ヤズカシバドさんの映画レビュー・感想・評価

ヤズカシバド

ヤズカシバド

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ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

We're all apes or are we? Quite like the ending of the film. But, over all, it was a bit dull.

ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)

3.2

映画全体を覆うなんとも言えないチープな感じと、映画内でメディアの創り上げる安っぽい英雄像が妙にシンクロしていて不思議な感じがした。求められる自分となりたい自分と現実の自分。その間での葛藤はきっとどんな>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.1

Shaggsとかソウルのクラシックな曲とか、選曲がいちいちキュンときた。全体的にポップで良かったのだけれど、ルビーの親の感じが最後までどうもしっくりこなかった。そのせいか全体的にちょっとチープな印象を>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.4

役所広司のクソジジイ感が最高だった。個人の責任と社会の責任を分離するのって超絶難しくて、多分究極的には無理なんだと思う。勿論明らかにどちらかに属する場合もあるけど、そういった場合はそもそも議論にならな>>続きを読む

ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

3.5

人間の善性とは。ヴェラの行動が100パーセント正しいとは言えない。確かに代替案がない中で、彼女の行為が間違っていたと一概に否定することはできない。事実(仮に問題が起こっていたとしても)女性達はそれを通>>続きを読む

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

3.0

アメリカのブラックコミュニティーの問題を見ていて興味深いなといつも思うのは、差別されていると感じてる人達の中にも当然の様に他の人の差別をしている人がいるという事。例えばこの映画の中だと女性蔑視がすごく>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.4

絶妙に後味の悪い映画だった。全ての人間はどこか独善的で、客観的な「正義」を定義するのは相当難しい。個人的な判断基準で「しょうがない」を決めることは簡単なんだけど、それによって発生する「ひずみ」は圧倒的>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.1

おばあちゃん破天荒。大きな事件は起こるんだけど、その割に淡々としているというか、あまりドラマチックな感じがしない。こういう家族もいるよねって感じだった。

ぼくの国、パパの国(1999年製作の映画)

3.0

カットされたシーンがオマケで付いていたんだけど、個人的には結構重要というか、あれが残っていれば作品の印象がもっと変わった気がする。

アメリカン・スプレンダー(2003年製作の映画)

3.1

ハービーを良い人だなとは思えないんだけど、どこか嫌いになれない。正直、彼が何を望んでいたのかは最後までわからなかったけれど、まあ何だかんだで幸せそうで良かった。ハービーの目から世界は一体どういう風にみ>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

-

極上のサイケでリア。質の高い芸術作品はインスピレーションを与え、そしてまた新たな芸術作品に繋がっていく。そこには答えなんてなくて、どう感じるかは受け取り手次第だし、それをどう表現するかも受け取り手次第>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

豊嶋花が抜群に良かった。しかし中盤くらいまで有村架純がパキッとし過ぎていて、どうも馴染んでいない気がした。途中から登場人物が増えてき若干緩和された気がするけど、そこからは逆に全体が少しぼやけている印象>>続きを読む

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.3

最後までアート系インディーフィルム感に馴染めなかったんだけど、ラストで全部ひっくり返された。これぞ喜劇。ラストシーン自体やオチが笑えるとかそういう訳ではないのだけれど、何ていうかあのラストでそこまでの>>続きを読む

SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

3.2

始まり方が若干温かみがあって油断した。これぞケン・ローチ。ストーリーの泥沼感がえげつない。リアムがやってることは勿論褒められることではないけど、じゃあどうするんだってなった時に他の方法が思いつかない。>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.1

ザ・フランス映画。なんか終始ちょっとエロい。内容自体は別になんて事ないんだけど、全体の雰囲気というか色味が良かった。これ以上長いと多分飽きちゃうだろうな。

※追記※
観終わった後にずっと残ってるモニ
>>続きを読む

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

アルフィー・アレンがまあセクシー。それ以外は観るべきところがなかった。なんかサイズ感が合ってない感じ。ビーニー・フェルドスタインである必要があるのか。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.3

出来るか出来ないかではなくて、やるかやらないか。もちろんそれに結果が付いてくる保証はない。でもやるしかないって思ってしまったんだもん。だったらもうしょうがないよ。気合の入った映画で、観ていてとても熱く>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

麦と絹は最高だったんだけど、セットアップと周りのキャラが盛りすぎ。ギリギリのラインではあったんだけど、個人的には終始茶番を見せられていれようだった。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

イングランド北部のあの陰鬱とした感じは好き。しかしいかんせん内容がない。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

のんの、のんによる、のんのための映画。のんがもうとにかく最高に良くて、終始爆発しまくっていた。勝手に震えてろもそうだったけど、この監督は主演俳優の魅力を映し出すのが抜群に上手いなと思う。林遣都をはじめ>>続きを読む

先に愛した人(2018年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

悪い意味で学生の卒業制作みたいな感じ。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.3

タクシー隊のメンバーがマジで胸熱。特に最後のカーチェイスのシーンが最高だった。勿論これは映画という創作物でドキュメンタリーではないし、実際の史実とも異なる点が多々あるとの指摘もある。というか、実際かな>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.2

最初の方のグループ結成の流れはとても良かった。N.W.A. の個々のメンバーの事をあまり考えたことがなかったので、ドレーやアイスキューブのキャラクターはとても興味深かった。あと、ラッパーって基本的には>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.7

バカバカしくて、くだらなくて、愛おしい。全キャラクターが不器用すぎて笑える。そうだよな、説明なんてできないよな。ただ、うまく言葉にできなくても、それを表現しようと努力することで言葉以上に伝わることって>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.4

あのシンプルな設定をここまで発展させるとは。登場人物もかなり限られている中で、ドライブさせながら振り落とさないギリギリのところを攻めてる感じ。でも設定至高と言う訳でははなくて、ちゃんとそこでドラマを成>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.4

Girls, do what you wanna do. Quite strong and inspiring film, it might be because I like punk music >>続きを読む

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

盛りに盛り過ぎて逆に安っぽく見える。二郎とキャストの熱意は感じれたけれど、全てが悪く作用している気がした。ミャンマー人の人は好き。

40歳の解釈: ラダの場合(2020年製作の映画)

3.3

ユーモアと哀愁の漂う作品だった。アフリカン・アメリカンの奮闘と言っても、時代やバックボーンで全然違ってくるわけで。こういう部分でのアップデートはさすがアメリカだなと思った。でもそういうフォーマットの部>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.7

しびれた。どうでもいいじゃん。何も考えずにどーんとやっちゃえばいいんだよ。最後のライブシーンは本当に最高だった。無駄に長回しだったり引きの場面があるのに、作品として観た時に全く無駄がないという不思議。>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.4

冒頭はオシャレ系の映画っぽいなと思ったんだけどとんでもない、とても人間臭い映画だった。ジーンがミニマリストになろうと思ったきっかけが過去と決別するためなのか、それともただ単にかっこいいと思っただけなの>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.2

シンプルにドキドキする映画だった。最初の件が何だかぼんやりしていたので、後から調べるまでマルティネスがイスラエルのボマーだというのを忘れていたのは内緒。最初からラストまでずっと淀んでいて、ハラハラ系な>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.6

観ているのが辛くて何度も止めてしまった。いくら史実や実際にあった話を基にしていたとしても、やっぱり映画はどこまでいってもフィクションなんだと思う。それがいくら忠実に再現されていたとしても出演している人>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.1

不思議なラスト。とてもバッドなハッピーエンドで、とてもハッピーなバッドエンドみたいな。妙にチープな感じが逆に気味悪さを引き立てていて、徐々に沼に沈んでく感じだった。映画の作りやストーリーはそれほどでも>>続きを読む

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ザ・90年代インディー映画って感じ。クリニックでテンパるマシューが可愛い。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.7

最高。伏線は回収されないし、意味不明な部分も多々ある。でもそんなのはどうでもいい事なんだと思った。観終わった後に感動出来ていればそれで充分。圧倒されるほどのどん詰まり感と爆発感。一つ一つの描写がすごく>>続きを読む

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