ミクさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ミク

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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.0

M51羽織ってスクーター飛ばして、革ジャン着てる奴には乱闘起こして、クスリでキマれば踊って踊って、思い寄せる人とくっつきたくって、スクーター乗って浜辺で黄昏て親に叱られて、仕事サボって、孤独感じて、モ>>続きを読む

愛・アマチュア(1994年製作の映画)

3.0

色情狂と判断される割に追いついた対応の元尼僧、現ポルノ作家のイザベルの静かな語り口。脳内はどんな妄想が繰り広げられてるのか魅惑的。人物設定がいちいち粋。青い世界にノイズが心地よく、小説読んでるかのよう>>続きを読む

ドリンキング・バディーズ(2013年製作の映画)

3.0

展開も会話もとことんリアルを追求してるといえば聞こえがいいのかもだけど、とにかく超低予算マンブルコア映画。ビール工場のセットも恐らくNetflixドラマ”Easy”で再活用されてる。このドラマが超面白>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.5

コンクリート打ちっ放しの建物の中にいると無条件に高揚気分になる、そんな感じです。安藤忠雄氏の建築物の中にいると大概迷子になって目的地になかなかたどり着けなくてイライラするんですが、嫌いにはなれない感じ>>続きを読む

不滅の女(1963年製作の映画)

4.0

中学の頃に起きた友情トラブルがトラウマとなり、今はもう全然連絡取ってない人ばかりなのに、私の夢に出てくるキャスト達は当時の同級生ばかり。必ず決まって出てくるあの人は、私の中で不滅であります。私の中にい>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.0

青春映画って必ず自分の思い出と重ねて見てしまう傾向にあります。分かりやすいスクールカーストがある訳でもなく、リアルなキャスティングが絶妙で、私の居場所はここがいいなーと妄想が広がる。ティーンの頃に抱い>>続きを読む

囚われの美女(1983年製作の映画)

3.5

究極の男性性と女性性の対は、あくまで非現実であり夢の中の話。女神化された女性に群がるいかにも怪しい男性集団。恐怖でしかない。しかもそれは他人の手により欺かれた空想であり、現実にすがりたい気持ちも一瞬で>>続きを読む

エデン、その後(1970年製作の映画)

4.0

幻覚の中で現れる自分はいつだって、残酷に虐げられる被害者であり、現実世界の劇中劇では嘲笑うかのような人を見下す目つき。分身が現れてからの安堵のダンス。

モンドリアンを模した画が平面的でありながら、人
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.5

本作を塚口サンサン劇場のウーハー上映で観れるのが楽しみ過ぎて、ここ最近はポール・ヴァーホーベン監督尽くしだった訳ですが、やっぱり名作の初見を劇場で味わう贅沢は他では得られないものがあります。

未来社
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

求められるものが大きくなって嫌気がさした監督がアメリカを離れ、オランダに戻り撮った作品。でも決して母国であろうが、正当化などせず、あくまで人間の持つ残虐性を、自分の視点で忠実に描く。なんか監督の真面目>>続きを読む

イケてる彼女のイケない悩み(2017年製作の映画)

2.5

なんですかね、オープンな関係性が良い環境作るんだろうけど、絶対隠し事しない!みたいな誓いもしんどそうな気もする。と思いつつ、女性監督が描く女性のオーガズムにフォーカスしたお話しはかなり新鮮だった!セッ>>続きを読む

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

4.0

初めてのアラン監督。冒頭の主要人物や物のハイライトシーンから完全に心掴まれました。

意味わからんぞと思いつつ、途中から、あれ、これは悪徳の栄え的な世界観かと自分なりの着地点を見つけてからは、隠喩を考
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ポール・ヴァーホーヴェン トリック(2012年製作の映画)

2.5

一般応募した脚本から使えるものを選出する作業の大変さを長々と伝えられてから見る本編は、脚本を一本に繋げたの凄いなーと思う関心が邪魔をして、作品自体を楽しめたかというと…。

50分の中編作品でも8人の
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

劇場スクリーンで見る、Netflix プレゼンツの文字にまず感激の涙。

もう、出だしから不穏な雰囲気を匂わせ、飛行機の影。生活音に包まれる幸せを感じるも、時折訪れる爆音と不幸。全てが必ずしもいい結末
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ルームメイト(1992年製作の映画)

2.5

人を覗く時、ドアノブ付いてる方じゃなくて反対の隙間から執念深く覗いてるのがツボでした。

最近、瓜二つな女の子同士が歩いてるのよく見かけますが、本当の心境がもしこうだとしたら怖いなーと、妄想の幅が広が
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.0

感情起伏の激しさに、両腕双方に引っ張られてるみたいで頭ぐらんぐらん状態。喜怒哀楽が常に100%で軸ぶれぶれ、ラジー賞もなるほどって感じ。ですが、カルトファンには何か薬盛られたのか中毒性高めです。しなや>>続きを読む

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.0

トマトの声優やった人には星満点あげたいぐらい熱こもってました!

風刺とも呼べない度の過ぎたお馬鹿っぷり。逆に星1以上付けるのは邪道な気が。どうして、日本人の役ノキタにせず、ノキトファにしちゃったんだ
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

ホルモンの具合で誰にも言いたくない夢見ます。下衆さなく高貴なエロに昇華し映像化してしまった変態師匠に頭が下がります。痛くて上等。シェーバークリームたらふく飲んでおかしくなって、奇妙なダンス披露すれば、>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

1話45分の13話で構成されたドラマだったら間違いなくイッキ見でハマること間違いなし!でしたが、映画だとちょこちょこつまみ食い程度の感覚で次々と展開していくので物足りなかった…。キャストが濃いキャラだ>>続きを読む

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.0

暴れ狂う牛たちと対照的に最後に流れてくる牛は死を悟っているかのように落ち着き払い、受け入れる準備さえもできてるかのよう。一気に憂鬱な闇に連れて行かれ、救いのない結果に更に落ちる。そんな気分になって深く>>続きを読む

インビジブル(2000年製作の映画)

4.0

ブラインド越しに見える向かいのお姉さんはどうしていつも丸見え状態で下着姿になるのかは謎。

「俺超天才。」と自負する科学者自身が実験台として透明人間になる。滑稽な発想は度が過ぎてる。でもこれ透明人間だ
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

ロシアンマフィアは銃がご法度なのでしょうか。本気の短刀。サウナでの裸体、急所をぶつけないよう巧い着地に目が離せません👀 凍った指はサクッと言わずプリンッとしてましたね。グロなしクローネンバーグサスペン>>続きを読む

グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

4.0

見上げる小悪魔系目線は生きる術。力で勝負出来ないならフェロモンビームで護身。集団レイプのカオス。乱痴気騒ぎに酒、肉、セックス。首吊り腐敗死体の元で永遠の愛誓うって!!!しかも、木の根っこ食って!!

アナ&ヴィトリア(2018年製作の映画)

2.0

若い女性2人が愛って何?と問いながらも自由恋愛を奔放するブラジル産ミュージカル。ポルトガル語の発音が綺麗。映画というより可愛いらしいPVを観てる感覚。スマホ画面を同時に見せる編集を多用してて、改めて客>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.5

強化ガラスの概念一切なし。シュワ氏の一撃の破壊で突破。秘所何度蹴られようが立ち上がる強豪。分解される前のTwo Weeksおばちゃんの熱演が素晴らしい。

アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

3.0

1975年当時、アフリカの独裁国家であったザヒール(現コンゴ)からフランスの田舎へ移住した家族のお話し。

コメディタッチで描かれているので、実話ベースなことを忘れてしまいそうになる。町民が初めて出会
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.5

今回の映画公開に合わせて、新訳されたJames Baldwinの原作”If Beale Street Could Talk”読み終えての鑑賞。邦題事件発生で、ややこしいことになってます。ビールストリー>>続きを読む

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.5

アメリカ式心霊現象、スピルバーグ製作・脚本に掛かれば、それはもう壮大なファンタジーで怖さゼロに迫力満点。それに反比例してこの日本語字幕はせこい。「この家は清められました。」しかも出てくる超能力者の個性>>続きを読む

10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002年製作の映画)

4.0

クロエ永遠に眺めれる。民族ドキュメンタリー挟んでくるヘルツォークのアク強い感性良き。まだまだ映画ファン歴浅い人間には巨匠監督紹介ムービーとして有難い。エレジーな時間の流れ、大人な哀愁あります。

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

5.0

レバ刺し食べなくなった🧟‍♀️🧟‍♂️ワニワニパニック状態の腕たちをこちら側からもガブッといきたくなる。ネグレージェゾンビの存在感がピカイチ。

FAKE ディレクターズ・カット版(2016年製作の映画)

4.5

テレビ番組に疎すぎてこのニュースの概要はほぼ知らずですが、森達也氏の著作のファンで今更ながら観ました。

メディアが如何に真実をぐちゃぐちゃに料理して伝える媒体であるかがよく分かる。それ以上に、メディ
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

2.5

映画館での初鑑賞。カルト的人気を誇るインド映画の火付け役ということで期待大。「投げたタバコを咥えるパフォーマンス」で有名になった主人公演じるスーパースターラジニ。最早、パチパチパパンチのセンス!三角関>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.5

一細胞から創造される生命体の謎に宇宙の起源を見たかのような不思議。カラビ・ヤウ多様体のような危険領域エリアXには、生と死の異種交配された生命が存在していて、恐ろしくもあるけど同時に見たことない美しさが>>続きを読む

ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

4.0

インドの田舎町にナプキンがやってきた!なドキュメンタリー。インドの生理に対する実情に驚きながら、私自身生理の話をしてたら男性から「気持ち悪い。」って言われた事を思い出して、まだまだ男性の生理に対する無>>続きを読む

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

5.0

サントラも聴きまくり、反対するお母さんに説得しに行く場面のBGMで流れてるHi-fiveのNever Should’ve Let You Go大好き。とにかく、口ずさみながら観てしまうので集中できない>>続きを読む

点対点(2014年製作の映画)

3.0

香港を舞台に地下鉄に描かれた謎の点々を巡って出会う男女。点々から現れてくるシンボルとその街の歴史の繋がりが面白い。近代化が進む街でスローライフを望むライフスタイルが洒落てます。出てくる学校のダイバシテ>>続きを読む