エスさんの映画レビュー・感想・評価

エス

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バービー(2023年製作の映画)

3.8

こんなに歌ありダンスありのミュージカル映画だと思ってなかったので嬉しい誤算。
マーゴット・ロビーの魅力がたっぷり詰まっていて、俳優陣の歌とダンスはどれも見応えある。
じゃない方のケンが、どこかで観た事
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.4

ニコラス・ケイジ好きのためだけの映画かと思いきや、普通にアクション・コメディ映画として面白かった。
全編に渡って、製作陣のニック愛がすごい。

ニックとニック大好きなペドロ・パスカルとのおじさん同士の
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.5

台湾のホラーミステリー映画。原作はゲーム。

台湾の白色テロ(中国国民党による反体制派弾圧で約14万人が投獄され3千人以上が処刑されたとされる)時代に学校で起きた事件の真相に迫っていく。

ホラーでは
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

2.3

ブラック企業に勤める社畜の天道輝がゾンビパンデミックによって崩壊した世界を楽しみつつ人生の目的を見出していくゾンビコメディ。

コメディなので、大味な展開や一部俳優の演技力や細かいゾンビ設定など、細か
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

ノルウェー産サイキックスリラー。

監督は大友克洋の『童夢』に影響を受けたようで、団地、子供、超能力と符合する部分は多い。
設定だけでなく、『童夢』を彷彿とさせる映像に思わずニヤリ。

超能力を持つ者
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.4

最初から最後まで、息をもつかせぬアクションと見せ場の連続で、あっという間の2時間43分。

イーサンが相変わらずカッコ良いが、今回はグレース(ヘイリー・アトウェル)に翻弄される可愛いイーサンがたくさん
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

実在の主席祓魔師(チーフ・エクソシスト)ガブリエーレ・アモルト神父が主人公のオカルト映画。
原作は同神父の「エクソシストは語る」という名著。
厳つい風貌と飄々とした性格で悪魔に敢然と立ち向かうアモルト
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バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

3.2

前作『バード・ボックス』の続編というかスピンオフ。
舞台も登場人物も全て異なるので、前作とは設定以外の繋がりはない。

見た者を自殺に駆り立てる謎の存在
謎の存在を見ても死ななかった精神異常者たち
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.4

ある日、その姿を見ると精神に侵食して、見た者を自殺へと追いやる謎の存在が出現。
次々に人々が死んで人類が滅んでいく中、生き残った妊婦マロリーはわずかな希望を求めて旅をする。
謎の存在は、明確には語られ
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.3

ドラマ『謗法〜運命を変える方法〜』の続編で、今や『都市探偵』というニュースチャンネルを主宰するイム・ジニが新たな事件に遭遇する。
警察も事件調査に動き、チーム長のソンジュンやドラマの登場人物たちのその
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

2.5

『全裸監督』『ミッドナイトスワン』の内田英治監督・脚本。

コメディかと思ったら様々な現代社会の問題を盛り込みながら、パワハラ当たり前の刑事・成瀬が音楽隊を通じて自分を見つめ直し再起していくという人間
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.8

予告で観たままの面白さ!

『ニモーナ』は元々ウェブコミックでアイズナー賞も受賞している作品だが、アニメ化には長い道のりがあった。
20世紀FOX傘下のブルースカイスタジオがアニメ化に取り組んでいたが
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

予想通りの内容で、1〜3に見られたケレン味やタフな冒険活劇要素は薄れ、老いたインディが体に鞭打って奮闘する展開はクリスタル・スカルの王国に近い。
それでも冒頭の若いインディが観れたのは純粋に楽しいし、
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

ちょっとありえないレベルで面白かった!
ストーリー、映像、演出、音楽全てが異次元。

「とにかく、観て!」以外に言う事がない。

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

1.8

知らない駅に降り立った女性が消息を断ち、7年後に戻ってきたという都市伝説がベースになっている。

きさらぎ駅で何が起きたのかが戻ってきた女性の口から語られる。
結局きさらぎ駅が何かは分からないが、ミス
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DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

3.0

犬のクリプトが主役の実写ドラマもあるが 、これはDCヒーローたちとスーパーパワーを持ったペットたちの活躍を描く3DCGアニメ。

ちゃんと各ヒーローの設定が随所にコミカルに散りばめられていてちょっと笑
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

2.5

ブラムハウス産オカルトホラー。
内容がオカルトな上に、更に酸素のない水中という設定が緊迫感を煽る。

動画配信のために湖中に沈んだ古い屋敷に入り込んだカップルが遭遇する恐怖を描いている。
カップルだが
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

ドラマ版そのままの空気感を更にパワーアップさせた上質な劇場版。

高橋一生の岸辺露伴はハマり役で、飯豊まりえの泉京香も可愛い。
何より原作で描かれていない話や設定を取り入れた脚本が上手く引き込まれた。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.2

地上600mのテレビ塔に取り残された2人の女性クライマーのサバイバル劇。

VFXなのに気づいたら手汗が滲んでるぐらい緊張感のある映像と展開。
ワンシチュエーションだけど最後まで飽きずに観せてくれる。
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

インフィニティ・サーガ後のMCU映画の中で断トツ面白い。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後日談ではなく、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』としての戦いと絆を描いている。
全キャラに見せ場があ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

2.6

サンドラ・ブロック、チャニング・テイタム主演の冒険ラブコメ。

秘宝が眠る古代都市を探す話だがインディ・ジョーンズのような謎や手に汗握る冒険の話ではなく、軽い設定と冒険とは程遠い一般人のドタバタ劇が展
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.3

スーパーマンにもいえるが、ヴィランとの戦いだけじゃなく市井の人々をスーパーパワーで助けるシーンが好きなので、本作もファミリーがヒーローとして駆けつけるシーンが熱い。

ストーリーは大味だが、前作同様コ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

ルッソ兄弟製作、マルチバース物なので、MCUマルチバースサーガの1作といってもおかしくない作品。
マルチバースという設定が受け入れられるかどうかが、作品の賛否を左右しそう。

マルチバースという概念は
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

サンタ版『ダイハード1&2』。

「仲間ならおねんねしてるぜ」
「何者だ?」
「サンタクロースだよ」
「ナメた野郎だ。行って始末してこい」
「うぎゃあああ!(返り討ち)」

というのが大筋。
殺し方グ
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.4

クリスチャン・ベール主演のミステリーで、士官学校で起きた変死事件を元刑事のランドーと士官候補生のエドガー・アラン・ポーが捜査をする。
謎解きというより事件の裏にある真実が徐々に明らかになっていく感じ。
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.7

『二ツ星の料理人』のようなレストランを舞台にしたヒューマンドラマだと思ったらホラーサスペンスだった。

孤島の高級レストランに集められた客たちを待ち受けるシェフには秘密が……という話。
というと人を食
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ホステル2(2007年製作の映画)

2.4

イーライ・ロス監督のスプラッター&スリラー映画『ホステル』の続編。
前作のラストから話は続いており、前作ラストの後を知る事が出来る。

前作は男が餌食となったが、今回は3人の女子大生が人間の持つ狂気と
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

2.2

シリアルキラーの集会に迷い込んだホラー雑誌のへタレ編集者ジョエルは生き残れるか!?というタイトル通りの話。

惨殺シーンがあるもののコミカルなシーンも多く、予想外の展開とシリアルキラーのキャラが立って
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ヘルホール ー悪霊館ー(2022年製作の映画)

2.6

ポーランド産オカルト映画で、人が行方不明になっている修道院を調査するべく警官が潜入捜査するが、そこには恐ろしい秘密が……という話。

途中までリアルな猟奇事件かと思ったら、終盤で一気にオカルト物に。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

ジョーダン・ピール監督によるSF映画。
田舎町を襲う未確認飛行物体とそこに暮らす人々のドラマを描いていて、ピール監督らしくホラー的演出もある。

対比と暗喩に溢れたストーリーで「他の生物を人間が飼い慣
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X エックス(2022年製作の映画)

2.5

スラッシャーホラーで、舞台は1979年という同じシリアルキラー映画『ブラックフォン』の1年後。この時期、シリアルキラーいすぎ。

ポルノ映画撮影のために郊外に来た女優と撮影班が、殺人鬼の老夫婦に遭遇す
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.5

台湾産パンデミックスプラッターホラー。

ウイルスに感染した人間は欲望に対する抑制がなくなるという設定だが、症状が殺人、食人、性暴力ばかりで他の食欲や物欲や睡眠欲などがなく、設定が大味。
感染者は罪悪
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

1978年を舞台に連続少年失踪事件に巻き込まれた主人公フィニーと殺人鬼との戦いを描くホラーサスペンス。

黒電話が主人公や観客を怖がらせる道具かと思ったら、黒電話を使った熱い展開と友情に泣けた。
単な
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

下請けの広告代理店がタイムループに陥るSFコメディ。
同じタイムループ物の『ハッピー・デス・デイ』やSFコメディの『サマータイムマシン・ブルース』が好きなら楽しめると思う。
舞台劇のような掛け合いも面
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おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

4.5

火星探査車オポチュニティとスピリットの開発から火星での探査、そして任務完了までの長い旅路を当時の映像や関係者の話から描くドキュメンタリー。

様々な苦労やトラブルを越えてきたローバーと人間との絆は実話
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

みんな大好きモキュメンタリーホラー。
土着信仰のまとわりつくような湿度と陰鬱さが良く出ていて『呪詛』同様、世の中には軽々しく立ち入ったらダメな世界がある事を教えてくれる。

俳優陣の演技がリアル過ぎて
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