ユウユウさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ユウユウ

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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.3

超絶名作なのはわかっていながら、観るまでのハードルが高いシリーズ。登場人物を把握するのにやや時間がかかるものの、中盤以降にかけてどんどん面白くなり、ラストで涙腺崩壊。普遍的なテーマだが、残業50時間を>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

予告編に違わぬワクワク感のある映像、60年代のロンドンの雰囲気の良さ、主演女優2人の可愛さ等々好きになる要素が沢山あった。オチはある程度読めるのでどんでん返し的な驚きは少ないのがやや残念なものの、テン>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

キリスト教弾圧下の江戸時代、長崎へ布教にやってきたポルトガル人宣教師と当時仏教以外の信仰を許されなかったキリシタンの悲哀を描いた作品。原作の重く救いのないどんよりとした雰囲気が忠実に再現され、考えさせ>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.8

「500日のサマー」のマークウェブ監督作で、ずっと見たかった1本。泥沼化する展開はあくまでも表面的なもので、裏に隠されたストーリーが感動を呼ぶ。派手さはなく前半は淡々と進むがウディアレン感のあるウイッ>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

これまでどこか陽気さも漂うグレイグボンドでしたが、今作はだいぶシリアス寄り。スペクターとは何なのか、ラストは向かい謎が解き明かされていく一本。ノータイムトゥダイを100%楽しむには必見です。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

グレイグボンド3作目。個人的には今作の悪役が一番狂ってて好きです。冒頭の追っかけっこシークエンスからラストまで中だるみせず楽しめ、ボンドの故郷で敵を待ち伏せる一連の流れもワクワクします。
最新作を除け
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

クレイグおじさんのラストを飾る一作。冒頭の追っかけっこシークエンスから、オープニングの美しさまで、相変わらずのクオリティ。今作は話もそこまで入り組んでおらず、万人受けするストーリー。ただ、前作までを予>>続きを読む

パイレーツ・ロック(2009年製作の映画)

3.5

「ちょい悪オヤジ達の破天荒グループ」感がややわざとらしく、そこに一歩引いてしまいながらの鑑賞。期待値が高過ぎた部分もあったものの、ラストにかけての高揚感は良い。下ネタが多過ぎるので一人で見ること推奨。>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.6

カジノロワイヤルが陽だとすると、ダニエルクレイグ版第2弾のこちらは陰な匂いのする作品。前作から続きヴェスパーとの関係、背後に迫る敵対する組織の存在等々、作品を通じてダークな部分が続く。
冒頭の追っかけ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.6

エルトンジョンの伝記映画。同時期に公開されたボヘミアンには、全てにおいて届かないものの決してつまらなくはない。your songプラス数曲しか知らないまま見たから申し訳なかった。ドラッグ、同性愛者の印>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

ちょい悪な友達とつるんだり、背伸びしてロックにハマったり、親に反抗したり…そういう全男子が共感できるエッセンスの詰まったエモさ爆発な一本。90年代を生きた監督だからこそあの年代の空気感をビシビシ表現し>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

主演2人の名演が光る、現代版クレイマー・クレイマー的な作品。冒頭の夫婦間の褒め合いから一転、実際は離婚の話ではあるものの、「あんなに好きだったのになぜこうなってしまったのか」と吐露する2人の姿が切なく>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.7

ジャケ買いならぬポスター鑑賞。想像以上にライブまんま(というよりブロードウェイ)の映画だった。トーキングヘッズは聴いたこともなかったが、楽曲の独特な世界観と演者の表現力でスルメ的な良さがある作品だった>>続きを読む

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.3

想像の2倍ぐらいいい映画だった。アダムサンドラーは相変わらずのキャラで嫌いになれないし、ドリューバリモアの演技の良さで自然に感情移入してしまう。コメディタッチだがドラマ的要素も多く、軽さとじんわり感の>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.1

シェイプオブウォーターのギレルモ・デル・トロ監督が自身の空想体験を基に作り上げた傑作。ジャケットのイメージとは異なり純度100%のファンタジーではなく、過酷な現実と幻想の間で揺れ動く少女を描いたダーク>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.9

遂に鑑賞。さぞ感動大作と思いきや意外に90分程度、長々引っ張りすぎないのが良かった。旅を終え解散する時、またすぐ会えそうでいて疎遠になってしまう雰囲気を漂わせながら各々家に帰るシーンが良い。

満を持
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

少し前に鑑賞。自分のことをレディーバードと呼んだり、赤い髪に染めていたり、誰もが振り返ると少しイタい高校時代を呼び起こさせてくれる。大学生活へ旅立つ時、1番身近な母親とけんか別れのような形になるも、ラ>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.3

ジャケットから想像するにどっしりとしたマフィア映画かと思いきや、アクションとまでは言わないもののしっかりと動きのある作品だった。緊迫感のある冒頭の音楽からグッと入り込みラストまで。俳優陣が皆魅力的だが>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

ノマドという言葉にどこかしら憧れはあったものの、(当然だが)現実は中々過酷だと感じさせられる。アリゾナのだだっ広い地にキャンピングカーで1人とか、雄大過ぎて逆に怖くなりそう。主人公が働くシーンで、Am>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

前作の世界観を見事に受け継ぎ、切なさが漂うしっとり系SF。自らの運命を受け入れているつもりで受け入れきれていない悲哀が、ライアンゴズリングの表情からじわじわと伝わってくる。決してテンポが良いわけではな>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.5

企業の内部ではびこる隠蔽体質をテーマにした作品。観る前のイメージとは違い割とテンポよくサラっと見られた。キャラ的に仕方ないかもしれないが野村萬斎の演技が狙い過ぎててちょっとくどいので、あと2割ぐらい抑>>続きを読む

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.0

ひと言で言うといい歳した中年の不倫話なのに、観賞後にいい映画を見たという気持ちにさせてくれるイーストウッドはやっぱり凄い。
アイダホのような片田舎で自然と暮らす生活に少し憧れるものの、実際はこの奥さん
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

無表情で見つめてくるプーがかわいい。ピグレットはあざとさとのギリギリのラインで更にかわいい。海外の人が真面目な顔でナチュラルに「プー」と呼ぶ姿にじわじわくるが、そもそもなぜ日本だけ敬称をつけることにな>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.8

アメリカのコメディはそこまで笑えないものも多い中、これは終始面白かった。Google本社の凄さは勿論、社員の頭の良さも限りなくリアルなんだろうなぁと思いながら観賞。気楽に楽しめるので平日の仕事終わりに>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.7

想像以上に壮大な作品だった。映像の綺麗さと世界観が凄まじく、現実世界では発展途上国のアフリカ大陸の仮想の国が、先進国たるアメリカ人もビビるほど文明開花しているのも良き。韓国のカーチェイスシーンは映画館>>続きを読む

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.8

アバウトタイムといい、タイムループものは良作が多い印象で、コレも良かった。前半ふーんって感じでダラダラと観ていたら残り3分の1位から急にいい話感溢れ出てきて、姿勢を正して観賞。ソウルフルワールド然り日>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.4

親も生まれる前の作品なのに、昔の東京の風景や日常がノスタルジックで味わい深い。せっかく東京に遊びに来るも、大人になった子供達から表面的な歓迎しか受けられない老夫婦の姿が切ない。
年齢とともに変わりゆく
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.6

CGと思えないほどリアルで、ディスカバリーチャンネルを見ているよう。元々ストーリーに大きな波がある作品ではないし、映画館でどっぷりと世界観に浸りながら観るのが正解だっかもしれない。
決してつまらないわ
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.2

途中までふーんって感じで淡々と観てたら、えええってなる系のサスペンス映画。エドワードノートンの演技凄まじいな。。予備知識ゼロで観て良かった。こういう後引く映画は最高ですね。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.7

爽やかなジャケットやタイトルとは裏腹に割とトンデモ系サスペンス映画で、一筋縄じゃいかない感じが面白い。ペネロペクルスが美し過ぎるし、顔小さ過ぎてビビる。オリジナルのスペイン映画も観てみたい。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

ララランドがオマージュした作品。とにかくセリフが全部歌で「お腹空いた〜♪」とかどうでもいい事まで歌う勢い。原色の色づかいが鮮やかで、ノスタルジックなフランスの街並みも素敵。うまくいかない2人、すれ違い>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

これを観るためにディズニープラスに加入したといって良いほど期待していた作品。結果、若干の中だるみと一部設定のややこしさもありつつ、良い映画だった。
特に主人公がジャズライブで憧れの大物と共演し、その大
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

ネトフリでサムネに惹かれて鑑賞。「あの時違う選択をしていたら」系のファンタジー映画。今期唯一見てるドラマ「知ってるワイフ」ともなんとなく似てるストーリー。ニコラスケイジの儚げな表情(いつも)とティアレ>>続きを読む

告発の行方(1988年製作の映画)

3.5

友達おすすめの作品を見るシリーズ。予備知識なしに見てどんでん返し系と思ってたら、思いの外硬派な作品だった。最近古めの作品を見ると主要な役が若かりし頃のジョディフォスターだったと気づくパターン多し。日本>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.5

グロ耐性がそこまでないのでなんとなく避けてきたものの、思ったほどではなかった(SAWの5割減ぐらい)。長年のイメージでどんでん返し系かと思いきや実際は後味悪い&余韻引きずる系で、嫌いじゃないタイプ。仕>>続きを読む

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.7

仕事で疲れ、ゆるいラブコメを見たくなり鑑賞。メグライアンは30代前半の全盛期で、さすがの美しさ。妻を癌で亡くした父親を息子がグイグイ引っ張って、メグライアンと引き合わせるストーリーだが、8歳の息子の健>>続きを読む