mc52さんの映画レビュー・感想・評価

mc52

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ミナリ(2020年製作の映画)

2.5

こう、もう一歩踏み込んだものがみたい。

ばあちゃんが暴言吐きながら花札をやってる所とか、ションベン飲ますくだりとか良かったけど、他の登場人物が薄味な感じで、もっとエグみみたいのが欲しいな。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

2.9

ポップでキッチュだったこれまでのシリーズとは違い、オリジナルの歴史的要素を持ち、重厚な作りによってシリーズファンからはあまり好意的に評価されないだろうし、コロナも相まって興行収入は厳しいものとなったと>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.5

音楽パートがバキバキにキマってて良い。

みた瞬間にわかる、湯浅政明って昔から湯浅政明だったんだな。

武器人間(2013年製作の映画)

3.0

ブ キ ニン ゲン!!!
武 器 人 間!!!!!

何という語感の良さだろうか、声高に発声するだけでテンションが上がる。
そしてそれとなくドイツ語っぽさもある。
ちなみにこの映画の制作国オランダには
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.0

かわいい。笑
なんだよそのアタマ、そして靴。

おまえらその髪型でロックンロール知らんのかい笑

いぬー、カリウスマキの映画は本当かわいいな、なんだろうな、くたびれた床屋に入るファンの男もほのぼのとい
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

2.5

最新の古いアニメ、当然ツッコミどころ満載だが、もはやそんな事はどうでもいい。

35年前にこのアニメに目をキラキラさせて見ていた子供達ももう40歳前後で、その人たちをメインターゲットに、ほとんどの登場
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GONIN(1995年製作の映画)

3.5

死体と風呂に入る竹中直人もイカれてるけど、子供の腐乱死体の側で相棒を殴りながらホモセックスするビートたけし、って言う映像がもう、どうなってんだよ。面白すぎるだろ。

ていうかなんだよその灰皿に乗せたお
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.5

実に日本的な日常系アニメ、マンガっぽいJKが殺し屋って言うやつ

それにしてもヤクザが原田龍二に似てるなと思ったら実の弟でVシネマでは有名な人らしい、知らんかった、どーりで板に付いた芝居だわ、めちゃく
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.6

小道具やセットの美術はPOPでカワイイしアクションも良い。

しかしあまり登場人物のニオイがしないし、スタイリッシュすぎるからか感情移入出来ない。

いろんなアニメとか映画の一部を感じるけど、もっと狂
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.4

コートにサングラスで完全防御の鎧を身に纏っていたところから髪を切り必死に働き行動で自分は変わったとみせるとか、終始変わらぬ金髪で私は変わったと口先では言う実母とか、ヤンキー化とか、容姿や服装で上手く観>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.6

本作はどこにでもおこりうる話で、娯楽作品でも芸術作品でもないが、その後の人生や人格の形成に最も重要な子供、子供時代とその将来について考える時間をもたらす素晴らしい映画だった。

自分はこうだったなとか
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

ホラーは怖くてあんま観ないが、クラシックというか、昔からあるプロット。
しかしながらテンポも良いしそれぞれのキャラクターも立ってて良い。

血に染まったヘッドライトで赤い照明になりババアが踊り出すの良
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.0

面白くは無い。ただ観れないほど退屈みたいなこともない。

と、下書きレビューに書き残してあったのを見て書いているが、内容を全くもって覚えていない。藤原竜也じゃなきゃ観ていられなかっただろうな、という記
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

今のトムクルーズは老化に抗っていて、というか老いを受け入れておらず、いけすかないと思っているが、でも、だからこそ取れた映画だ。

見ろよあの身体!60歳の身体とは思えない。
しかしなんだあのビーチのシ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.0

F-14トムキャット、GPZ900R、フライトジャケットにティアドロップのサングラス全てがシンボリックで男の夢みたいな映画。

良くも悪くもプロットはベタで薄っぺらく大して面白くない、むしろひねりや癖
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ロード/デスティニー・オブ・TTライダー(2014年製作の映画)

4.8

マウンテンコース110年余りの歴史で267人死亡しているマン島TTというレース。控えめに言ってもイカれてる。
昔は安全基準が緩かったとかそう言う話ではない、2022年も6人が死亡している。これからも毎
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

ストーリーは思ったよりまんま12モンキーズだったが、味付けが違うとこんなに印象も違うんだなぁ。
SFでロマンスでありながら俗物的な部分が無い感じが、良い。

吹き替え版は大塚明夫
2017年に収録した
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ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

2.5

93分なのに長く感じた。
別につまらなくはない、むしろ期待した通りの映画だった。

終始カートラッセルが善人だったな「藁の犬」のダスティンホフマンみたいにブチ切れでぶっ壊れちゃえば良かったのに。

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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.4

作中、言ってることはわかるがあんまり感情移入できないし、スベってて薄ら寒い部分も多い。

だがあのマスクとスーツを纏った仮面ライダーってやっぱカッコいいと思う。
クモオーグ、コウモリオーグはスパイダー
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.2

あえて90分にしないエンドなら納得できた。

撮った映画は人生全てを音楽に投げ打った人が失敗して、切り捨てた物の中にあった感情を取り戻す話なのにジーン君は自身が人生で切り捨てたものから何か着想を得たり
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.3

原作で兄が死んでたみたいな描写あったっけ?

確かにこれくらいやらないとその後アメリカに行ってまでバスケを続ける理由が弱いのはわかるけど、映画作るために作った話だとしたら蛇足というかわざわざ悲しい話作
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

人間の可能性、愛と希望に溢れた人間讃歌。

自分のありえた沢山の世界線の記憶や感情に触れるシーンでは涙が止まらなかった。

誰しも、あの時こうしていれば人生が変わったかもしれないと思うことはあるし、娘
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

スターウォーズがディズニーというダークサイドに落ちた今、わたしが渇望する大作SFファンタジーがここにあった。

スターウォーズは、、、仕方のないことだ、ジョージルーカスの手を離れ完全に作品が独り歩きし
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.3

初めて観たがこんな感じなんだな。
金田とてつおの話で、アキラはほぼ出てこない神みたいな存在だったのね。

てつお宇宙になるエンドは草

作画枚数セル画で15万枚、、、すげぇ


スーパーパワーで髪が逆
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さがす(2022年製作の映画)

3.4

人間の心の闇に迫る片山慎三ならではのじっとり湿度の高い映画
いろんな展開をするのがおもしろいところだが、
貧困、ASL介護、自殺幇助に見せかけた快楽殺人とちょっと渋滞していてる気がする。

愛した妻を
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息もできない(2008年製作の映画)

2.6

暴力の輪廻が途切れない悲しい終わり。
じゃあハッピーエンドが良かったかと言われると、そんなわけはないんだよ。
暴力は暴力を必ず産む。


シバラマーって単語は韓国人曰くマジでドン引きするレベルの暴言ら
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オールド(2021年製作の映画)

2.2

シャマラン得意のファンタジーホラー

おとぎ話と世にも奇妙な物語の間みたいな感じ、しかし雑な作りで、なんだろう、ネット漫画を読んでしまった時のような時間を無駄にした後悔が残る。

特にアメリカでは、や
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13人の命(2022年製作の映画)

2.7

ほぼ完全な闇の洞窟中で1週間以上、、本当に想像を絶する状況だと思う。
とてつもない精神力だしコーチのメンタルコントロールは凄いな。

映画としての味付けは薄いがそれを補って余りある状況と緊迫感がある。
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空白(2021年製作の映画)

4.0

感情剥き出しおじさんの古田新太は、なんで!?どうして!?という感情を外側にのみ出していきどんど荒れていく。

松坂桃李の主張しないコミュニケーション取りたがらないのも残念ながら悪手で
そこにつけ込んで
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.6

金持ちの障碍者と貧乏で不良の介護者の話

と聞いて想像した通りの脚本だったし、さっぱりしていて人間のドロドロした部分は極力少ないので上辺だけのうすら寒いハイハイ良い話ね、ってなりそうなんだけれど、そう
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.3

こういう実話をもとにした映画は歴史をたんなる教科書の1ページではなく、そこにあった空気感、熱量、を感じられるのが良いのだが、そこの表現が上手い。

ソウルとクァンジュは地図で見ると、東京から仙台くらい
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呪詛(2022年製作の映画)

3.2

心霊系迷惑YouTuberが呪われた村の実態を暴きに行ったら自分達呪われちゃったでござるの巻

火事の中に悪戯に飛び込んだら自分に火がついちゃって騒ぎ立てながら飛び出て色んなところに体当たりしてたら、
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.3

これは良いホラーコメディ、まぁ2人にとってホラーだわな。最初の数人が死ぬのはめちゃくちゃ笑った。

仕方なく人だった半身抱えてパトカーきたら、そりゃもう何から話たらいいかわからんくてあんな感じになるわ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.9

木に寄り添って始まって木に寄り添って終わる。

命懸けで伝えたとて、来週には突撃かもしれないなんて重要な伝令なのに何にも意味を成してないのが虚しい。

ちなみに実際には作戦が中止された事はなく、この西
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.6

主人公は乱暴で欲が強く嫉妬深い人間だが、後悔し、落ちぶれている姿なんかは見ていられないくらい悲しい、だが、それでこそ人間という感じがした。

詳しくは無いがキリスト教の七つの大罪的な事が題材にあるんだ
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