ミクさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ミク

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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

脚本が面白い作品て、見終わった後「あ"ぁーおもしろかったぁ"ー」と唸ってしまうんですが、こちらも例に漏れず唸りました!面白かった!

あの目つき!怖い目つき七変化!全部、怖い!狂ってる!煙草覚えてから
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生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

4.0

自決や死が目の前まで迫り、「生きろ」と言われ生き長らえた証人たちによる、島田叡の人物像。浮かび上がる姿は、写真一枚ながらも、とことん人間らしい。防空壕の中で、平気で小さな命を殺す日本兵は、アメリカ軍よ>>続きを読む

弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

4.5

生きている間は憎かった人との、20年ぶりの再会は死後だった。母の秘密。娘たちがそれぞれ抱えてる悩み。女性だからこその覚悟が強いんだけど、脆さが孕んでて三姉妹だからこそ寄り添えあえる関係。ここに男兄弟が>>続きを読む

慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

4.0

古墳といえば、前方後円墳なイメージ。慶州の古墳は芝生のモッコリ丘型。登りたくなる気持ち分かる。オーイって言いたくなるなる。なんか確かめるために耳触るのんも、分かる👂👂とりあえずお茶飲んで、ホッと一息。

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

おしっこ飲んで面白いって思えるのいいじゃん。得意な事は花札しかないし、トランクス履きながらプロレス見るし。そんな、おばあちゃんがとにかく最高。

韓国から持ってきてくれたコチュカルの香り嗅いだだけで泣
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.5

大阪アジアン映画祭にて鑑賞。

常に何かに怯えて、すぐに謝り、自傷癖ありな長女。一見、幸せそうに見えるも、沸点ギリギリ、神への祈りが全てな次女。アルコール依存に、癇癪持ちな末っ子。

父の誕生日に、再
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

今まで地方出身の人が東京での成り上がり爽快物語はあるあるだったけど、良家育ち、抑圧まみれ、自らの呪縛雁字搦めからの解放物語は新鮮だった。肩すかし食らわす、規範のハズれ方も愛らしい。邂逅シーン、茶封筒の>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.0

情緒不安定だし、自分の好きな事にケチつけられたらイラっとして語りたくなるし、気になってた人からお姉さんって呼んでもらうの頑張って受け止めるし。キャリアの為に生きてきて、無職になって、ふと周り見たら、何>>続きを読む

最後の晩餐/平和主義者の連続殺人(1995年製作の映画)

3.9

どんな思想持ってようとも、誰しもがヒトラーになりえる可能性がある。被害者意識や、正義感、自分を正当化し始めた人ほど、恐ろしいものはない。常に深く内省。立ち位置、モノの感じ方、加害者側である自分と向き合>>続きを読む

サテリコン(1969年製作の映画)

3.0

真鍮アクセサリーを身に纏いたい!という思いが芽生えました。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.0

こーいう温かいカルトは初体験だったので、ホクホクしました。順調にコロナ鬱になってるので、私もL.I.V.Eしたーい。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.5

手から溢れ出る蟻の大群、いやいや、それ私の腋毛よ。違う違う、ウニだよ。うじゃうじゃ、モサモサ、トゲトゲ。痛そう。ああ、なんだこの感触。柔らかい。

ビューティー・ボーイズ/美しき少年たち(2020年製作の映画)

4.0

去年のハロウィンは、ドラッグ初体験してしまった(練習は何度も!)んですが、これはもうドラッグをやってみないと分からないウチから湧きでるパワーというか、なんというか、とにかくドラッグクイーンってすごいん>>続きを読む

ウィスキー(2004年製作の映画)

3.5

嘘な笑顔も、笑顔は笑顔。アクション起こせば、まさかの展開で、当たり前のようにそこに居てくれた人は、消えた。中年な哀愁たっぷり、ウイスキーではなく、靴下愛。

ツイスト(1992年製作の映画)

4.0

ツイストブームが爆発的に起こった後の象さんダンスが個人的には一番ツボだった。

愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

3.0

お花は気軽に、あげちゃダメ。勘違いしちゃうよ。巻き戻しからの、別視点で見える怖さ。でもこちらの気持ちは、真っ直ぐに純粋なんだよ。お花のお返しに、心臓プレゼントするよ。

叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.5

分かんないですよね。この苦しみが何故生まれるのか。誰のせいでもないのに、自分を傷つけたくなったり、目の前の人を憎んでしまったり。もっと上手く、この感情と向き合えたらいいけど。分からない。言語化できない>>続きを読む

ポリー・マグーお前は誰だ(1966年製作の映画)

3.5

雑誌の表紙を飾る、架空のモデル、ポール・マグー。その姿に一目惚れする王子。写真の交換という謎の婚約をし、妄想に耽る王子。指を鳴らせば、そこにマグーが現れ踊って見せたり、気に入らなければ、また指を鳴らし>>続きを読む

つながれたヒバリ(1969年製作の映画)

4.5

疑問を抱けば即終了、再教育されるブルジョワたち。国外亡命企てた同志、女囚たち。強制労働という同じ空間で育まれる、紛れもないピュアな感情が、この上なくポカポカさせてくれる。鉄クズ山と知的な会話。社会主義>>続きを読む

禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.0

ムチムチちぎりパンルックスの万能ロボット、ロビー君が可愛い。潜在意識の怪物はゴリラ型。シンプルなネオンラインのアニメーション、レーダービームからピピピー。胡散臭い説教はご愛嬌。

豚と軍艦(1961年製作の映画)

4.0

バッカヤローーー!バッカヤローーー!な汚い世の中。親の金盗んででも、自分の選択に颯爽と向かう後ろ姿痺れます。

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

4.0

去年一年は、本当に仕事もプライベートも怒涛で結構ヘトヘト。映画見る元気もないし、韓国ドラマに癒される毎日でした。が、プライベートの時間使って副業的にやってた仕事が遂に終わり、解放記念に、コレをチョイス>>続きを読む

8番目の男(2018年製作の映画)

4.0

ムン・ソリ氏の良い意味での化け具合に毎度驚かさせます。最近キニナル人。

詩人の恋(2017年製作の映画)

4.0

悲しみが生きる糧になったとき、諦めも受け入れられるのだろうか。守られる人から守る人へ、大の大人ザ・ヒモ男(詩人)が成熟していく。きっかけがドーナツ屋の美少年。恋愛モノかと思ってたら、そんな単純な愛じゃ>>続きを読む

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.5

血のり大量消費もドロドロ感もない、スタイリッシュにスリリングでワイヤーアクションもゾクゾクもん。10人の泥棒ちゃんたちのキャラも粒揃いで、ちょこちょこキスドラマ挟まってくるのもヨイ!

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.5

出てくる男性には一切名前を与えず、祖母、母、そしてキム・ジヨンの女性3世代が生きてきた人生を描いた小説とは、また違った形でキム・ジヨン像の発見があり、面白かったです。原作はカルテ式に進んでいく斬新さが>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.0

先を読む能力を全く備えていない私にも、ああー絶対こいつやんと、大変親切心に溢れる演出でエンタメされました。逆おにぎり型のドンソク氏の哀愁溢れる背中に見惚れる幸せなひと時。

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.5

ちょうど一年前の今頃、釜山旅行で訪れた国際市場を鮮明に思い出しながら、その中でひとつのお店の主人と家庭が、こんな歴史を生きてきたのかと思うと余計感慨深くて嗚咽しながら泣きました。10年毎のドラマが、ま>>続きを読む

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.5

韓国作品の専用垢かな?と思ってしまうぐらい、観たいと思って手が伸びるのは韓国産ばかり。ハマったらホントに最後で沼の深さにびっくりです。そんなきっかけが、パク・チャヌクのお嬢さんだったので、彼が描く女性>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0

金子文子氏の存在を初めて知りました!手記読んでもっと知りたいと思える興味深いお方。詩を読んで愛した男と実際に出会い、関東大震災を経験し、アナキストとして自首投獄する波乱万丈どころじゃない人生を送ってき>>続きを読む

ガール・コップス(2019年製作の映画)

4.5

n番部屋事件を想起せずにはいられない、デジタル性犯罪を題材に、元凄腕刑事で子供が生まれて現事務官と、その義妹の刑事が超爽快な飛び蹴りで、ぶった斬り!ウンコネタぶっ込んできたりコメディ要素も、てんこ盛り>>続きを読む

ドアロック(2018年製作の映画)

3.5

好きなユーチュバーカップルが、頻繁に可愛らしいドッキリを仕掛けて、あの施錠のピピピはワクワクさせる音だったんだけど、この映画でトラウマ級のドキドキに昇格されました。スリラー映画でもしっかりドキドキでき>>続きを読む

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.0

文面でみる「IMF金融危機」「アジア通貨危機」は、そんな事があったのかーぐらいで読み過ごしていたけど、映画で見ると当時の大変さが想像の範疇を優に越えてきたので、勉強になりました。

国民の権利を考える
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美人図(2008年製作の映画)

3.5

風刺画を描く虜になり、遊郭や女性が水遊びする風景を絵にする。美醜の価値観は見る者のゲス具合なのに、決めるのはいつだって権力者というのは納得いかない。ろくでなし子さんが笑顔で不当判決の紙を広げる写真をな>>続きを読む

グッバイ・シングル(2016年製作の映画)

4.0

一家に一マ・ドンソクお願いしますと懇願したくなる程のドンソク氏の温厚チャーミングぷり。振り回させるドンソク氏も可愛い過ぎる。

浮気された落ちぶれ気味のトップスターが妊娠?!な、あらすじですが、メイン
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

4.0

コロナ禍非常事態宣言下で、ステイホームしリモートワークできる人たちは、結局一握りの人達。今観る、パンデミック系の映画はキツい。社会からの排除、国家権力が命を軽視する暴力性。ゾンビの恐怖以上に、当たり前>>続きを読む