nchihiroさんの映画レビュー・感想・評価

nchihiro

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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.7

性自認もアイデンティティも宙ぶらりんな繊細な時期。性別や性的指向、そんなものを関係なく、存在丸ごと愛してくれてる妹とリザが愛しくて泣きそうになった。

最後の方切なくて観てられなかった...子どもたち
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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

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顔、胸、脚、パーツにしか興味ないっていう彼のオーディションに 笑顔で必死に売り込みに来てるモデルたちが非常に滑稽だった

彼の写真はエロティシズムがぎりぎりエロティシズムじゃないところが良い

宝島(2018年製作の映画)

4.0

暑さで火照った身体、もやもやが晴れない脳で観るのにちょうど良い作品だった。
色遣いや、切り取る場面も心地よくて、夏の雷雨が全てを流してくれるようなあの感じだいすき。
夏の終わりにもう一度観たい。

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煩頭(2010年製作の映画)

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なんだかすごく仏教的なものを感じた
無に帰す

サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

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自分のことだけ考えて生きろっていう 中村雅俊が優勝だった

グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

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花様年華に影響受けていたのか〜

ドランの作品は張り詰めた糸のような緊張感と溢れ出るエネルギーのコントラスト、音楽との融合が本当に素晴らしい(いまさら特筆するべきことでもないが)
初めて彼の作品を観た
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

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吉沢亮のお顔は見るたびに惚れ惚れする美しさ シンプルにお顔がすき
あと、でんでんのヤクザ役いつ見ても狂ってて素晴らしい

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

全映画を愛する民におすすめしたい
こうやって映画が 過去からこれから先も未来に繋がっていったらいいね

"時代劇は愛の話だ"っていう言葉すごく良かったな〜

イメージの本(2018年製作の映画)

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ゴダールの変態コラージュ ゴダールの色彩表現は芸術の域
(ゴダールの映画すきっていう男性のことは基本的に昔から信用していない)→ど偏見

ミッキー17(2024年製作の映画)

4.0

風刺映画としてもSFエンタメ映画としてもロマンス映画としても面白かったー!(考察がいるようなSF映画は苦手なので)

宇宙空間という現実離れした世界観であるにも関わらず、日常感溢れる宇宙船内の描写やす
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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睡眠不足状態で観たら没入感すごくて怖かった(にしては、とんでもなく浅い感想)

わたしは本物だよ?

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

ライラックを大切にしたり、花を愛でる一方で、肥料として平然と遺灰を使っていたり、とにかくすべてが狂ってた。たまに映る美しい花の映像や真っ赤な画面が怖かった。

現代のわたしたちも、スマホやテレビ、SN
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.8

「沈黙が必要よ」と言いながらも喋り続けるレネットがうざかわすぎた
おしゃべりなフランス人がひたすら喋ってるだけのオムニバス作品だけど、毎話ちゃんとオチがあって落語みたいでおもしろかった〜

ロメールの
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.9

赤サングラス恐怖すぎて 息するのも忘れてしまった。(夢に出てきそう)
what kind of American are you?という質問に内包された差別や憎悪、負の感情が見え隠れしてゾッとした。
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.0

とりあえずティモシーくんは天才か?(いまさら)喋り方も歌い方も似過ぎてて、彼が言葉発した瞬間膝から崩れ落ちて敬礼した(心の中で)

事象を見るのではなく背景を見ろ というボブディランの冷静な視点がすご
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ブルーピリオド(2024年製作の映画)

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実写化<アニメ<原作が当てはまらないことたぶん無い。いろいろ短縮されすぎだったけど、2次試験はさすがに泣いちゃった。

世田介くん再現度高すぎてよかった〜!あと森先輩の言葉はやっぱり何度聞いても涙して
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.5

フェリーニ作品とかもそうだけれど、映画ってこういうものであってほしいと本当に心から思う

前髪と膝丈スカートが野暮ったくならないのは、永遠にアンナカリーナだけ

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.8

子供が子供だった頃 
視界が色づく瞬間がよかった

ドイツ語って心地よくて眠くなっちゃう

近松物語(1954年製作の映画)

3.7

溝口健二作品の艶かしさといったら。
特筆すべきはもちろん香川京子の美しさ(鳥肌立つほど)なのだが、逃亡期は頼むから真っ直ぐひとりで歩いて!追っ手が来ちゃう!と思ってしまった(急に現実感)

ゴダールや
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あんのこと(2023年製作の映画)

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人間や事象にはいろんな側面があるよね。
最後のブルーインパルスが、ある人々にとっては希望だとしても悲しかった。

なんにせよ、河合優実ちゃんの顔の造形のかわいさは際立っていた(ぽってりした口かわいい)
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Valimo(2007年製作の映画)

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2007年の作品とは思えないくらい昔の作品と1ミリも変わってなくて愛(だいすきという意味)

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

瞳の動きや質感で ここまで表現できるの...巡る季節や農場の花の色や成長が2人を表しててきれいだった。

こういう映画で描かれる、人が人を赦すことや人がなにかを受け入れたときの姿は 本当に美しいと思う
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.8

テクノで始まるイントロダクションがかっこよすぎて一気に引き込まれた。ざらついた質感も非常によかった。

偏頭痛の描写がお見事すぎたので偏頭痛映画として勝手に認定することにする。
(頭痛の前兆の鼓動に合
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キノ・ライカ 小さな町の映画館(2023年製作の映画)

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カウリスマキの周りの人間 全員同じ空気感で安心感しかなくて笑った。

ジャームッシュがフィンランドに遊びにきた時に雪降る中、幌が壊れたオープンカー状態のキャデラックで空港に登場したカウリスマキ。助手席
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一人息子(1936年製作の映画)

3.7

小津初のトーキー作品。100年近く前の彼の作品をこうして鑑賞できることにただただ感謝🥲

初期の小津作品は決して明るい内容では無いけれど、トンカツ屋のぽんこつ臭漂う笠智衆が出てきた瞬間うれしくて口角上
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

3.6

3人のやりとりに終始いらいらしてしまったが、この作品をカラーでポランスキーが撮影したならどんな色になっていたんだろうと思わずにはいられない。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

自然美と音(音楽のみならず、鼓動、振動、大地の音、息づかい全て)が素晴らしすぎたが故に ストーリーは途中でどうでも良くなってしまったのだけれど、救世主として崇められるティモシーくんは最高だった。

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怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝監督らしい 静寂で 流れる風の音や、水の音が心のうちを表す素晴らしい作品だったと思うのですが
この気持ちを 体調を激崩し絶賛死にかけている身体では 鑑賞後に選び取る適切な言葉が一個も浮かばなかった
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

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アジア映画ってなんでこんなに咽せ返るような生々しい肌の質感とか 温度感なんだろう。
無音になるところと 激しい暴行シーンのアンバランスさがだんだん癖になるから不思議。

中国の検閲への対応で 日本での
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

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中平康作品 ヌーヴェルヴァーグに影響を与えたと言われるのも納得納得 日本ニューウェーブすぎる
加賀まりこのコケティッシュさ!!最高!!

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.8

フランス人の自由で軽やかなノリだから 成立する爽やかさ!(日本人が同じことやったら たぶんねちっこさが出る)
お洋服が毎回とにかくかわいくて観ていてたのしいし、最後のブルーとグリーンのコントラストには
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.2

まずひとりPsychokillerがかっこよすぎて腰抜かした そしてSlipperypeopleのliveのグルーヴがやばすぎて白目剥いちゃった

お店とかでこの映像爆音で垂れ流したい
今年見た映画の
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