mingoさんの映画レビュー・感想・評価 - 59ページ目

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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.7

湯浅にしては(エンタメ演出は素晴らしいが)キャラクターの中身蔑ろにしすぎ感が強かった。。。何よりルーがくそ可愛い、、自分的にはそれで持ちこたえてた。2010年代っぽいアニメーションだし、震災意識も強い>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.5

これを超えるアニメあるのかっていうレベル。実写、2D、3Dを融合させ、路地裏から宇宙までを超絶技巧によってメタモルフォーズさせてゆくハイテンションムービーにして、男と女、女と女、男と男、家族に纏わる三>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

闘う女性ジャンルものは数多くあれど、本当にかっけー女性て少ない!けど本作はルックス中身共にワンダフルワンダーでした。男より強いって設定と、戦争における人々のそれぞれの事情がうまくストーリーとマッチし極>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.6

映画館で観るか自宅で観るかで点数が0.3は変わる映画。ハラハラとエロエロの二択の狭間で忙しい。観たの一年前か、時が経つのはやすぎ、

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

アメリカの東出昌大ことニックロビンソン主演の、よりアメリカ臭さが足されたスタンドバイミー。この映画を楽しめないならおっさんたちは黙っててよ!て言われた。そんな映画。
ぼくも口髭生やすの好きなので髭を生
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拳銃魔(1949年製作の映画)

4.1

あらすじ自体は運命的に出会った一組の男女が破滅への道をたどるという、よくある「ボニーとクライド」ものを代表する作品のひとつでありながら、後の「勝手にしやがれ」や「俺たちに明日はない」などに決定的な影響>>続きを読む

裸の町(1948年製作の映画)

4.0

理想主義を歌い上げたハリウッド映画作品が多く製作されていた時代に誕生したNYオールロケのドキュメンタリータッチのサスペンス傑作。NAKED CITYのグラフィックがドーンッな本場ポスターが死ぬほどかっ>>続きを読む

ローラ(1961年製作の映画)

4.0

ドゥミの長編デビューにして1番の傑作じゃないかこれ。港町、水夫、シングルマザー、踊り子といったモチーフでワクワクしないやつおらんやろがい。ヌーベルバーグの真珠はほんとだった。ロジェ「アデューフィリピー>>続きを読む

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

3.8

「扉の陰〜」ときたら神代辰巳傑作テレビドラマ悪女の仮面が脳裏によぎるが、本場扉の陰といったらラングのこちらでしょう。オープニングのグラフィックカッコ良すぎマン。ラングのタイトルバックて仕事が丁寧。そし>>続きを読む

殺人幻想曲(1948年製作の映画)

4.1

こーれも面白い!!ダンディに振舞ってるレックスハリソンがアホすぎて可愛い。まさにギャップ。
スタージェス後期の、クラシック音楽と犯罪妄想の突飛な組み合わせで笑わせてくれる大人のサスペンス喜劇。サスペン
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サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

4.0

あまりにも劇中にルビッチルビッチ出てくるからスタージェスはライバル視してたのか尊敬の念を込めていたのか気になるところ。
ロードムービーの傑作として名高い本作だが、トラブルですぐハリウッドに戻っちゃうか
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七月のクリスマス(1940年製作の映画)

4.0

ベーコン「42番街」に密かに出演しているディックパウエル、エレンドリュー主演の68分の短尺な作品。
「夜眠れないのはコーヒーより寝床のせい」
猫映画でもある本作のラストのThe Endの出し方はセンス
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.2

文芸坐さん音ぶちあげて頂いてありがとうございますな一本だった。せつこの声が素晴らしい。
悲しいとか辛いとか自分の感情なんかどうでもいいけど、後世に語り継がれる傑作であるべき。にしても高畑勲ではなく、本
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.7

タチは言いすぎだけど、なかなか良質な、おフランスらしさ全開のハートフルコメディ。ドゥミの「ローラ」は死ぬほどナントに行ってみたくなるけど、本作はそこそこに今のパリに行ってみたくなる。監督、脚本、主演が>>続きを読む

ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

3.6

スティーブに感情移入してウルっと来るところはあるにせよ、チームチームて何度も出てくるように恵まれた人は違うなぁと思った。映画として良い悪いどうのこうのより、息子に向けた記録映像なので、(感情移入できる>>続きを読む

過去を逃れて(1947年製作の映画)

4.4

記念すべき2000本目のクリップはジャックターナーが誇る傑作ノワール。今年観た映画で1番ファムファタってたし、ぶっちぎっておもろい。作り込みといい、細かい話運びで全集中してないと頭に「?」ランプ点滅し>>続きを読む

危険な場所で(1951年製作の映画)

4.1

こちらも傑作。個人的には「孤独な場所で」の方が好きだが、本作との二本立てを組むヴェーラのプログラム最高。ひとりで土曜日に映画館で寂しく映画を観てると、土曜日の夜なのに世界に忘れられているみたいで、なん>>続きを読む

孤独な場所で(1950年製作の映画)

4.3

原題「インアロンリープレイス」そのまんまな映画すぎて、切な哀しいニコラスレイが誇る傑作。あぁ、また素晴らしい映画を観てしまった、、、いま流行りの「チャチャチャチャランド」でしたっけ?あの映画のラストの>>続きを読む

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.3

実話をもとに作られた音とイメージが生み出す孤高の脱獄劇。なんて言葉はブレッソンには申し訳がないほどに映画芸術そのものな傑作。人間ドラマに厚みを持たせたベッケル「穴」に対するは、事実描写に重きを置き感情>>続きを読む

血槍富士(1955年製作の映画)

3.9

オープニングの富士山背景に横スクロールRPG満点じゃないか。浮浪児の次郎の背中に小遣いいれられるくだり可愛すぎて心掴まされた。ボーボボに仕える首領パッチことゴンパッチによる槍持ちのロードムービー。「や>>続きを読む

愛奴(1969年製作の映画)

3.1

羽仁進のフィルモグラフィーの中でも最もカルト映画であり、上映に恵まれる機会が特にない一本。ただそんなにおもんないし、充たされた生活と初恋時獄編の劣化版みたいな話だから特にといった感じではある。ある青年>>続きを読む

法隆寺(1958年製作の映画)

3.5

めっちゃ法隆寺。日本最古の木造建築である法隆寺の接近できない箇所までドラマティックに映し出した隠れた佳作ドキュメンタリー。百済観音と玉虫厨子のクローズアップテンションあがった。

海は生きている(1958年製作の映画)

3.6

タイトルバックが秀逸なデザイン。海の中の生き物の成り立ちを追求することによって生命の出来る仕組みを説きあかそうという相変わらずの羽仁進らしさがよく現れた解説黒柳徹子による波照間島のドキュメンタリー。監>>続きを読む

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

光と影の演出がうまく(そんなに影ないだろう)、天才が努力という才能を纏い光り輝く。あらゆるシーンや場面でみな「美しい」と思うはず。美の頂点。カリスマという言葉がこんなにスッとはいってくるほど人は珍しい>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.9

ロメールは男性からの視線だが、ヴァルダが本気出したらこんなぶっとんだメロドラマになる驚き!しか詰まってない。不倫したら家族への愛情が深まったwww妻がいながら別の女性好きになる気持ちはやはり感情移入は>>続きを読む

3つのボタン(2015年製作の映画)

3.5

ミュウミュウ×ヴァルダ合うな〜落し物ではじまるシリーズの習作。昔miu miuで働く女性に恋したの懐かしい。。。駄文失礼、、

動物園日記(1957年製作の映画)

4.1

こちらもクソみたいに面白い。毛色は違えどワイズマンと比較すると面白いかも。動物園のおじさんがお送りする最高に動物愛に満ち満ちた青春おっさんムービーの爆誕。満ち満ちて、神軍。のちにアフリカサバンナの映画>>続きを読む

双生児学級-ある姉妹を中心に-(1956年製作の映画)

4.2

こーれはくっそおもろい!!!一卵性の姉妹学級を中心に東京中野の双生児学級の実態を記録。比較からはいり、それぞれの個性がバリバリひかる。goodいやいやbetterいんやbestでしょ。人間の性格は遺伝>>続きを読む

生活と水(1952年製作の映画)

4.0

羽仁進による生活用水ドキュメンタリー。まさにこの頃からすでに生活の中で養われた選択眼は健在。羽仁進て映画撮る前に共同通信社で1年間記者をしていたっていうのは知らなかったけど、個人的にタイムリーすぎて、>>続きを読む

天使(1937年製作の映画)

4.3

ラストほんとに凄すぎ。ドアの反転のみでこうも騙されるか!ルビッチが「演出」すると、それはもはや「ドラマ」に変わる。これまで様々な映画を体現し尽くしたが映画のすべての時間がクライマックスに凝縮され究極的>>続きを読む

山猫(1963年製作の映画)

3.8

映画館で観る山猫憧れ続けついに実現した。アランドロン祭りまたやってほしい、こんなに綺麗な顔面でかい画面で観れるだけで感無量。開始早々ゴッドファーザー感じた。マフィアも貴族も、みな信念ありきの生き方を魅>>続きを読む

華岡青洲の妻(1967年製作の映画)

3.9

若尾文子vs高峰秀子の超豪華嫁姑バトルがパない。女性同士の喧嘩てネチネチしてて好きじゃないんだけど、こちらは男顔負け、どちらも引かずの体当たり。身体に毒とはまさにこのこと笑
増村はやっぱり凄いな、全部
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トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.0

みんなお手すきになると鼻ほじるのなんでなんだろう(男子って机の下とかに鼻くそつけるのなんなんだろう)
2回観ると細かいとこまでわかってより楽しめる。にしても美術が豪華なのに飄々と演じる役者のギャップが
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ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

3.7

たむらまさきのキャメラはやはり良い。にしても適当に点数つける輩が多くて困る。3.4〜3.5が妥当かなと。個人的には3.6とか3.7は欲しいところ。ヤマジカズヒデの音楽がまた一層エモくさせてくれる。「こ>>続きを読む

信子(1940年製作の映画)

3.9

松竹大船映画。
清水宏、学園もの撮らせてもお手本のような巧みさ。お上手。
「えいこさぁぁぁぁあんっ」ビブラート効かせた栄子を探す声のトーン凄い。叱ることも可愛がることも愛情を持って利害関係で可愛がった
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