影の使い方とか、各ショットの人物たちの位置関係とか、ちょっとした仕草や表情とか、全部良い
自分の圧倒的な知識不足を悔いながらも超楽しめた。
映画という虚構とそれを制作するという現実とのはざまに生き、その境界の曖昧さを身をもって体験するということのあり様が鮮明に描き出されていたと思う。
素晴>>続きを読む
水や木が印象的なシーンが結構あった。そしてやはり溝口作品は家屋の撮り方が上手いなーと思う。
田中絹代は素晴らしい俳優さんだけど、若干ミスキャストなのは否めない(単純に片山明彦と年齢差がありすぎる)。一>>続きを読む
子役の演技やばかった。
緑色の髪という突飛なモチーフが視覚的な刺激と内容面での深さとをもたらしていて、このモチーフを出した時点でほとんど勝ちみたいな映画。
大人たちの対応の生々しさみたいなものも良かっ>>続きを読む
これだけぐちゃぐちゃな映画を撮れるのも凄い。
160分という長さでありながらずっと表層的で、何か深いメッセージがあるのかと思いきや本当に何もないまま皮肉めいたシーンが延々と続くので、観る人を選ぶとは思>>続きを読む
リンチの作品は一見強烈な世界観とは裏腹に割と素直というかマトモな印象があったので、全体的にまあイメージ通りという感じだった。
個人的にはなぜ彼が映画というジャンルを選んだのかがずっと疑問だったのだけ>>続きを読む
ポランスキーの作品の中ではまだ好きな方(あんま相性良くないらしい…)
人物描写はけっこう雑だったような気もするけど、決闘シーンは面白かった。
扉越しのハラハラ感みたいなのは、西部劇というよりはノワールを観ているような感覚に近い気も(?)
チャーリー・ワッツ追悼
コロナ終わったらどこかで爆音上映してほしい、ストーンズ好きの友人と観に行きたい
設定も話の展開もパパンダの見た目もなんか怖くて普通にホラーだった
逆立ちしまくるの意味わかんないし、あとパンツ見えすぎなのも怖い
モノローグ形式で話が展開するタイプの映画はあまり好きじゃないことが多いんだけど、これは良かった。
淡々とした語り口と67分という短さが、出会ってしまったがゆえのどうしようもない運命、その虚しさみたいな>>続きを読む
最初のフラッシュが焚かれるショットや車椅子から転げ落ちるショットから惹き込まれた。
最初の殺害シーンの信じ難いほどのテンポ感の良さ、細部まで凝った装飾、被害者含めた登場人物全員の不快な描き出し方など、>>続きを読む
カメラワーク、色彩感覚が素晴らしかった。
知的な倦怠感とでも形容できそうな雰囲気が、政治的なミステリーというテーマと相俟って程良く酔いを与えてくれる。
美しい長回しと90分という長さがよかったし、監督の自信を感じる。
無駄に情報が多くない分、言葉にならない感情がじわじわ広がってきて、観終わった後にぼんやりと切ない気持ちになった。
途中で出てきたおっ>>続きを読む
黒い影や歩いてくるシーンの圧倒的な不気味さは言うまでもないとして、バスや電車のシーンがすごく好きで印象に残ってる。
後半の展開はいつ観ても笑っちゃうんだけど、これもありかなという気がしてきた。切ない感>>続きを読む
これこんなに面白かったっけ…めちゃくちゃヤバかった…
決して台詞が少ない映画という訳ではない(むしろ親切といってもいいくらい分かりやすく内容を教えてくれている)にも関わらず、何故か言葉ではなくて映像>>続きを読む
ジョニー・グリーンウッドの音楽が素晴らしかったけど、映画としてはそれほど良いと思わなかった。
印象としては、良くも悪くも真面目な人が作ったんだろうなという感じ。
良いんだけど、『不滅の女』の優雅な運動性と美麗な画に比べると、悪い意味での軽薄さが気になった。
マグリットとロブ=グリエという組み合わせといい、絵画の中と外とが綯い交ぜになった世界といい、アホらしさ>>続きを読む