Kotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

2.9

“君のことも殺すかもと、何故思わない。”

60年代のファッションに音楽にストーリー展開。60年代風というよりは、本当に60年代の映画じゃないかってくらいには、何故今更こんなコテコテのテーマを扱うのか
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運び屋(2018年製作の映画)

3.6

“一緒にいてくれる事に、お金はいらない。”

89歳。クリント・イーストウッドのその積み重ねてきた歳月が染み渡る作品。ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーンなど彼の過去作を共にした人がま
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

“無限の彼方へ、さぁ行くぞ。”

あぁ終わってしまった。その余韻もあると思うけど、今回はストーリー的にもかなり深くてエンドロールでボーッとしてしまった。これはハッピーエンドなのかとかいう議論は関係なく
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.8

“僕たちじゃない、おかしいのは君だよ。”

[2019年カンヌ国際映画祭女優賞]植物学者のアリス(エミリー・ビーチャム)は生命力の強い花を生み出し、それをリトル・ジョーと名付ける。しかしリトル・ジョー
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7

[2019年カンヌ国際映画祭審査員賞]近未来、ブラジルの田舎村“バクロウ“はある日突然ネット上の地図から消える。それからというもの電波が届かなくなり、村の周りでは何者かによって殺される住人が続出する。>>続きを読む

ホール・イン・ザ・グラウンド(2019年製作の映画)

3.3

[恐さレベル2/5]サンダンス映画祭で大絶賛、気鋭のA24が放つホラー最新作。彼らのホラーはただ驚かすだけじゃなくて非常に奥深く解釈がたくさんできて、後からゾッとするのが醍醐味。今回も直接的なホラー描>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

ルールその1「ファイトクラブの事を口外するな」。






…ということなので、レビューは書きません。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.4

“私は死んだ。その前よりずっと幸せ。”

知らぬ間に社会の中で当たり前になっている“結婚”。だが、よく考えるとその定義は何だろう。劇中でニック(ベン・アフレック)がエイミー(ロザムンド・パイク)の血液
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セブン(1995年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

“これは、ハッピーエンドにはならない。”

何度見てもこれが1995年の映画だと思えないくらい革新的で独創的で圧倒的な世界観。現在の映画と比べても引けを取らない撮影技法に音楽に脚本。フィンチャーは本当
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.5

“あなたが親切なら、世界はあなたに親切。”

前作に続けて鑑賞。もはやこれはヒュー・グラントが主役じゃないのかってくらい彼が目立ってるね(笑)。ヒュー自身もお気に入りの映画でこれを挙げるらしい(笑)。
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

“ロンドンはみんな変わってる。だから誰でも溶け込める。”

あぁ、優しさしかない。謎に喋る事に誰もツッコまないパディントンも、サリー・ホーキンスやジュリー・ウォルターズなどの大御所のお茶目なキャラも、
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.9

“ベッドの下から、自由を見つけてね。”

厳格なシングルマザーの家庭で育ったウィリアムは姉のアニータからロックのレコードを密かにプレゼントされた事で、ロック批評家としての夢を抱く。彼が15歳の時、ロー
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.1

“水滴のすごいところは最も抵抗の少ない経路を辿る事。人間とは全く逆なのだ。”

ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品は本当に気取らないのにオシャレで優しくて心地よい。“アメリ”も好きだけどちょっと好きと
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.7

トム・ホランドの魅力が凄いのとジェイク・ギレンホールのいきなりの存在感に尽きる。ヒーロー物というよりはカミングオブエイジで自分も修学旅行してるみたいに楽しかった!あと、インタビューとかで仲良いトムとジ>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.1

“世界が少し平和になる。それだけで十分。”

ドイツに逃げ込んだテロリストの息子を囲む、ドイツ諜報員(フィリップ・シーモア・ホフマン)とCIA(ロビン・ライト)と弁護士(レイチェル・マクアダムス)の三
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ランナーランナー(2013年製作の映画)

3.3

“今頭の中で聞こえている声は良心ではない。”

天才学生のリッチー(ジャスティン・ティンバーレイク)はオンラインカジノで全財産をスッてしまう。そのカジノが違法で詐欺を行っていることに気づくとその会社が
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ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.4

“デカイ仕事の結末は決まってる。”

期待より面白かったスタイリッシュ×バイオレンスアクション。タランティーノやガイ・リッチーが好きな人にはオススメ。特に冒頭のウィレム・デフォーのピンク壁サイコシーン
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.7

“僕はパリで一番の嗅覚の持ち主だ。”

18世紀のパリで生まれた青年(ベン・ウィショー)は嗅覚が異常に優れていた。彼はこの世で一番の匂いが女性の“体臭”である事に気づくと、手段を選ばずにその匂いを保存
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.8

異論は認める。けど、小さい頃からMIB大好き中二病少年だった僕は、冒頭のドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドュンというメインテーマと共にコロンビアピクチャーズの女神像がサングラスかけてピカッと>>続きを読む

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

3.3

“ホラー映画の中では脱いだやつから殺されていくんだ。”

ホラーの王道プロットを巧みに利用したコメディ。5人組の学生が80年代のホラー映画を見ているうちにその映画の中入ってしまい、抜け出そうとするスト
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

2.3

ハーモニー・コリンが苦手なことにトドメをさされたような作品だった…。A24が最初に配給した映画だけど、監督とキャストバリューの割にみんな敬遠しそうだから、チョイスはいいと思う(笑)。強盗のワンカットだ>>続きを読む

アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

2.1

このキャストと世界観でどうしてこんなにつまらないんだ…。いろいろ狙いすぎて逆に全てがダサくなっちゃってるクラスに一人はいるドンマイ君な感じ。痛すぎて観てるこっちが恥ずかしくなってきちゃう感じ。(高評価>>続きを読む

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.8

“退屈な子供、退屈な家、退屈な毎日、それが幸せなの。”

情緒障害の息子と幼き娘二人を抱える母親。側から見たら幸せな家族もシャーリーズ・セロンの疲れ切った顔を見ればこの映画のテーマは一目瞭然。ナイトシ
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.9

“この世界は僕に相応しくない。–だったらあなたの世界を作って。あなたは世界に一人で、ありのままでいるだけで既に特別なの。それを信じて戦って。”

80年代のバンド、ザ・スミスのボーカルモリッシーがザ・
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トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

3.3

“なぜなら正しい行いだから。”

ブラジルスラム街のゴミ捨て場で働く少年達が汚職警官や政治家の賄賂の証拠を見つける。彼らは命の危険もかえりみずにただ純粋に正しい行いをするためにその秘密を暴こうとする。
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シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015年製作の映画)

2.6

“ジャンパー”と“ヴィレッジ”を混ぜたら失敗しちゃった感じ。奇抜なテーマな割にテンポ悪すぎて、ティモシー・シャラメの人気が出てなかったら間違いなく日本に来なかっただろう作品。初々しいティミーに免じてこ>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.5

“この国は美しいが、寂しい。”

“君の名前で僕を呼んで”はベストムービーだし、“ブロークバック・マウンテン”も好き。でもそれは俳優の美しさや、それが“作り物”だと分かるからこそ没頭できていた。その点
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アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)

3.7

“より良い人類、それが私の使命。”

登場人物は二人+ロボットのみで施設の中で進む無機質なストーリー(外の世界は人類が滅亡したという)。アクの聞いた設定で想像力に任せた世界感、低予算ながら最後まで滞り
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

2.8

ニュージーランド発の“イントゥ・ザ・ワイルド”דパーフェクト・ワールド”といったところかな。綺麗な景色とシュールな会話や音楽は他になくて良かったけど、期待してたほどじゃなかったなぁ。福祉局のオバさん>>続きを読む

リム・オブ・ザ・ワールド(2019年製作の映画)

2.7

ストレンジャーシングスの二番煎じ感が否めないけど可愛いから許す。エイリアンしつこすぎなのと、ガブリエル君イケメンすぎな。ストレンジャーシングスのシーズン3早く見たいよ〜(映画のレビューをしろ)。

第9地区(2009年製作の映画)

3.6

“サインしてくれればそれでいい。”

エイリアンという非現実なテーマを使い、ドキュメンタリータッチでしっかり“現実的な”社会風刺をしているこれはアカデミー賞ノミネートも納得の良作。“エビ”と呼ばれる異
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.1

犬殺し。海賊。富豪の失踪。スカンク。プール。コカコーラ。フクロウのキス。サブリミナル。おまけ付きシリアル。宝の地図。ホーボーの暗号。回る歯。スーパーマリオブラザーズ。ジェームズディーン。ニュートン。ホ>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

初のDOLBYシネマで鑑賞。とにかく迫力が半端ないから見るなら必ず映画館で。ストーリーのお決まり展開は置いといて、怪獣達がカッコよすぎて中二病にはたまらん、特にキングギドラさん…!怪獣17種類いるなら>>続きを読む

ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.4

“この家に住むと、みんな殺される。”

ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツによるサスペンス。キャストが豪華なだけに安心して最後まで観られるしそれなりに展開が面白い。幸せな家族引っ越
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.0

懐かしい。B級として展開が満点だし終わり方めっちゃ好き。そしてエンドロールに入ると「次回の木曜洋画劇場は…ディープブルゥゥゥー!!!」が脳内再生される(笑)。

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.2

“あなたが戦うなら、俺も戦う。”

分かりやすく王道だからみんな好きね。ボクシングものはあまり好みじゃないけど、スタローンが最高に渋いなぁ。最初の戦いのワンカット、臨場感が凄かった。…でも個人的にはあ
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