ミクさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ミク

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#生きている(2020年製作の映画)

3.0

韓国産ゾンビの超速な駿足ぷりにも大分免疫ついてきた。ゾンビのグロを追求してるの好感ですが、主人公の常にござっぱりな姿は違和感。ドローンとVR出てくるとなると、そろそろネオゾンビも出てきそうな。

ユ・ヨルの音楽アルバム(2019年製作の映画)

4.0

良くも悪くも削ぎ落として、約10年の流れを描いてるのでスピード感ありつつ、ゆっくり流れるところは焦らしてな演出。エモいとはこの事だったんですね。キュンキュンなのに、陰ある人しか出てこない。でも深く掘ら>>続きを読む

小時代(2013年製作の映画)

2.0

最近ハマってる歌手Julia Wuが挿入歌を歌ってるっていうことだけで見たので、それだけがハイライト。

あなたを、想う。(2015年製作の映画)

4.0

子供の頃というか、結構大きくなってからも親の存在って確かに幻想的。知ってる部分は親としての表面だけで、人と人としての関係ではないから、それぞれが作った幻想の中の生き物って感じ。一番都合よく嘘をついたり>>続きを読む

ヒューマニスト(2001年製作の映画)

4.0

お金を巡って残忍な人たちの連鎖で、残念だらけ。B級バイオレンス臭を開始5分で嗅ぎ取って、これ好きなヤツと確信してから、途中から想像以上の悪臭漂ってきて尚更ハマる。更には、ヒロイン鈍り強めで、字幕も癖あ>>続きを読む

ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

4.0

暫く映画鑑賞お休み期間の間、猛烈に韓国語を勉強した結果、それとなく聞き取りが出来るようになって、通訳者を通して字幕なく楽しめるのはアタラシイかった。異国で夏ってのがセコい。干し柿は2袋いらん。

ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.0

滅びませんって言わないと存在することも許されないないような、まだまだそんな時代遅れも甚だしい現在ですが、約20年前の価値観でも新しいと思えるのは、なんだか、この国の未来大丈夫なのかと思ってしまうのも仕>>続きを読む

ブーメランファミリー(2013年製作の映画)

4.0

二世代の壮絶な人生ドラマ小説「鯨」の著書チョン・ミョングァンが原作。鯨はつい最近読み終えばかり。超大作なのにスイスイ読める奇想天外な展開の物語で、めちゃ面白かったです。

鯨とは、また違った家族の風景
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春の夢(2016年製作の映画)

4.0

個人でやってる飲み屋で繋がるコミュニティって、シラフでは知られたくない嫌な部分も知らぬ間に知られてるので、ぎゅっと近い関係が気づける不思議な空間。情事とも言えない情事が起きたり、鼻つまみたくなるほどの>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.5

守りたいとか守ってあげたいって気持ちに応えようとするのは、はじめはいいかも知れないけど、どんどん檻に押し込められて息苦しくなるのも時間の問題。相手が、こうあって欲しいと思う前に、そもそも私が望むものっ>>続きを読む

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.5

後半になるにつれて、どんどん残虐さが増して、痛々しく、ひぃー!負の連鎖の泥沼に溺れ死。静止画の様に、一瞬で目を捉える美しい画作り、これ一生忘れないないだろうなと思わせるぐらいインパクトある画の連続。優>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

使える技術全部使ってやるぞな製作熱が熱くて、ビビットな色彩に、あれやこれや、それもこれもと、兎に角大騒ぎ。ブルーバック合成の編集が甘く、青く残ってる縁でさえも、なんかいい味。トンデモナイ展開続きで、戦>>続きを読む

少女邂逅(2017年製作の映画)

2.0

世界で一番美味しい飲み物はクリームソーダというのは納得ですが、美味しそうなクリームソーダのカットがなかったのん残念。

バイトに明け暮れた高校時代だったので、こういう世界観は程遠すぎて、イマイチ分から
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.0

畳にちゃぶ台に襖に、扇風機の風に当たりながら、窓枠に足をかけて読書。友達が家の外から叫び読んでくれたら、虫捕り網片手に飛び出す姿。夏の風情たっぷり。
舞台は実際に医院だった日本家屋が使われてるんですね
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.5

小学校高学年から中学にかけて、まさにこの渦中にいた者にとっては、ああああ!と唸らずにはいられないフラッシュバックを起こしてしまう衝撃作でした。

周りの事を多感に感じ、上手く言葉に出来ないから不器用な
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息もできない(2008年製作の映画)

4.0

演技っていう言葉自体も好きじゃないとインタビューに答える監督兼主演のヤン・イクチュンの言葉も納得。憑依型な役作りは、微細な動きで魅せる感情や表情。自然過ぎて、これ実体験を元にしたんじゃないの?と疑問に>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

最近は韓国ドラマばかり見てしまってるせいでしょうか。普通にドラマの1話的なノリで見てしまったので、おかわりすぐ欲しくなってます。続編の情報はまだ出てないみたいですね。ゆで卵を美味しそうに頬張る愛らしい>>続きを読む

渇き(2009年製作の映画)

4.0

血縁を求めた究極のカタチ。芸が細かい!隅々まで面白い。馬鹿にしてるのだか、なんだか、至ってシンプルなのに、疲労感はマックス。御馳走様でした。

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.5

プカン訛りの切り替えが絶妙で、劇中偽家族たちの演技力がコミカルなのに猛烈に切ない。酒で近づこうとする不器用さやら、私たちにも血が通ってんねん!って伝わってくるのん、親近感。こんな人たちが実際にいたら恐>>続きを読む

建築学概論(2012年製作の映画)

2.0

なんだか、こういう男女のやってあげた感と、やってもらう関係性にモヤモヤ。女性側に関しては、同性の友達が一人も出てこないから共感できる場面がないし、勝手にクソ女呼ばわりされて、男性の一方的な言動になす術>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.5

周りの不条理に気づき始め、家庭内の居心地が最強に悪くなる年頃、中2。思えば、私もその頃に人生のドン底を経験したなーと、トラウマのように今でも夢に出てくる、そんな中2っていう年頃。

経験が楽しくなって
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0


ジァイアント国家思想の狭間で、タップダンスを非言語コミュニケーションとして訴えるイデオロギーへの怒りや不安。軽やかだけど、確実に重い音たちが訴える感情が、とにかく熱い。

ねじ式(1998年製作の映画)

1.5

原作未読ですが、吹き出し以外の文字も全て台詞にしちゃってる感あって、どうも冗長。その割には、人格もなく進められるので、なんのコッチャでした。効果音の気持ち悪さは最高。カルト系に出てくる女性は性の対象(>>続きを読む

子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.5

ハタチ前後で芽生えてくる社会への諦観。それでも先は長い。逃れる選択あるの強い。「握手しよ」ってアッタカイ。ぺ・ドゥナ推しが更に詰められました。

絶対の愛(2006年製作の映画)

-

メビウス的な暗さは一切ないし、正直カラオケ映像に近いチープさなのに、この妙な怖さにハマる、ナンジャコレ。癖ありすぎる発酵食品みたいで、臭いけど咀嚼したらナカナカ旨味出てくる感じです。

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

観たいと思う映画は、感覚で選ぶか、興味ある監督の作品を片っ端から見ていくスタンス。基本的には、あらすじなども読まずにスタートするので、今作も現代モノ思い込みが覆されて、快感デシタ。

そもそも文工団っ
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(2005年製作の映画)

-

キム・ギドクの手に掛かれば、弓がコミュニケーションツールになってしまう。弓?と思うかもしれませんが、弓でした。台詞ゼロで進められる主人公たちの間を愉しんでは、ここで笑い入れてくる?!と、天才っぷりに感>>続きを読む

ともしび(2017年製作の映画)

4.0

長い年数をかけて、わたしの身体を蝕んできた義務からの解放を望むも、感情も言葉さえも上手く表現できなくなってしまった。今からでも遅くない。終活なんて言葉では片付けられない、今からの人生。ゆっくり進む日常>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

無常な暴力。愛が暴力となり、暴力が愛を生み、ニタッと歯を見せて作るギコチナイ笑顔に含まれる感情たるや。オソロシヤ。

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

障害者運動の先陣で活躍する重度障害者の介助者、そして支援者(アライ)として、私が常々感じてること。電動車椅子に乗ってる障害者と街を歩くと、段差のある店には入れない、電車に乗るにもいちいち駅員にスロープ>>続きを読む

ブレス(2007年製作の映画)

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キム・ギドク流のファンタジーということでいいんですよね?こんな当たり前に、現実世界から逸脱してしまう、有り得ない、有り得ないと分かりつつ、2人の純愛?に吸い込まれた。お花が切ない、嬉しい。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

外見で好意を持つこともあるし、その人の人となりを知って好意を持つこともあるし。どっちかで好意持ってくれるなら、後者が嬉しいなー。LINEでもなく、文通で相手のこと知るって、羨ましいなー。文章で想像する>>続きを読む

うつせみ(2004年製作の映画)

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キム・ギドク流のラブコメということで、いいんでしょうか?笑っていいんだ、よね?って思いながらクスクス。主人公の、クスッと笑った時の口角。怒った時の目。修理オタクに洗濯は手洗い。と、魅力だらけ。独特なフ>>続きを読む

シャッフル(1981年製作の映画)

4.0

森達也氏って俳優顔だなーと思ってたんですけど、出演してたんですねー!いい、いい、兎に角、全力疾走に、カオスな音楽に、惚れた女に言われた一言に傷付いた純粋?さに。見てるだけで息あがるよ、これ。

悪い女(1998年製作の映画)

-

黎明期感溢れるキム・ギドクの、この画が欲しいってのを、撮ってる潔さが気持ちいい、ちょっと無理がある感じもエモい。初期から、売春をテーマにしてるのは、惹かれるものがあるんだろうけど、いつだってただただ苦>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

たった一つの希望を失われた時の、諦観とはなんたる恐ろしさ。