YRFWさんの映画レビュー・感想・評価

YRFW

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大学生。

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砂の器(1974年製作の映画)

4.1

古典作品

サスペンスとしても、ハンセン病という社会問題を扱う映画としても意義あるもの。
尺は長いが、退屈する要素は皆無。

演者がかなり豪華。
渥美清、緒形拳はオープニングロールで同じフレーム内に名
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アス(2019年製作の映画)

4.5

クリエイティブ、クリティカル、シネフィル。

この3つの要素が凝縮されている。それだけでもう十分!
シネフィルとして古き良きものを踏襲しつつも、創造性の高い映像、音楽と共にオルタナティブな新しい価値観
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天気の子(2019年製作の映画)

4.2

「最大多数の幸福と自己犠牲」

世界は不文律に前者を求め、それを妨げるものは不正義として切り捨て事情もあまり思慮しない。
日常的にこれは行われてしまい、致し方のないことように認識されてしまっている。
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.8

貧困に苦しむ少年が、両親を訴える。
自分を産んだことを罪として。

終盤に、少年が「育てられないなら産むな」と言う。
決して子どもの戯言にはならない。
なぜなら散々苦しい社会に解き放たれた中で、生き続
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.2

めちゃ笑えた、そしてちょろっと泣ける。
トイのかわいさでたくさん笑顔にさせられる。ただそれだけではなく、倫理的問いに対して考える筋道もわかりやすく構成してくれる。
即物的に見ると娯楽作品、観念的には問
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.2

エログロで満ちている18禁映画と思っていたら、全く違った。

宗教色が色濃くでた映画。
宗教画、聖堂に用いられたゴシック建築、地獄と神の描写。

普遍的なテーマを抽出するとしたら、芸術と倫理の鬩ぎ合い
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羅生門(1950年製作の映画)

4.8

『椿三十郎』に続いて二作目の黒澤作品。

「真実は藪の中」

舞台は、飢餓に苦しむ悲壮な平安時代。
雨宿りをしている木こりと坊さんが、恐ろしい話を目の当たりにしたといって下人に対して語るところから始ま
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.2

Netflixからの挑戦的作品。
ネット配信映画は映画じゃない、という意見に対する答えを提示した。
映画館で観るべき作品を、ネット配信映画が作れてしまう。
これを映画館で見せてくれたアップリンクに感謝
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

-

好きなシリーズ作品だし見慣れているはずだけど、ぴかってして記憶消えるの単純に怖い。記憶をテクノロジーが操作できたらもう倫理観がある人間ではなくなりそう。

エンタメ映画に関してはスコアを付けないことに
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.8

日本が誇る映画監督、黒澤明。
古典芸術の部類に入っている今作。
三船敏郎、加山雄三、仲代達矢、田中邦衛など名優揃いだ。

展開は全く複雑ではなく、60年程度経った今でも十分に笑える喜劇として成り立って
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

半径10m以内の邦画作品大好きな自分にはずっしり来ました。
台詞、感情、関係性も綺麗過ぎず、リアリティに溢れている。
世の中には共感できる感情もあるが、わからない感情があって当然。
それがそのまま映画
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奇跡(2011年製作の映画)

4.7

子ども達によるロードムービー。
奇跡を起こすために必死に行動する。

子どもの時は世界は本当に狭い。
その世界しか知らない。常に開拓する対象があり挑戦していく。
自分の世界で、もがき苦しむ。
感性は鋭
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

4.8

小さな頃から何度も観ている映画だが、ドラマを全て観てから改めて今作を観た。

ドラマを見てから文脈を理解した上だと、すみれさんや雪乃さんの活躍がなんとも嬉しい。
サイコパスきょんきょんが登場する緊迫し
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.3

黒沢清オールナイトにて

この映画を観て外に出たら朝の5時だったのですが、景色が違って見えた。
明媚な邦画ならではの映画。
感性を刺激するタイプの大好きな作品。

深津絵里のお美しいこと。踊る大捜査線
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回路(2000年製作の映画)

4.1

黒沢清オールナイトにて

シンプルに怖いジャパニーズホラー。
2000年の段階でデジタル化された社会の孤独をテーマに創造した監督は凄い。
覗いているが、覗かれている描写は今見ても新しかった。

演者さ
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Seventh Code(2013年製作の映画)

3.9

黒沢清オールナイトにて
音楽のためのPR映画

その割に完成度は高い
前田敦子が黒沢監督に才能を評価していた片鱗が見れた気がする

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

おじいちゃんだらけの映画館でこの映画見ることはたまりません。

イーストウッドは間違いなくリビングレジェンド。
彼と共に生きていた彼らにとっては特別なものなのだろうし、90歳であっても強さは健在な理由
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.3

社会的構造は現代そのままに設定し社会的倫理のみを変化されたディストピア世界。

結婚しなければならない社会にみなが身を置いており管理されている。兎にも角にも独り身でいることが罪とされ、最終的には動物に
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

パキスタンとインドを舞台にしたボリウッド映画
インドならではの音楽とテンポの良さにより長さは全く感じなかった。
終盤までにしっかり泣けるまでの工程が作り上げられておりカタルシスは大きい。

宗教の多様
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.6

「瞬間の尊さ」
同じ瞬間は二度とない。
印象的な季節描写とともに周りの人間も社会情勢も衣食住も変化する。出来事や環境により主人公に感情が落ちてくる。感情により幸不幸を決めるのではなく、刹那の儚さを感じ
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.6

ジャックはローズの生き方を変えた。
タイタニックという不朽の名作を一言で表したら自分はこうなる。
ローズはジャックへの愛の為、未来を省みない行動を取る。ただそれはローズの価値観をジャックが変えたからで
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.1

歌が中心となる物語であるがテーマがしっかりしていた。
大枠は人との関わり合いであるが、関係性の変化が著しい。特に憧れの人との関わりが印象的だ。
アリーは初めてジャックに憧れ、見出され神様のような存在で
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旅するダンボール(2018年製作の映画)

4.3

ダンボールから財布を作り出す男の物語。
島津さんのことはテレビで見たことがあり、認識していたがこれほどまで凄い人だとは驚いた。
まずはクリエイティブ性。ゴミの山からお金という価値あるものを入れる財布を
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.9

誰もが名前と内容を知っている「フランケンシュタイン」の作者に迫った今作。
著名な作家やその人物の作品を映像化によりリブートするという部類の映画であるが、内容自体は汎用性が高い。
劇中には、多くの一方通
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