ゆえんさんの映画レビュー・感想・評価

ゆえん

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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

3.7

人間って何を以て“信じて”いるんだろうと薄寒くなった。
私は常々、「“何を”言ったかより“誰が”言ったかで説得力は段違いだな」と感じているから、同じ状況で第3者として主人公の証言を信じてあげられる自信
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

かねてから胸糞映画だとは噂に聞いていたけど、ここまでとは………
人怖でもあるしなんて恐ろしい映画なんだ。
人間の脆さをまざまざと感じさせられて、楽な死に方ないのかな、と思いながら観ていた。

あと少し
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スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.2

どんなエンドなら納得できたのかわからないけど、すごく残酷な気がした。
「愛って素晴らしい」とか「陽気でいるのがいいよ」とか出来たら世話ないわ改めて言われんでも、みたいな。
この作品が制作された頃よりこ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

分人主義が頭によぎった。
イノセントな者の前では「善い人間」であろうとしてしまう人が多いんじゃないだろうか。
タイラーはお世辞にも「善い人間」とは言えないが、ザックの前で見せる姿は少なくともザックにと
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シェイク・ユア・ハート(2001年製作の映画)

2.5

マッツ推しの友達がおすすめだとDVDを貸してくれたので鑑賞。

貸してくれた友達には悪いが全然無理。マッツ演じるヤコブがまず無理。何あいつめっちゃ腹立つ。自分から結婚しようと言ったくせにその日の晩に浮
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ファンタスティポ(2004年製作の映画)

3.3

これはなんか良い悪いとかの土俵に乗せるのが不粋な気さえする、ただ個人個人が好きか嫌いかでしかない作品な感じ。
そういう意味で言うと私は好き。
この圧倒的フィクション感がトランス状態っぽくて馬鹿馬鹿しく
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.7

初めての4DX鑑賞、めっちゃ楽しかった。

これまでとはまた別のベクトルで世界観が広がって、想像よりもファンタジーだった。
どこを取ってもワクワクするアクションシーンが詰まってるし、ストーリーもヘヴィ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.7

淡々とした殺害シーンとか本人の意思ではない殺意とか、あまりにも静かでずっと不気味。
自分の意思とは関係なく殺人をしてしまうなんて恐ろしすぎるし、潜在意識をどうのこうのされるとか考えるだけでゾッとする。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.2

面白い。
薄らとオチを聞いたことがあった上で観てしまったからサプライズ感は弱まったものの、そんなのはどうでもいいくらい種明かしが気持ちよかった。

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

どう考えても不気味な人形をお世話することになって「ルール」を課されていたら少なくとも初日ぐらいはしっかり守れよ、とは思ってしまった。だらしねぇなグレタ。

ブラームスのパーソナリティをもうちょっと掘っ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.2

めっちゃ良かった!!

オープニングから これまでのMCUとは雰囲気の違う悲痛さというか“ブラック・ウィドウ”というキャラクターの持つ暗い部分を存分に表していてグッと引き込まれた。

女性を搾取する形
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同級生(2015年製作の映画)

3.7

高校時代に友達に勧められて漫画を読んだことがあってその時の記憶のまま美化されていたけど、原センってあんなにダメ大人だったのか…とがっかりしてしまった。
まず未成年に手を出そうとする成人って時点で無理な
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かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.6

そういえば他人の視界って一生見ることは出来ないんだよなと再認識した。
視力が戻るまでのジーナの視界が見たこともないのにリアリティがあって、それゆえに視覚を持って生きてきた経験のせいで音と皮膚感覚だけで
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.3

楽しいし面白い!

冒頭のカーアクションから一気に興奮したし惹きつけられた。
コメディパートも緊張と緩和、スカしがふんだんに使われてて心地良い。
前作ではあまり描かれていなかった“妹”のバトルシーンも
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

4.1

めっちゃ楽しかった!
アクションもコメディもメタネタも盛り盛りな上にストーリーも無駄なくずっとワクワク出来て期待以上だった!

CGのクオリティがものすごい。
あんなに画面いっぱいに動物たちの顔が映っ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

面白かった。

両角のバックボーンと動機に納得もできるけどちょっと腑に落ちない部分があってラストで「おや?」としてしまった。
山城と両角が対決したあとの時間の経過が謎で、妻の身体の状態と山城の回復具合
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.6

公開当時に観て、しんどくてツラい印象が強くてなかなか観直せないでいた本作。
やっと観られた。

被害を最小にしながら世界を救いたい、という大きい括りでの目標は同じはずなのに過程に齟齬がある所為で対立し
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.6

もともと好きだったけどTFATWSでまんまとサム・ウィルソンをより一層大好きになったので外せない本作。

改めて数年ぶりに観てみると前には感じ取れていなかったけど、スティーブとバッキーのラブストーリー
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.3

TFATWSを観た後にキャップ熱がアツいうちに復習しておかなければと数年ぶりに鑑賞。

“Good becomes great. Bad becomes worse.“
“Not a perfect
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.7

外面は整えているけど、自分が一番色々耐えて大変だ、と登場人物全員が思っていそうで痺れる。
それぞれの立場や心境はある意味めちゃくちゃオーディナリーで大きな起伏もあまりない中でこんなにもドラマティックに
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ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)

3.8

同じような髪型で同じような服装で同じような立ち振る舞いをする友達とも仲間とも呼べないよく連む不良たちとのホモソーシャルなコミュニケーションにしんどみしか感じられなかった。
隠れ蓑として付き合っていた彼
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

幻覚というものの恐ろしさをこれでもかと見せつけられて途中からずっとハラハラしてしまった。
妻アリシアの葛藤もありながら支え続ける献身的な姿が力強すぎて、本当に彼女の存在がジョンを生かしたんだろうなと思
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ルーザーズ(2010年製作の映画)

3.9

テンポが小気味良くて楽しい!
やっぱりDon't Stop Believin'は最高だよな〜とニンマリする。
ロマンスシーンはまじでいらねぇなと思いながらも、アクションはワクワクするしキャラクターもそ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

聖人スピーチでオリヴァーの感受性の豊かさとプレゼン力の高さが凄すぎてそれだけでも感動してしまった。

私は相手の嫌な面を見たときに割とすぐに見切りをつける癖があるから、オリヴァーの言うところの“表面”
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ポイント・ブランク -この愛のために撃て-(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ好きだった。
ちょっとクスッとできるシーンもコメディに寄せすぎてはいない緊張と緩和のバランスがちょうど良かったし、アクションとクライムとドラマとそれぞれがいい具合の温度感で混ざり合ってて良かっ
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.9

めっちゃ好きな映画だった。
何が怖いって本作で描かれる殺害のほとんどに悪意がないところ。
妻を救いたい、信仰を証明したい、罪人を裁きたい…
思考や嗜好が偏ると常軌を逸するのだとよく分かる。
主人公の動
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.4

元になった事件の詳細はよく知らないのだけど、概要を知るだけで両親の無念さ無力さがひしひしと伝わってくる。

タイトルの「愛してるって言っておくね(If Anything Happens I Love
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.5

姿形や無自覚に形成された偏見だけで判断せず、話し合えば分かり合えるってことを伝え………たいわけじゃなかったみたい。そんな甘っちょろい問題じゃない。
残酷なほどに根深く残るヘイトは今でもまだまだ“白人(
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

中学生の頃に観て、ただただ画面いっぱいのカオスな画と滑らかなアニメーションに感動したのと時田くんとあっちゃんのロマンスが心地良かった記憶がうっすらと残っていたくらいで内容はほとんど覚えていなかった。>>続きを読む

スチュアート・リトル(1999年製作の映画)

3.6

いかにもファンタジーなリトル家のお家の内装がとてもかわいい。
家族のみんな微笑ましい。
しゃべる猫たちもかわいいし、全体通してラブリーで良かった。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

嵐の中のウェディングパーティのシーンが1番好きだった。
あと、“浜辺の散歩”で涙腺がやばくて電車で観ていたのを後悔した。家なら絶対泣いてた。

未来の自分がタイムリープしてきたと思って今日を生きる、こ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.0

ホラーだってことを忘れてしまうほどにコメディ、青春モノとジャンルミックスのバランスが良くてエンターテイメントとしてめっちゃ楽しい!

ブッチャー入りミリーが殺人衝動のままに嫌な奴らを殺そうとするも物理
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

トレーラーからの印象だともっと悪意を持って足の引っ張り合いが繰り広げられるのかと思っていたら、それぞれが其々の信念のもと書籍と向き合っていて清々しかった。
何事においてもアツくひたすらに向き合える物が
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.7

小春が色々うわーってなってスンッ…てなるところまではすごい面白かった!
正直、ラストで2人が下した選択の理屈がよくわからなくて尻すぼみ感が否めない。
きっと繰り返し観たら色々気付けてより楽しめる作品だ
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.5

何も感じなさすぎて自分で自分に驚いた。
階級社会であるとか、政略結婚であるとか、そういう基盤があるが故の偏見によってすれ違う男女のお話なわけだけども、どのキャラクターにもこれといった魅力的な要素を感じ
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.7

うさぎ達かわいい〜
シンプルで気軽に観られる楽しい作品。
癒された。

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