くじらめくじらさんの映画レビュー・感想・評価

くじらめくじら

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

妙に見辛かったのは何故なんだろうか、カット割のせいか、テンポか。キチっとはめこむんじゃなくてあえて外したりずらしたりしてるような。
だから印象的な台詞演出カメラがあっても固定化されないままに残像として
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浮雲(1955年製作の映画)

4.2

生々しい、ストーリーも演技もカメラも。お風呂セットを二つ並べて写すのとかきもちわるい。小津とは全然違う泥臭さがあるな。
高峰秀子は表情一つでどこまでも語る。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.5

ものを作ることは、現実(他者を含めた)を自分の意のままに仕立てあげ、再構成するという意味で本質的に罪深い行為だけど、それをすることでしかサルバドールは自分自身を救えない。
演劇のシーンがむちゃくちゃ美
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

この映画では女性の性が死(もしくは生)と繋がっていて、普段は隠されているそれが露わになった時、周りの者は恐怖しそれに関わること、触れることを拒むということなんだろうか。これはキリスト教的なものだろうけ>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

無粋でしかないけど、ジョーに文学の才能がなかったら、ローリーが貧乏男だったら、彼女たちに家族という帰る場所がなかったら、どうなってたんだろうと想像してしまう。
監督は全部わかってやってるのかも、だから
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

5.0

小津の映画のヒロインは、皆「いいの、私、これでいいの」と言って終わる。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.2

全体性への回収の運動は常にエロチックだ。そして暴力的だ。

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.7

フォークナーの八月の光をおもいだした。ものすごく重いのだけど、遅効性の不思議な感動…
社会の大きな流れの中で翻弄される一人の男と、その周りの女性たちの存在。韓国の社会的な問題を反映させながら個人のドラ
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ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.0

これは、何ともいえない。
脱臭されまくったただただ美しい映像。この映画において、神と自然と人間が一つに結ばれて、わたしたちの今日の生が一気に根源へと到達されることに対するヒーリングと恐怖感。
時たま挿
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東京暮色(1957年製作の映画)

5.0

やってけなくてもやっていくしかない、という台詞に泣いた。

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.6

アイロニーと哀愁に満ちておりながらも、そのやるせなさみたいなものを徹底的に描いて爆発させている

トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)

4.0

ひたすらに運動でつなげていく映像。脈絡はなく、距離を隔てた遠いところで光と闇が戯れているのをぼんやりと見つているような感覚になる。奥底で流れるテーマは明示されないが、表層にある美しい映像とのあいだの距>>続きを読む

天国の日々(1978年製作の映画)

3.8

テレンスマリックの映画の人間って動物っぽい。子犬とか子猫とかに見える。映画の視点が超越した所にあるからかもしれない、霊の視点というか。

リダウト(2019年製作の映画)

-

見たい、知りたいという人間の欲望、知性のある種の傲慢と、色々なもののあいだの境界の崩壊みたいなものを感じた。

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

3.8

ニヒリズム、死、生の回復
人生において自身を騎士に例えることは割とポピュラーなのか?クリムトの絵とか連想したけど。

名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.8

生まれることは受動的、存在も受動的。ただ生きているだけ、存在しているだけなのに、そこに責任というものが発生するんだろうか。それは社会的責任ではない存在責任。それに向き合うことが信仰であり道徳であり人間>>続きを読む

孤独な天使たち(2012年製作の映画)

4.5

姉弟がスペイスオディティで踊るクライマックスのために全部のシーンがあるような。すごくピュアで耐えられない。これが遺作なの、いいね。

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.0

マリナヴラディと高峰秀子て顔似てる気がする。カフェのシーン、コーヒーの液面の回転のアップからの緑が鮮やかな屋外の横流しのロングショットがかっこよすぎた。

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.0

怒りの感情が具体的な形を持って可視化されるというアイデア自体は面白いけど、それだけかな。怒りがそもそもグロテスクなものなのかとか色々考えるけど、悪趣味を楽しむものとしては全然おもしろい映画だと思う。も>>続きを読む

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