よしやさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

よしや

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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.3

大作でとにかく長い。ここまで長い必要があるのか、と思うくらい長い。画面も暗く重々しい展開も多く観る人を選ぶ。

これはブレードランナーで雨が降って暗い、どぶネズミが都市の排水溝を駆けずり回るような映画
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クラークス(1994年製作の映画)

4.0

派手さはなくこじんまりとした映画なんだけれど、好きな人はとことんハマるアクの強いインディーズらしい作品。

コンビニのバイトのダンテと隣のしょぼいレンタルビデオ店のバイトで親友のランデルを中心とした人
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

2.9

天才カポーティの原作にある非常に巧みなストーリー構成や華麗な文体は映画用にばっさりと切り落とされ、出来上がったのは俗っぽいラブロマンス。正直がっかりした。ジョージ・ペパードは薄っぺらいタフガイでカポー>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.6

若きマット・デイモンの演技力の高さは圧巻。かつこの脚本をアフレックと共に書いたというのが驚き。素晴らしい才能だが彼のその後のキャリアを考えるとこの能力を活かしきれているかは大いに疑問である。

虐待や
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

この作品を観てまず思ったのがレイモンド・チャンドラーに似てるなと。実際後から調べてみるとタイトルからプロットまでかなり影響を受けているとのことで鳥肌が立った。

言うならチャンドラーの作品をコメディ映
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.3

暴力と復讐というテーマにある引き金によって人生が狂っていく人々を描く6つの連作短編映画。

ブラックテイストでそんなに落ち自体が強烈というよりはそこに至るまでの展開で魅せてくれる。プロデュースはペドロ
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.6

上手くいくこともそうでないこともあるのが恋愛であり人生だよねっていうリチャード・カーティスらしい温かな視点で楽しめる恋愛群像劇。

差し迫ったクリスマスを前に様々な人々の恋愛模様とそれが繋がっていくの
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シュガーマン 奇跡に愛された男(2012年製作の映画)

3.8

映画は観なくてもロドリゲスの音楽は聴け。そう言いたくなるドキュメンタリー。アメリカで全く無名だが南アフリカでは何故か記録的な大ヒットを得た謎の歌手ロドリゲス。その謎に迫る過程とロドリゲスの実体を描く。>>続きを読む

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.6

金塊を巡る泥棒たちのクライムサスペンス。ミニクーパーを使ったカーチェイスが売りなのは分かるけど邦題がB級でダサすぎる。リメイク作品。

主人公たちが流血などせずに復讐兼強盗を華麗にポップに行う感じはオ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

ディカプリオのともすればやりすぎで肩の力の入った演技も詐欺師という役柄ゆえによくフィットしていた。この自信に溢れ女性に魅力的、かつどこかセンシティブな主人公像にはディカプリオ以外が演じたとしたら説得力>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.7

冒頭で主人公のケヴィン・スペイシーが自分が殺されることを語り、物語はそれに向かって動いていく。登場人物それぞれが家庭の崩壊を通して殺す動機を持つようになっていく展開は上手い。がミステリーではなくあくま>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.2

台詞全編が歌で構成されるフレンチミュージカルの名作。ララランドの元ネタ的作品でもあって色鮮やかな画面に彩られた悲劇的な愛のストーリー。

ストーリー自体はシンプルで通行人が突然踊り出すようなミュージカ
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

娘を誘拐された父親が倫理を無視してでも娘探しに奔走する話はリーアムニーソン作品や中島哲也監督の「渇き」なんかを想像しました。

こちらのヒュー・ジャックマン演じるパパもタフなのはタフなんだけど派手なア
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.2

ドゥニ・ヴィルヌーヴ舐めててごめん。「ブレードランナー2049」「メッセージ」とか有名だからどうせ高等なSF撮って過大評価されてるだけって思ってた自分が恥ずかしい。

麻薬戦争に巻き込まれた女性捜査官
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

2.7

自宅をノックしてきたセクシーな美女2人を助けたキアヌが誘われるがままにセックスしたら逆に酷い目に合わされるというホームインベーションもの。

設定の感じとか今や名作と化したハネケのファニーゲームっぽい
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ミスト(2007年製作の映画)

3.8

胸糞ラストが有名なホラーパニック映画。霧で何か起こっているか分からないシチュエーションがまず良い。

ホラーパニックとしては優秀で何か分からないものに襲われているうちは恐怖感があっていいのだけど、いざ
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.4

要所要所で大笑い出来るハートウォーミングなラブコメ。
主人公である冴えない夫が離婚の危機にある妻をプレイボーイに習った技で見返して真実の愛を取り戻すありきたりな話かと思いきや(確かにそうなんだけど)思
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

1.9

リンカーン・ライムが黒人のキャスティングはない。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.7

マフィア映画の名作。真っ暗な画面の中で男たちの会話がぶつかり合う世界観。ラストの洗礼式と暗殺のシーンが交互に見せられることで血生臭い殺しが神聖なものように感じられる演出は見事としか言いようがない。>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.3

好き嫌いはあると思うけれど一度は観てもらいたい韓国映画の傑作。純粋に面白くスリリングで鑑賞者を嘲笑うようなドンデン返しが素晴らしい。

スタイリッシュなバイオレンスアクションサスペンスが得意な韓国映画
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.6

飲みすぎて記憶をなくし、それを辿る過程をコメディで描く設定が巧み。エンドロールが面白い。

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.3

vo1と比べ派手なアクションは抑えられ、しんみりした敵討ちウエスタンムービー調に仕上がっていてテンションの違いに少し戸惑った。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.4

ユマサーマンのアクションがカッコよくて爽快。栗山千明もいいね。タランティーノらしいアクションに振り切った作品。楽しいな。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.7

日本人好みの感性にマッチしている作品。仮想世界の描写は今見れば質が低く粗が目立つけれど王道の展開などは胸が熱くなること不可避だ。

アポカリプト(2006年製作の映画)

4.3

圧倒的疾走感とアクション、グロ描写。前編マヤ語の本格さ。メルギブソンの才能を面白さとリアリティに振った映画。

ランボー(1982年製作の映画)

3.7

ランボー。アクション好きだし戦争の傷を感じるちょっと苦味のあるラストとかも並あるアクション映画とは違いをみせる。

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

2.6

設定だけすごい良い。恵まれた設定と内容の落差が酷い。

ノウイング(2009年製作の映画)

1.9

ちょっと怖いオカルトSF系映画。予告編で宣伝した隕石降るシーンが最後の最後にちょっと出てくるだけなのは詐欺。

ムカデ人間2(2011年製作の映画)

1.9

観ていて吐きそうになるぐらい気持ち悪くなる映画。汚い。

スクリーム2(1997年製作の映画)

3.2

ターミネーターとかのメタ映画的小ネタは良い。ニヤ。

リーカー 地獄のモーテル(2005年製作の映画)

3.7

クソ無名B級ホラーだけど話が意外と練られて頑張りを感じる憎めない一作。というか好き。愛おしい。パッケージで殺人鬼が持ってるチェーンソーが全く使用されないのも一周回って良い。なぜこちらは無名でアイデンテ>>続きを読む

スペル(2009年製作の映画)

3.1

スパイダーマンしか知らなかった頃に観たからサム・ライミってこうのも撮るんだっていう驚き。後からおもえばサム・ライミってぽいけどね。虫系。怖いというかキモい。