ながみーねさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ながみーね

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燃える平原児(1960年製作の映画)

4.1

 傑作。簡潔な語り口。話も面白いしアクションもキレてる。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

 まぁまぁ。マクドナー作品のキャラはシンプルなのが良い。その方が物語は転がしやすいのかもしれない。ただ今作は物語が動き出すまで時間がかかるし、話の密度も速度も若干物足りない。どうしてもスリービルボード>>続きを読む

日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

3.9

 人の動かし方もカメラの動かし方も観ていて気持ちがいい。話は割と乱暴に感じたが楽しめた。

昭和おんな博徒(1972年製作の映画)

3.8

 面白いっちゃ面白いけど…ちょっと色々と詰め込みすぎ。話はかなり雑で散漫に感じる。そのせいもあって画面の強度が弱い。三代目襲名くらいのシンプルな話をシンプルなカットで繋いでいく方が好み。
 ただ天知茂
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車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)

3.9

 義理と仁義が何より大事な“男の世界”で生きる男達とそこからあぶれて除け者にされる女達。基本ドタバタコメディだけど終盤はまさに加藤泰映画でした。

母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.8

 まぁまぁ。それなりに楽しめた。ちょっと長いけど。誘拐犯の青年の“その辺にいるヤンチャな奴”感が絶妙。スマホの待ち受けが子どもだったり、かき氷??食べてたりの描写は説明的・記号的に見えたりもしたけどそ>>続きを読む

明治侠客伝 三代目襲名(1965年製作の映画)

4.2

 めっちゃ面白い。義理人情・仁義の世界。良いやつは良いやつだし、悪い奴はとことん悪い奴。

遊び(1971年製作の映画)

3.9

 やたらと説明的に回想が入るので話運びに巧さは感じない。それでもチャキチャキした増村演出が清々しくて面白く観れた。

ポール・ニューマンの ハリー&サン(1984年製作の映画)

3.1

 しんどかった。独特のノリについて行けなかった。話もまとまりがないように感じた。息子の演技も鼻につく。特に面白がれる所がありませんでした。

おかしな求婚(1971年製作の映画)

2.8

 全くもって好みじゃない。何が面白いのか分からない。話もつまんないし、ギャグも冴えてないし、コミカル(っぽい)演技も鬱陶しいし…最後の川下りのとこだけちょっと良かったくらい。

愛されちゃって、マフィア(1988年製作の映画)

4.0

 ひたすら楽しい。手数が多い。個人的にサムシングワイルドよりも好み。コメディエンヌとしてのミシェルファイファーの素晴らしさ。めちゃくちゃキュート。面白かった。

メルビンとハワード(1980年製作の映画)

3.9

 メルビンとリンダ、ときどきハワード。しみじみと良い映画。終わり方が素敵でした。

ハズバンズ(1970年製作の映画)

4.0

 面白かった。カサヴェテス苦手な自分でも楽しめた。スクリーンで観れたことも大きい気がする。
 喜怒哀楽が目まぐるしく変化していくスリル。

スチームバス/女たちの夢(1985年製作の映画)

3.2

 あんまり面白くなかった。愚痴大会。どこか古臭さを感じてしまった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

 良作。映像と編集が気持ちいい。またロケーションもその切り取り方も良い。荒川の河川敷という川があってその上を電車が走り奥には高速道路が見えて…非常に豊かで魅力的な時間と空間がそこにあるように思えた。>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

2.8

 自分にはとことん合わない。終始居心地が悪かった。鑑賞中ずっと恥ずかしかった。
 “マンガ”と“アニメ”、“ドラマ”と“スポーツ”という組み合わせの悪さが目立っていた。試合中の決め台詞・決め顔・心の声
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あのこと(2021年製作の映画)

3.9

 良作。ただ観ていてしんどい。痛さを直接見せているわけじゃないのに痛々しい。陽光燦々なのもかえって残酷。気分が落ち込む作品でした。

マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.7

 愉快。ドロドロでグッチョングッチョンな世界をひたすら眺めた。物語は無い。眠くもなるけど楽しめた。あと音楽が良い。

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

4.0

 面白かった。終始ワクワクしながら観てしまった。終盤の“結局お前のせいかよ”含めてつっこみどころはあるけど楽しめた。むしろその力技こそが本作の大きな魅力だとも思う。アート系の作品にありがちな気取った画>>続きを読む

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.2

 再見。陰気な奴らのメロドラマ。根暗共の傷の舐め合い足の引っ張り合い。
 役者はみんな良いけど特にミシェルファイファーが凄い。ティムバートンの演出もキレてる。滅茶苦茶病んでるからこそ大好き。

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

 つまらない。コスプレをしたごっこ遊びには付き合いきれない。
映像は綺麗かもしれないが、そこに強度は無い。綺麗なだけ。凄みも重みも無い見ていて退屈な“世界”。また画面の外側に世界が広がっているようには
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ある男(2022年製作の映画)

3.2

 タルい。カメラのアングルや色彩設計、美術や衣装といった“ルック”に関しては確かに高いレベルなのかもしれない。ただいかんせんお芝居は説明的だしテンポもかなり悪いのが辛い。みんなもったいつけて喋りすぎだ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.2

 圧倒的な面白さ。純度120%のエンターテイメント。シンプルな物語と鮮やかすぎる語り口。アクションのアイデアも抜群。面白すぎて思わず泣いてしまった。絶対に映画館で観て欲しい。

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.9

 遺骨発掘の話と娘の取り違えの話がどう繋がっているのかよく分からないけど、面白く観れてしまった。アルモドバルはやっぱり巧いね。

冬の旅(1985年製作の映画)

3.8

 厳しい話だけど語り口は軽快。正直な映画。見応えがありました。

ハスラー(1961年製作の映画)

3.8

 話のテンポは緩かった。ただ画面はひたすら美しかった。ポール・ニューマンももちろんいいけどジョージ・C・スコットが最高。本当にいい役者。
 細かい所作がイチイチカッコいい。見応えはありました。

渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.1

 面白くはない。重々しい雰囲気だけ。話自体大したことないのに無駄に引っ張る。語り口も鈍重。

3つの鍵(2021年製作の映画)

3.9

 面白かった。盛り上げすぎない抑制の効いた大人の演出。作り手の世界に対する眼差しは優しかった。

エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

3.9

 はちゃめちゃで楽しかった。映画は面白くなきゃいけない。波乗りのシーンは笑ってしまった。ラストシーンがキマってる監督No. 1はやっぱりジョンカーペンターだ。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.4

 ハマれず。セリーヌシアマ監督作ということで期待も大きかったが、かなり物足りなかった。観てて腹が立つとか帰りたくなるとかそういう感情は無かったけど、集中して観れなかった。

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.1

 滅茶苦茶面白かった。アクションとカッティングのキレ味が凄い。高速の台詞回しも独特のグルーヴ感があり気持ちが良い。エンタメとして大満足。話は割と粗く(実は)ドラマとしての盛り上がりは抑え気味だし、ケレ>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

 癖が強すぎる。何人か演技見てるのがしんどいのもあったし、編集のリズムも独特。作り手が観客に突きつけようとするメッセージと物語が上手く噛み合ってない。じゃあつまんないかと言えばそうではなく見どころはあ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.7

 かなりつまらない…というか酷い。荒唐無稽なものと雑なものは違う。本作は色んな要素が雑。トンデモ日本描写とかそういう次元じゃない。
 ガイリッチー的なノリだけで映画を進めようとする語り口。回想シーンば
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.7

 途中で何度も挟まれる回想がだいぶタルいけどまぁそれなり楽しめた。

激怒(2022年製作の映画)

2.5

 非日常を描こうとする作り手の志は買いたい。映画はそうでなくちゃと思う。
 ただ一つの作品としては色々と足りていない。
 設定にリアリティなど無く、しかもそのリアリティの無さを強引に見せきるだけの力技
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