あつさんの映画レビュー・感想・評価

あつ

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

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杉田智和イソベやん超笑った。

いや、、めっちゃ良かったな。完成披露試写会での浅野先生のコメントで少し心配してたけどマジで杞憂だった後章が楽しみ。(先生が求めるレベルはもっと高いのかもだけど。)

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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.7

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80分でこの満足感よ。恰好が似てたばっかりに勘違いでギャングから命を狙われるギタリストって設定が面白いしコメディチックにやりつつもその中で起こるドンパチは低予算とは思えないくらい見応えがあって楽しかっ>>続きを読む

NN4444(2024年製作の映画)

3.5

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やっぱりホラーって短編に超向いてるジャンルだな。家の小さいテレビで短編ホラーを観るのもいいけど映画館で観るのも楽しいな。短編ホラーオムニバス映画を毎月公開してくれないかな笑

1作目
自分の欲のメタフ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

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1作目を再鑑賞したときも思ったけどやっぱりDUNE良いな…うわぁ今新しい世界見てる!!っていう興奮が常にあってあの世界観を浴びていられる上映時間中ずっとにっこにこだった。
DUNEの世界は自分にとって
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瞼の転校生(2023年製作の映画)

3.1

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0分という尺と本編で描いている時間も1カ月という短さにもかかわらずきちんと最後の『瞼の母』を健が観劇するシーンで2人の間で育まれた友情にグッとこさせるの凄い。
嫌な人間も社会活動を営む上で避けられない
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LONG-TERM COFFEE BREAK(2022年製作の映画)

3.7

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無自覚な加害性の悪質さ。配慮している気になっている、迷惑がかかっていないと本当に思い込んでいる奴らへの怒りに満ちているように感じた。

周囲の人が大人になって目を瞑ってくれているだけなのにその優しさに
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stay(2019年製作の映画)

3.7

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面白かった!コミュニティが男の来訪を1つのきっかけに静かに瓦解していくとともに始まる新たなコミュニティの形成。シンプルな「ミイラ捕りがミイラに」話かと思いきや人間関係で起こる嫌なあるあるも盛り込んでい>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

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前情報0だったから事故のまさかの真相とは!みたいなサスペンスじゃ全然なくてびっくりした笑


夫婦喧嘩の音声データや車中で父が息子に話した内容を知る以前以後でこの事件の見え方が変わっていく。音声データ
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

4.0

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映画に娯楽性を一番求めている自分にとっては超ドストライクの映画だった超幸せ。軽快にボケてこちらを笑わせつつ決めるとこはバチッと決めるカッコよさ。エンタメ映画万歳。

楽しかった…エディマーフィのモノマ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.0

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たくさん犬が見られてうれしかった。


犬を自由自在に動かせるダークヒーローという、マーベルやDCにいてもおかしくなさそうなキャラクター。重暗い過去を背負い孤独な環境の中で生きる、鏡前で化粧する強いビ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

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アリアスターの世界観でホアキンフェニックス主演て混ぜるな危険すぎるだろどんな劇物見せてくるんだ…って身構えてたけど想像していたヤバさとは少し違くてわけわからん気味悪さがちゃんとコメディっぽくなってたか>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.7

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年齢を重ねやれることの幅自体は増えていく一方で、現実的に自分と向き合い社会でどう生きていくのかを考えていくと狭まっていく選択肢。社会を迎合し大衆と同化することこそがまるで理想的な姿であるかのような空気>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

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「6回。観ている間に泣いた回数。6回目以降は数えてねえ、多すぎっし。」と俺の中の雪祈が言ってる。


今年の頭に単行本で1冊ずつ読んでいてまだ7集までしか読めてないけどどうしても映画館で観たかったから
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.7

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叔母さんの幼少期の写真使って地域の人に聞き込み調査するの一番イカれてる。これくらい話粗くても気持ち悪くてショックな描写たくさん見せれば喜ぶだろみたいな、こっち側が舐められている気分になる粗さだった。>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

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公開当時、映画館の窓に貼られた本作のポスターを観て鼻で笑っていた自分を殴りたい。めちゃ楽しかった。テリーギリアムにここ数日脳を焼かれてたので非常に癒されたどっちも好きではあるけど笑


コテコテの冒険
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.7

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デニーロかわいい。

総じてどうやったら思いつくんだインフルエンザの時に見る夢よりぶっ飛んでるだろ。テリーギリアムがあのディストピア世界の中で見せてくれる大喜利がちゃんと面白くてわけわかんないけど楽
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.4

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あの赤ピクミンみたいな全身タイツ姿で感電してぶっ倒れてるショット面白すぎる大好き。


『ゼイラム』観たときにも思ったけど俺は「ひと昔前の作品に出てくる近未来」フェチかもしれない(本作は2015年公開
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.1

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ポスターの雰囲気からしてムーン(仮)に異世界に連れていかれた先で天沢聖司の本当の姿である猫男爵に協力してもらい元の世界に戻ろうと奔走する話だと思ったのに。俺の頭って思ってたよりメルヘンなんだな。

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偽りなき者(2012年製作の映画)

4.2

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冤罪をかけられている側の視点で描き続ける陰鬱な話で終始暗いのに2時間という時間を感じさせることなく仕上がっているの凄すぎ。


子供の何気ない嘘が大人の先入観、推測、偏見で肉付けされて肥大していく。小
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フローズン(2010年製作の映画)

2.8

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故人に思いを馳せる時間だけピーカンなのめっちゃ面白かった。


彼氏に強引に連れてこられた彼女と、その彼氏と2人でスキーを楽しみたかった親友。その2人が残されるリアルに嫌な展開は面白かったし、特に終盤
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

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2回目鑑賞!

本作単体で観ることを意識して臨んだら楽しむことができた!特典に釣られて3枚ムビチケ買ってた俺グッジョブ。内容知ってる分、俯瞰で映像を見てられて気づいたけどカメラワーク結構忙しいね。同じ
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.5

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あの締め方は妄想オチなのか天国なのか…どちらにせよ冒頭と終わりを似たシーンにして挟む構成ってなんか良いよね好き。

話自体には正直そこまで惹かれなかったけれど野球の試合を傍観して佇む主人公のショットや
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.2

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超楽しかった。新三部作がうまくいってたらもっともっとたくさんの人に届いただろうに…口惜しい。

様々なファンサ要素を取り入れてファンを二ヤつかせにはきてるけど全然それで勝負してない。ただあの世界観の中
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.8

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1+1=1の衝撃。

母親の人生と子供らの母親の過去調査旅を交互に描く。子供が母親の過去を知った次のシーンで過去回想をして当時母が体験したことを見せる、のような作業的な見せ方ではなくその場面場面でどち
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.8

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ゼミ友の卒論テーマだったので気になって鑑賞。ありがとうM山さん。


「親代わりとしての自分」と「12歳の子供としての自分」のせめぎ合いで苦しむ長男や、次男次女とは違い現状の自分たちの置かれている状況
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ニノチカ(1939年製作の映画)

3.8

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同じゼミ生の卒論テーマだったので気になって鑑賞。こんな雰囲気なのに実は笑いありの胸キュン映画。グレタガルボ綺麗すぎるし恋愛映画として普通に楽しかったな。ありがとうSヒロキ。

堅物共産主義者とパリのプ
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

2.8

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バグの死体撃ちして顔面が緑の液体でびちょびちょになるヤツ面白すぎ。


リコ手榴弾でバグ討伐〜ディジーの葬式までの部分は楽しかった。明らかにあそこだけ王道SFに真正面から取り組んでいて銃撃戦の撮り方も
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.2

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荒廃した世界を風を味方につけて華麗に飛び回り見たことのない生物と交流する。ロマンに溢れている世界観がそもそも魅力的すぎる。あの世界を自由に探索できるオープンワールドのゲームとか出ないかな…笑

文化の
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奇跡の海(1996年製作の映画)

3.7

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愛によって生かされ愛によって身を滅ぼす悲劇でありながら最後にその尊い一途な愛に救いをもたらし肯定する純愛映画。


回復の見込めないヤンの容態。それを救おうとして身も心もやつれ、あの小さな社会の中でも
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.1

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時系列も前後するし人物の説明もなく既出の登場人物みたいに出してくるし台詞もほとんどない上に表情も豊かとは言えないのに前提としてきちんと伝わるものになっていて2人の時間に思いを馳せて温かい気持ちにまでさ>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

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本作を象徴する「手」のビジュアル良いよね、不気味だけどなんか美しくて魅力的。手の開き具合とかもこだわったんだろうな。主人公が憑依する側になっちゃいましたのオチは昔話みたいで綺麗で好き。

憑依トリップ
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.8

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広能VS山守の静かな争いが1作品ぶりに観られて楽しかった。段々ジャンルがコメディかとすら思えてくるくらいの山守劇場で何回も声出して笑った。

新キャラの説明を静止画と名前、所属組名のテロップだけで済ま
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.5

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出演者たちの演技力に感動する。
日常に突然面識のない成人男性が入り込んできたことに対する個人としての嫌悪感や子を守る母としての緊張感、そこから徐々に抵抗が薄れ次第に好意すらも抱くようになっていく様を演
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

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派手な演出をしない。さらっとまるで何も起きていないかのように話を静かに、だけど丁寧に展開させていく。もっとわかりやすく心を掴む見せ方ができるシーンがたくさんあったのにあえてそこで誇張する演出を加えずに>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

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自分の中で漠然とではあるけれど、ゴジラ映画というのはゴジラという文字通り巨大な危機を中心として描き、それにどう対処するかで人々があれこれ動き回るあくまでも「ゴジラの映画」だというような印象があったので>>続きを読む

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