appleさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

月光の女(1940年製作の映画)

3.5

ファムファタルというよりも計算高い女って感じの印象、魔性ではない。

物語としては面白さが6,7割のところで止まって進んでいる感じで、オチも想像がついてしまう。でも、登場人物の感情の変わり方は面白くて
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小さな泥棒(1988年製作の映画)

3.8

彼女の年上好きは大人への憧れなのか、焦りなのか、それとも父親の不在のせいか。
彼女の手グセの悪さと、男への媚の売り方には驚くけど可愛いで全てが帳消しになっちゃう。

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

バリーコーガンに惑わされたいし、抱かれたい
ラストシーン最高
キメキメショットが多い、鹿の角は彼の過去作を彷彿させる

追記

家族団欒で見るのがスーパーバッド

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

3.8

悪い子バビーの元ネタかというくらい最初は似てた

彼の訴えはどこか真実めいたところがあり、特にメイドに対して女はなんのためにいるのか、女には編み物や家事しかさせないのか、と尋ねるところはなかなか攻めて
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僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)

4.0

純粋に楽しめた
金だけが幸せへの近道ではない事を教えてくれている
資本主義社会と恋愛の狭間

スミスも最初は嫌なおじさんだったのに、周りに影響を受けて寛大な心を取り戻していく様子が見ていてとても楽しか
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.8

左岸派っていうんだ

映画中に出てきた小話がバスターキートンやピエールエテックス思わせるサイレントコメディ映画で面白かった。途中作詞家作曲家の男二人が出てきた時のシャンソンも良かった。
2時間の中で色
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サファイア(1959年製作の映画)

3.6

販売禁止の理由が途中からわかる
そこがこの映画の全てだから特に感想がないかもなぁ
その思想がないせいで、全然犯人もその理由も最後までわからなかった
みんな嘘つくの下手すぎて面白い

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.8

スリ仲間にピエールエテックス?
こうなっていなければ、幸せは訪れなかったのかな〜言ってることが罪と罰の内容みたいだった

気のいい女たち(1960年製作の映画)

3.8

男が気持ち悪い映画
ジャクリーヌが1番気のいい女だったわけで、そんな純粋無垢な彼女はストーカーの魔の手に捕まる。
山奥に進んでいく時に鳥の鳴き声だと思っていたのが彼女が首を絞められた時の声だったのはめ
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.7

彼女の料理が人々の猜疑心を溶かしていく
全ての人が善人ですごかった

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.7

ゴダールがアンナカリーナ大好きなのが観客に伝わり過ぎる映画
急に真正面のショットで長々と詩を読ませたり、あまりにも美しい涙を流す姿を彼女だけにスポットを当てて撮ったり

人間の感情は非論理的なものって
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.8

ブシェミを観にきた
ブシェミといえばの映画

冒頭のタイトルが出るまでの流れで全て出してきてサイコー!!ってなった。
"Like a virgin"のくだりしょうもないけど笑った。マドンナだし2%くら
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

-

うとうとしちゃった
レニングラードが完成形としたらこれはその原型みたいで物足りなかった
でもかっこいい

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

3.5

物語の不条理性って、無神論からくるものでもあると思っていてその代表でいえばカフカなどが挙げられるけどやっぱりブニュエルも無神論者だと公言しているらしい。

どっちもどっちだなーって思いながら見ていたが
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

なんとなく見始めたけど、めちゃくちゃ楽しく見れてよかった!
ループモノで複雑じゃないの助かる
マキタスポーツ良すぎる

ローマ法王の休日(2011年製作の映画)

3.1

私もリーダーとか大嫌いで、そういうのを消去法で任せられた時周りの期待と自分じゃ技量不足な事とかで毎日逃げてたし泣いてたな

隣の女(1981年製作の映画)

3.7

愛の在り方って人それぞれだからそれが一致しないと一緒に居続ける事なんてできないのかもね
人を愛することで死ぬなんて、とても自己満足なことなんですよ

トリュフォーの中だと暗すぎてしょんぼり

奇跡(1954年製作の映画)

3.8

ヨハンネス出てくるとテンション上がった
ただ私はキリスト教勉強してた時も思ったけどあまり宗教って物自体が好きではないと思ったよ〜面白いけど

怒りの日(1943年製作の映画)

3.9

ただただ人の愚かさと怖さを感じる
女性の人権が存在しない世界で、女性同士でさえお互いを告発し合う悲劇しか生まない時代が本当にあったというのが怖くてしかない。男性が常に安全圏にいる姿が憎らしかった。
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あるじ(1925年製作の映画)

4.2

家計をやりくりしてるのは妻。その存在を敬うべきでありイダの存在は世界中の妻の写し身でもある。
ドライヤーも女性映画を撮っていたことに驚き。決して妻を敬えということだけではなく、彼女達の姿や気持ちに目を
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家庭(1970年製作の映画)

4.0

順番で見たかったと尚更感じてしまった

冒頭のあの騒がしさがいい
物語全体も常にいろんな事が起きてて、人の動き視線が全部映ってて忙しい
なのにそれが心地よく感じるのはキャラクターの軽快さからくるテンポ
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イタリア旅行(1953年製作の映画)

-

イングリッド・バーグマンとロッセリーニが不倫関係にあった時に撮られてたのでは?

この夫婦を見ていたらどう見てもお互いを気にしていてもどかしくてまだ愛してるんだなっていうのがわかった。でも愛してるから
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.9

ドワネルシリーズやっと!

子供の演技大好き!
監督はある程度指示しながらも、自由にやらせてたんだろうな〜そうじゃないとあんな子供が子供らしくない。
後半のドワネルの告白のシーンは辛すぎるが、あれレオ
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あこがれ(1958年製作の映画)

3.7

あこがれ、欲情、嫉妬
全ての原体験

忘れていた事を子供たちに思い出させるほど、彼女は最初の輝きを失ってしまった。
小さい頃の憧れの人って、今後の自分の一部になる様な気がする。

Valimo(2007年製作の映画)

-

3K労働者大好きだね
マッティ・ペロンパーがめちゃくちゃおじいちゃんになってる

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

モキュメンタリー??
フィクションのように見せてるけど、インタビューや彼が話していたドイツの情勢は事実。ヒトラーの私は人々の一部であるというのは常に忘れてはいけないし、忘れることもできないということ。
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.8

圧倒的弱者を幸せにする天才だからね
真夜中の虹は彼らを自由にへ導く船の事

やっぱりカウリスマキは人間関係の素敵なところを沢山知ってるよなー。
労働者について描く作品は、貧困であること意外は案外充実し
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ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.6

死をここまでコミカルに、でもふざけ過ぎず人物の心情にもスポットを当てて描ける人ってなかなかいなさそう。
ただ、寸劇だと思っていると大間違いで最後まで見るとこの映画は確かにフィルムノワールだと思える。
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

静止画と語りのみだけどそれで十分過ぎる
彼女が一度動いたはずで、それまでは記憶の断片を繋ぎ合わせてる様だったけどそこで動く事で未来と過去が合わさる感覚

ただただかっこいい

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.7

そんなに急いで大人になろうとしなくても良いよね、身体のスピードの心のスピード人それぞれなのが気になる多感な時期
成長する身体の生々しさと美しさ

石の微笑(2004年製作の映画)

3.9

メンヘラ女に沼る真面目男
家庭環境が複雑な人は、愛着障害を起こしやすいというが障害とかではなくサイコだ。
そしてあの姉妹、タイプ正反対だけど仲良くて可愛い!
途中までイチャラブ見せられてるだけだったけ
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