセンチメンタルな時間を閉じ込める。
誰かに掛けた言葉が、気
>>続きを読む

劇場版 Free! Timeless Medley 約束(2017年製作の映画)

4.5

「強くなることから、強くあることへ」

父の死によって強くなることを決意した少年の物語は、非凡という枠組みの中にある予想を一瞬にして超えてくる、壮絶な痛みによって始まる。
だが、その経験をルーツとしな
>>続きを読む

劇場版 Free! Timeless Medley 絆(2017年製作の映画)

4.5

「瞬間を拾い集めて、かたちづくられる自分」

絆と約束、それぞれがテレビシリーズ一期と二期の総集編だと思っていたが、二期を中心として異なる視点で三期に繋げてくる斬新な構成。
本作ではシリーズの主人公・
>>続きを読む

映画 ハイ☆スピード! Free! Starting Days(2015年製作の映画)

4.0

「まだ夢が夢でなく、自分が自分でなかった頃」

今現在、「響け!ユーフォニアム」シリーズと双璧を成す京都アニメーションのキラーコンテンツ、その劇場版は少年と青年の狭間を揺れ動く一瞬を捉えた煌めき。
>>続きを読む

映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?(2010年製作の映画)

4.5

「日本には、プリキュアがいる」

2019年上半期を締めくくるボーイミーツガールズの物語は、旅先で誰かと出会って心を通わせることの尊さを描いた、後世に語り継がれるべき超傑作。
おなじみのキャラクターの
>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

5.0

「意志も絆も全部、彼が未来に持って行く」

仲間と秘密、そしてひと夏の思い出を守るために、青春クモ野郎が世界を舞台に奔走するスリリングの極み・・・スパイディーでしかありえないシリーズ最高傑作。
エンド
>>続きを読む

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

「逝きて還りし物語」

親友との友情に禍根を残し、晴れてリア充となったトビー・パーカーが臨む最後の闘いは、文字どおり混沌という名のカオス。
ベンおじさんの死にまつわる後出しジャンケンから始まり、過失致
>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.5

「ヒーローであり続けること」

想い人への想いを諦める壮絶なラストから数年後、仕事に恋に学問にくすぶり続けるピーターの葛藤と成長、続編ヒーロー映画ここに極まれり。
今となってはリアリティに難がありそう
>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.0

「大いなるワンチャンには、大いなる責任が伴う」

トムのように最初から最強に揉まれているわけではなく、アンドリューのように最初からイケメンしているわけでもない、等身大のトビー・パーカー。
TDK以降の
>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

「シリーズとも、突然の別れを」

自らの力が起因となった恋人の父親の死、その幻影に苛まれるところから始まる新生スパイダーマンの続編にして、まさかの完結編。
別れたのにイチャつくというリア充の極みみたい
>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.0

「大いなるリア充には、大いなる責任が伴う」

TDKの影響でヒーローとヴィランは表裏一体が仕様となる中、MCUだけ最強ヒーローを集結させて好き勝手にやっていた時代に、ひっそりと展開していたスパイダーマ
>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.5

「大いなる思春期には、大いなる責任が伴う」

若きピーター・パーカーが、痺れるイケオジたちの戦略と戦術に翻弄されながらも、ホームカミングをキメるスパイダーマン映画史上最高傑作。
権力者への絶望を一身に
>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

4.0

「燃え尽きろ、最後の狐火」

完璧なスキンヘッドショットで完結したプリクエルから、どのように三部作へと繋げていくか期待していたが、不死鳥は全然違う方向へと飛んで行った。
一期生から積み上げてきた理想が
>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

4.5

「リア充にも、深淵はある」

いかにもJ-POP然としたメインキャストたちの熱演による、彼ら彼女らだからこその壮絶なギャップで人生の深淵に光を差す、今年最強のダークホース。
期待される描写を易々と超え
>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

「目と耳が、感情をかたちづくる」

「夜は短し歩けよ乙女」でも感じたふいにストンと入り込むような、始まりを感じさせない始まりで、音が感情表現の手段として物語とシンクロする。
テーマを掘り下げると作品の
>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

「少年と青年の狭間、戦略と戦術の恋」

2年前に劇場で鑑賞した時の冷めた心が嘘のような、そして昨日の「マインド・ゲーム」の虚無感が夢のような、外堀から埋めるラブストーリーの傑作。
「ご縁」をキーワード
>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

2.5

「感情は乗せられないトリップ」

監督の前作「夜明け告げるルーのうた」公開前振りに鑑賞したが、「早く終わってくれないかな」以外の感情がなくなり、当時と全く同じ経験となった。
ストーリーが脆弱なのではな
>>続きを読む

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

「不幸の星に生まれた、最強の男」

若き日のプロフェッサーXとマグニートーの出会いと決別を描く、X-MEN新三部作の最終章となるはずであった第3作は、多発する黙示録に終止符を打つ。
第2作「フューチャ
>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.0

「アイ・ヘイト・パリ・イズ・ベスト」

ソー&ヴァルキリーという今後のMCU最注目バディでお送りするリブート版MIBは、宇宙の神秘を日常としてきたシリーズに、終焉をもたらす虚無映画。
もしも魔法のラン
>>続きを読む

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

5.0

「不可思議を導く、優しさのカルテ」

青春ラブストーリーの到達点・・・物語シリーズの個別ヒロインミステリーと、俺ガイルの逆説的群青ハーレムが融合した様式美は、劇場版で唯一無二の境地に達した。
エンドゲ
>>続きを読む

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

4.0

「宇宙より数奇な、バディの縁」

ベテランエージェントとなったJと、生きる伝説なKとの夫婦漫才のようなバディ感で始まる10年ぶりの続編は、オフビートにドラマを乗せたシリーズ最高傑作。
観客の作品への愛
>>続きを読む

メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.5

「ツーバディ、ツートラブル」

Kを継ぎし最強エージェントJから始まるSFコメディ第2弾は、最初のピンチからもう既に前作を超えてくるスケールで、説明不要に無双するオフビート。
Kの記憶修復が待ち遠しい
>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.5

「あなたの隣も、宇宙人かもしれない」

往年のスピルバーグ映画のような宇宙から始まるSFコメディは、現実に宇宙人がいたらこんな感じかもしれない、そこそこスリリングでとってもシュールなスペクタクル。
>>続きを読む