eさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

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あなうつくし。これは蒔岡家の姉妹というより、モデルとなった松子夫人姉妹の物語。金田一耕助、もとい石坂浩二、もとい蒔岡貞之助、もとい谷崎潤一郎に焦点を当てている。谷崎は義理の妹である重子に想いを寄せてい>>続きを読む

細雪(1959年製作の映画)

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戦後の細雪、いいじゃない。京マチ子はやっぱり姐さんが似合うなあ。鶴子の葛藤、幸子の葛藤、妙子の葛藤、そして雪子の優しさ。ラストに降る細雪は、雪子の心の内なのだろうか。

細雪(1950年製作の映画)

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なるほど!原作では鶴子の影が薄く三姉妹的要素が強いのに反して、細雪といえば四姉妹!のイメージが強いのは、映画化一本目(つまり本作)の影響か。長女鶴子に花井蘭子を起用するからには影の存在にする訳にはいか>>続きを読む

モスラ(1961年製作の映画)

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はぁ、やっぱり映画館で観ればよかった。序曲聴きたかったなぁ。フランキー堺がいると、どうにかやってくれるでしょ!感があって頼もしい。モスラを崇め奉る場面はインディ・ジョーンズで既視感あり。モスラ〜やッ!>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

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魂で愛し合ってるってこういうことなのかな。
彼女のためならどんなことだってやってやるって思ってるアレックスが、眩しくて痛い。噴きだす炎のように、革命祭の花火のように、そして降り積もる雪のように。

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

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東宝、からの目玉焼き!巨大パネルのハンフリー・ボガート!!とにかくキョンキョンのお洋服が超可愛いし、ポップなドタバタコメディで、映画ってこんな感じでいいよね〜☆彡と、楽に観られる。お気に入りのコーディ>>続きを読む

イルマーレ(2001年製作の映画)

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終電のときホームの1番奥のベンチが定位置ってなんか憧れるし、色んなことを広く受け入れられる柔軟性があったり、自分のご機嫌とる方法を知っていたり、ちゃんと孤独を知っていたり、ああいうカワイイ大人になりた>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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よかった!!けど、ちょっとがっかりしちゃった。ほとんどオリジナルのままで、この時代に作り直す意味とは…??ジェッツの女の子たちがもっと活躍してたり、移民や家族問題に踏み込んだウエストサイドストーリーが>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

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音楽がわくわくして良いね。でも、男の仁義とか私には興味ないからあんまり面白くなかった。七人の侍の方が、武士の生き死にとか深いところを突いていて好き。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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どうしても小説の緊迫感を越えることはできないけど、良い終わり方だった。何のための宗教?っていう意見もあるけど、そこまでして守りたい絶対的なものを持てるのは羨ましいなとも思う。

レディ・バード(2017年製作の映画)

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ピンクの髪の毛、ピンクの壁紙、ピンクのプロムドレス。骨折したらギプスまでピンク色にするなんてレディバード最高じゃない??これが私のベストバージョンだったらどうしよう…これより良くなれなかったら…と思う>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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8割くらい物語から置いていかれたけど、絵が可愛いから至福でした。ビル・マーレーの黄色いシャツに揃えた茶色のベスト&パンツいいなぁ。それから裸婦を描くひげもじゃの画家はどこかクリムトに見えるんだけど、や>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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この登場人物の中で1番素敵なのって、本を開く女の子なんじゃないかな。作家のお墓の前で彼の作品を読むなんて、なんてロマンチックなんでしょう。それから随所に出てくる絵画たち。美術館のシーンもあるけど、作品>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

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ブロンドの切っぱなしヘア(赤いヘアピン付き)に、目の周りをぐるっと囲んだ黒いアイライン、哀愁をたっぷり含んでタバコを吸ってるマーゴがイイ!!お風呂場にこもってみたり、テントの中でレコードを聴くのもサイ>>続きを読む

櫻の園(1990年製作の映画)

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女の子たちがとっても尊い…。毎年同じようにやってくる桜の季節に、同じように上演される櫻の園。きっとその年々にそれぞれのドラマがあって、女の子たちが葛藤しているんだろうな。そしてきっと、その想い出を胸に>>続きを読む

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

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♪大学は〜モラトリアムの〜暇つぶし〜
春画が貼ってあるゼミ教室、ビアズリーの絵が散らばってる教授の部屋、実験前にリンゴを食べるのも、エヴァが恥ずかしさに目覚めることの暗喩?赤い電話でしちゃってる女の子
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

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わぁ〜お!これは日本版『女は女である』にみえるし、彼女はアンナ・カリーナみたいに魅力的。お洋服をちょっとずつ脱いでいくオープニングクレジットが超絶キュート。でも可愛いだけじゃないのよ。ちゃんと意思を持>>続きを読む

大番(1957年製作の映画)

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全体的に品がなくて苦手。淡島千景をあんな風に扱うなんて…

私、違っているかしら(1966年製作の映画)

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「就職したら私の青春が終わっちゃう気がして」って、すご〜〜くわかる!とにかく真っ直ぐな吉永小百合がとってもとっても可愛くてファンになっちゃうし、千景ママも言わずもがな最高。全然間違ってないよ!!

浮草(1959年製作の映画)

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若尾文子が男の子を誘う方法が流石すぎて、あんなの絶対おちちゃう。でも親子愛なのはわかるけどえ〜って感じだし、殴る蹴るするおじさんに着いていくなんて京マチ子がもったいない!

妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)

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美しき死者、壁いっぱいのイコン、夥しい数の蝋燭!堕落した神学生ホマーが木造建築の教会内で対峙するホラー、かと思えばDVDのパッケージには〈絶叫!爆笑!美少女!恐怖と笑いに彩られた、共産圏ホラー決定版!>>続きを読む

マクベス(1971年製作の映画)

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あ、そうか。これはシャロン・テート事件の直後。通りでマクダフの家族の残虐シーン、ラストのマクベスの首の描き方がリアルに感じる。
夫人が若くて、あの冷徹なマクベス夫人というよりは、神経過敏なオフィーリア
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マクベス(2021年製作の映画)

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絵画のように美しく均整の取れた、闇に包まれた静寂のマクベス。
・「高い抽象性と記号性をそなえた“どこでもない空間”として造られている。」
・台詞の流暢さ、心地よさ
・スタンダードサイズのせいか、閉鎖空
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天国と地獄(1963年製作の映画)

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淡々とした(しかし計算され尽くされた)室内シーンから一変、高速で走る特急列車内での緊張感あふれる身代金受け渡し場面!!天国とは一体何のことか。事件が起きる以前の地位ある不自由のない暮らしか、あるいはパ>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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《言葉多きものは災いの元 クレチアン・ド・トロワ》
大人の恋愛は俗っぽくてどろどろしてるけど、15歳の少年少女の恋愛はまっすぐで透明。ポーリーヌ、あんまりマリオンみたいに染まらないでね。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

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夜明けに泣いちゃうレネットがパリで生きていけるのか心配だったけど、ちゃんと自分を守るすべを知ってるから大丈夫だった。安心。ミラベルもかなり大人びていて、自立して生きている。フランスの女の子たちは強い。>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

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《二人の妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす》
あっちも欲しい、こっちも欲しい、欲しいもの全部手に入れたい!でもだめだったね。だけど悲しくなるとお腹が空くのっていう彼女は大丈夫だと思
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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長谷川町蔵さん曰く、イーニドは「『自分は特別』と思い込んでいる人間が、何の得意分野も持たず、人並みの才能しか」持っていない、シーモア予備軍である。親友だと思っていた子はどんどん社会に馴染んでいって、自>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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ルールその1、ファイト・クラブのことを決して口外するな、でしょ?ノーコメントで。

落下する夕方(1998年製作の映画)

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〈好きになることは、なんだか哀しい〉の男女3人が眺めのいいアパートで繰り広げるセンチメンタルな恋愛模様と、生との向き合い方。赤い靴下をくしゅくしゅしてるのが可愛い。

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

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①黒馬の哭く館
怠惰で享楽的な生活を送る女亭主と、黒馬に生まれ変われし男。タペストリーの馬の目は燃える、まるで終焉のように…。

②影を殺した男
異常な性癖の持ち主だけど、アラン・ドロンだから否めない
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好きだ、(2005年製作の映画)

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17歳のヨウスケが弾くぎこちないメロディーが頭から離れない。鼻歌を口ずさむような、風に髪がなびくような、ちょびっと泣き虫になるような、そんな恋。

♪(ラ)ラーラシド (ミ)ラーラシド (#ファ)ラー
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