taさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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召使(1963年製作の映画)

4.6

影の使い方とか、各ショットの人物たちの位置関係とか、ちょっとした仕草や表情とか、全部良い

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.0

自分の圧倒的な知識不足を悔いながらも超楽しめた。
映画という虚構とそれを制作するという現実とのはざまに生き、その境界の曖昧さを身をもって体験するということのあり様が鮮明に描き出されていたと思う。
素晴
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武蔵野夫人(1951年製作の映画)

4.2

水や木が印象的なシーンが結構あった。そしてやはり溝口作品は家屋の撮り方が上手いなーと思う。
田中絹代は素晴らしい俳優さんだけど、若干ミスキャストなのは否めない(単純に片山明彦と年齢差がありすぎる)。一
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緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

4.1

子役の演技やばかった。
緑色の髪という突飛なモチーフが視覚的な刺激と内容面での深さとをもたらしていて、このモチーフを出した時点でほとんど勝ちみたいな映画。
大人たちの対応の生々しさみたいなものも良かっ
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

3.9

これだけぐちゃぐちゃな映画を撮れるのも凄い。
160分という長さでありながらずっと表層的で、何か深いメッセージがあるのかと思いきや本当に何もないまま皮肉めいたシーンが延々と続くので、観る人を選ぶとは思
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

-

リンチの作品は一見強烈な世界観とは裏腹に割と素直というかマトモな印象があったので、全体的にまあイメージ通りという感じだった。

個人的にはなぜ彼が映画というジャンルを選んだのかがずっと疑問だったのだけ
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.0

音が格好良かったからサントラは長い付き合いになると思う

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

2.4

ポランスキーの作品の中ではまだ好きな方(あんま相性良くないらしい…)

捨身の一撃(1955年製作の映画)

3.5

人物描写はけっこう雑だったような気もするけど、決闘シーンは面白かった。
扉越しのハラハラ感みたいなのは、西部劇というよりはノワールを観ているような感覚に近い気も(?)

ザ・ローリング・ストーンズ レディース・アンド・ジェントルメン(1973年製作の映画)

5.0

チャーリー・ワッツ追悼

コロナ終わったらどこかで爆音上映してほしい、ストーンズ好きの友人と観に行きたい

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

-

設定も話の展開もパパンダの見た目もなんか怖くて普通にホラーだった
逆立ちしまくるの意味わかんないし、あとパンツ見えすぎなのも怖い

暗黒への転落(1949年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

裁判長に慈悲を乞うシーンの斜め上からのショットといい、The Endのシーンのなんとも言えない物悲しさといい…

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

3.8

モノローグ形式で話が展開するタイプの映画はあまり好きじゃないことが多いんだけど、これは良かった。
淡々とした語り口と67分という短さが、出会ってしまったがゆえのどうしようもない運命、その虚しさみたいな
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夏の嵐(1954年製作の映画)

3.3

画は美しいけれど、それだけだったような気もする。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.4

最初のフラッシュが焚かれるショットや車椅子から転げ落ちるショットから惹き込まれた。
最初の殺害シーンの信じ難いほどのテンポ感の良さ、細部まで凝った装飾、被害者含めた登場人物全員の不快な描き出し方など、
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.3

カメラワーク、色彩感覚が素晴らしかった。
知的な倦怠感とでも形容できそうな雰囲気が、政治的なミステリーというテーマと相俟って程良く酔いを与えてくれる。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

美しい長回しと90分という長さがよかったし、監督の自信を感じる。
無駄に情報が多くない分、言葉にならない感情がじわじわ広がってきて、観終わった後にぼんやりと切ない気持ちになった。

途中で出てきたおっ
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回路(2000年製作の映画)

4.2

黒い影や歩いてくるシーンの圧倒的な不気味さは言うまでもないとして、バスや電車のシーンがすごく好きで印象に残ってる。
後半の展開はいつ観ても笑っちゃうんだけど、これもありかなという気がしてきた。切ない感
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.0

デヴィッド・リンチが影響を受けたというの、納得しかなくて笑った

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.7

これこんなに面白かったっけ…めちゃくちゃヤバかった…

決して台詞が少ない映画という訳ではない(むしろ親切といってもいいくらい分かりやすく内容を教えてくれている)にも関わらず、何故か言葉ではなくて映像
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.1

ジョニー・グリーンウッドの音楽が素晴らしかったけど、映画としてはそれほど良いと思わなかった。
印象としては、良くも悪くも真面目な人が作ったんだろうなという感じ。

囚われの美女(1983年製作の映画)

3.5

良いんだけど、『不滅の女』の優雅な運動性と美麗な画に比べると、悪い意味での軽薄さが気になった。

マグリットとロブ=グリエという組み合わせといい、絵画の中と外とが綯い交ぜになった世界といい、アホらしさ
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