OTSUKIさんの映画レビュー・感想・評価

OTSUKI

OTSUKI

映画(76)
ドラマ(0)
アニメ(0)

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.6

これは夢? 現実? まるで区別がつかない。おそろしく奇妙だけれど、なにやら美しい作品。

バレット・ヘッド/キラー・ドッグ(2017年製作の映画)

3.4

良作。小出しにされる回想によって、背景が少しずつ肉付けされてゆく。豪華キャストのアンサンブル。

オールド(2021年製作の映画)

3.2

どんでん返しがお約束のシャマラン監督作品。本作におけるどんでん返しはインパクト弱めで、印象に残るものはなし。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.2

前作に足りなかったものをすべてを描き出してくれた。バイオレンス度120%の極悪映画。まぎれもなく、DC史上最高の作品!

ファイヤーフォックス(1982年製作の映画)

3.0

あまりにも雑すぎる物語。丁寧さには欠けるけれど、ジェームズ・ボンドのようなスパイ映画のムードは良き。

レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.8

緊迫の情報戦。閉ざされた空間の中で、国家間、個人間の駆け引きが展開する。米ソ冷戦の緊張を描きあげた傑作のサスペンス。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

名だたる俳優たちが演じた“ジョーカー”という名の犯罪王。彼を主役とする今作は、なぜこのタイミングでの公開なのか。その疑問はすぐに解消された。貧富の格差、共感の欠落、そして経済不況といった、シリアスな社>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.6

ミステリーとオカルトの混ざり合った世界観は、非常に斬新かつ奇抜。屋敷の床が軋む音はホラー映画そのものだし、予想を超えるオカルト要素には良い意味で裏切られた。気付けばサスペンスの領域に足を踏み入れるよう>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

言語と時間をテーマに掲げた文系SFドラマの力作。異生命体の表義文字は、どことなく“書”(特に草書や行書)の精神を思い起こさせ、その文字を解読する中でルイーズの価値観/知覚がぐるりと変わるさまは、わたし>>続きを読む

ダーククリスタル(1982年製作の映画)

3.8

独特の世界観を醸し出した異色のファンタジー超大作。人間の役者がまる切り登場しない本作は、劇中キャラを全てマペットで描く人形劇であるが、それら人形の造形、撮影手法に至る全てが巧妙で、もはや人形劇の域を優>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

港町に流れる心地良い潮風の香りが、まるで銀幕の向こうから吹き込んで来るようだ。田舎の素朴な生活環境には得も言われぬ淋しさが募り、兄を亡くした主人公リーの壮絶な過去との対峙には、心が震える。もしも、地元>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

E.L.O.の名曲「Mr. Blue Sky」の軽快なノリと、愛嬌溢れるグルートダンスに早くも悩殺寸前。キュートで破天荒なオープニングからは、超ド級のガーディアンズ節が存分に炸裂する……!! 前作の要>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.6

一人の中年警備員がヒーローに覚醒するに至るまでのオリジン(起源)を描いた、異色のアメコミ/ヒーロー映画です。シャマラン監督の描くヒーロー像は「もしもヒーローが自分の能力に気づいていなかったら?」という>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.6

鬼才M・ナイト・シャマラン監督が放つ予算900万ドルのB級サイコ・スリラー。解離性同一性障害(DID)の男を演じた主演のジェームズ・マカヴォイは、その“24重人格”という難しい役柄を狂気の如く演じ分け>>続きを読む

フライト・クルー(2016年製作の映画)

3.8

洋上の火山島で巻き起こる超ド級の大地震、そして大噴火……!! 臨場感バツグンの演出、流れ出る溶岩流や火砕物などの視覚効果にも、その本気度を覗かせている。家族愛に友情、ロマンスなどを含む幅広い人間ドラマ>>続きを読む

ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.4

A・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』に大きな影響を与えたとされる本作は、かたや宇宙瓦礫(デブリ)の恐怖と絶望を描くSFサスペンスであるのに対し、本作では白人襲撃者の追撃から逃れる“移民”がテーマの>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.8

誰もが通過する青春時代を鮮明に、そして色濃く映し出した出色の青春群像劇です。学生だった“あの頃”の記憶が強く呼び覚まされる一方で、その煌めきは二度と味わう事ができないという事実に、そこはかとない淋しさ>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.8

武器密売の交渉模様が次第に険しい様相を呈し、何とも言えぬ緊張感が漂い始める冒頭シーンに早くも興奮。いつ誰が発砲しても不思議ではない危機迫る状況には自ずと引き込まれてしまう。致命傷には至らぬ手足の負傷は>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

もはやマーベル映画の枠組みを超えた宇宙活劇の大傑作です……!! ド派手なアクションに“笑い”と“感動”と見事な三拍子が揃う、娯楽性バツグンの胸アツ展開には終始釘付け! 70年代のサウンドが彩る王道的ス>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.6

思春期の歯がゆい記憶を絶妙なタッチで見事に描写。青少年の“性”に対する好奇心にホラー要素を交え、性行為の在り方を比喩的な表現で伝えている。ゾンビの風体を見せる“It/それ”がじわじわと近づく恐怖感は、>>続きを読む

都市壊滅 デストラクション/地盤沈下 シンクホール(2013年製作の映画)

2.6

陥没事故の悲劇を描いた少し“おバカ”なB級モノ。生徒が乗るスクールバスが巨大穴に呑まれる描写はチープ感がスゴい。そんな若者たちが必死の形相を浮かべてなんとか脱出を図る場面はパニック映画の雰囲気をきちん>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.8

主演にエマ・ワトソンが抜擢されたと知ったときはエマ=ベルのイメージが湧かず、当初は少し不安もあったのですが、実際観るとその懸念は全くの杞憂に終わりました。冒頭の歌曲パートから早くも世界観に入り込んでし>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.8

誰もが知る有名なストーリーを圧倒的な表現力で見事に実写化。アニメの印象も強いため一歩間違えれば大コケの可能性もあったと思うけど、そこはケネス・ブラナー監督の力量が大いに発揮されていて非常に安心して観れ>>続きを読む

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.6

ジン・ティエンの鎧姿に惚れてしまった……。鎧の似合う女優ランキングで断トツの1位ですよ。鎧のデザインも某無双ゲームに似た派手な装飾があって割と好き。色彩もキレイ。とくにリン・メイ司令官が率いる“鶴軍”>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.2

作品賞受賞ということで期待値を上げすぎたせいか今ひとつ楽しめず。「ジョージアだ アトランタ州の」という衝撃的な誤訳もあって些か集中できませんでした。シャロンを演じた3人の役者はみんな目が似ていて、変わ>>続きを読む

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.4

時系列が目まぐるしく入れ替わるので、イマイチ話がつかめませんでした。ストーリーも抑揚なく淡々と進んでいく感じで、ざっくり言うと退屈だった。ナタリー・ポートマンの真に迫った演技は申し分ナシ……!彼女の泣>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.4

自然豊かなインドの風景、景色がとても心に残る作品でした。冒頭から自然の美しさに魅了され、その一方で描き出されるインドの過酷な実情に、激しく感情が揺さぶられた。サルーが迷子になるまでの過程が事細かに描写>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.8

善と悪の存在意義をレゴならではのポップな語り口で説いた新機軸のダークナイトが誕生……! 人生の指針にもなり得る深いテーマを組み込み、さらにシュールな笑いを提供するという意味においては、まさに実写では成>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.4

攻殻機動隊にはまったく触れたことのないワタシでも最後までスムーズに楽しめました。しかし、SF映画としては既視感に溢れていてちょっと物足りないような気も。一人だけ日本語を喋るビートたけしは違和感のカタマ>>続きを読む

ザ・インタビュー(原題)(2014年製作の映画)

3.8

人気トーク番組の司会者があの金正恩に独占インタビューを敢行し、ついでに暗殺を試みちゃうかなりブッ飛んだ設定。冒頭のミサイル発射シーンから北朝鮮を揶揄する気満々だけれど、実際は下ネタ全開のバディムービー>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.8

洋ゲー特有のエログロ描写をこれでもかと詰め込んだ全ゲーマー必見の野心作……! スクリーンいっぱいに映し出されたゴア表現バリバリの洋ゲーを駆け足で一気にクリアしたかのような爽快感。観終えた後にはドッと疲>>続きを読む

カクテルナイトフィーバー シェイカーより愛をこめて(2015年製作の映画)

3.6

不思議なカクテルを飲むと性格が激変するというマンガ的な設定が非常に面白かった。ジム・キャリーの『マスク』を思い出す愉快なコメディ・ムービーの傑作です。クスクス笑える感じのツボを抑えた笑いが随所に盛り込>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.6

絶望の淵で徐々に惹かれ合う男女の愛を描く王道のラブロマンス。近未来が舞台の密室劇なんだけど、スケール感は割と壮大で素直に楽しめました。手に汗握るアクションもあったりと、色んな要素がこの2時間に凝縮され>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

最後まで怪獣バトル全開のド派手な娯楽大作です。色々な怪獣たちが登場するけれど、やっぱコングはケタ違いの迫力。コングの暴れっぷりはとにかくヤバいの一言に尽きる。日本をリスペクトした要素も至るところに詰ま>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

従来のディズニープリンセスとはひと味もふた味も違う感じで中々新鮮味がありました。序盤の海上バトルはマッドマックスを彷彿とさせるアツい展開で、目が離せない……! CG技術の発達にも毎回驚かされるばかりで>>続きを読む

インナー・ワーキング(2016年製作の映画)

3.4

日本全国の社畜の皆さんにぜひ観ていただきたい作品です。笑える要素もあったりするけど実際はとても重いテーマを掲げています。この作品を心の底から笑って観れるのは子供だけかな。大人が観ると不安しか残らないや>>続きを読む

>|