ヤズカシバドさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヤズカシバド

ヤズカシバド

映画(509)
ドラマ(0)
アニメ(0)

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

3.2

キャスティングの賜物なのか本人の元々の演技力なのかはわからないけど、浜崎あゆみが引くぐらいに良い。あれが観れただけでも満足だった。映画はこれぞ橋口亮輔という感じだったんだけど、三人の関係性とラストがど>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.2

とても濃厚でスタンダードなアメリカ映画だった。内容的には正直そこまで特別な事はないのだけれど、その分トビー・マグワイアとマイケル・ケインの素晴らしい演技が堪能できた。ラーチ医師のちょっとツンデレな感じ>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.8

生きるというのはなんと尊い事なのか。テーマのシンプルさとストーリーの複雑さの差がすごい。独自の世界観という言葉がチンケに聞こえるほどかっ飛んでいた。正直全部理解出来たわけではないし、意味がわからない部>>続きを読む

笑う故郷(2016年製作の映画)

3.2

シニカルで妙なテンション感の映画だった。ダウナーでもなくアッパーでもなく。絶妙な不快感が見ていて笑えてくる。メッセージ性のようなものはあまり感じなかったけど、独特の空気感とアルゼンチンの片田舎の雰囲気>>続きを読む

ウェインズ・ワールド(1992年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

One of those indieish films. Almost gave up watching.

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

キャラクターデザインが素晴らしい。特に遺失物受付センターのロボットが最高だった。tupera tuperaの作品ほしい。映画自体は画的にはとても実験的な一方で、ストーリーや内容はあまり響かなかった。正>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5

マ・ドンソク萌え。とにかくスピード感が最高。2時間弱あるんだけどダレることなく最後までぶっ飛ばしていた。確かに細かいツッコミ所はあるかもしれないけど、この手の映画にそう言うこというのは野暮かなと思うし>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.2

ケルヴィン・ハリソン・Jrの顔芸が抜群に良い。ストーリーの組み立て方や画の色、音楽の使い方、また選曲も素晴らしかった。ただ自分的には少しオシャンティー過ぎたかな。画的には圧倒されるんだけど、内容があま>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.2

園子のダメ男レーダーの感度の良さよ。演者が素晴らしい。特に鈴木亮平が抜群に良かった。内容は正直あまりピンとこなくて、重たいテーマの割にどこか抜けてる感じがして、少し肩透かしを食らってしまった。あとこれ>>続きを読む

詩人の恋(2017年製作の映画)

3.1

とてもとてもアンニュイ。ヤン・イクチュンとチョン・ヘジンが抜群に良かった。正直映画自体はピンとこなかったけど、今までに観た事のない感じの韓国映画だったので観て良かったと思う。監督の次回作に期待。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.2

Unexpectedly catchy film. A variety of ways how Tree gets killed and how casually she handles them m>>続きを読む

楽園の夜(2019年製作の映画)

3.6

愛とはなんと美しく儚いモノなのだろう。とてもとても純度の高いラブストーリーだった。死については鈍感な二人なのに、自分の大切な人の死に関してはとてつもなく繊細なのが見ていて苦しい。そこには大きな矛盾もあ>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

松坂桃李と仲野太賀が最高。あと松浦亜弥役の子がそっくりだった。今思うとあややってすごい一貫してるな。映画自体は正直イマイチだった。期待してたので残念。

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6

気の合う仲間と、気になる年上のあの娘。ドキドキワクワクの忘れられない夏が始まる。ジャケットから想像した内容こんな感じだった。まあ強ち間違いではなかったけども。絶対に忘れられないし。正直中盤までは結構退>>続きを読む

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

3.2

現実的な設定でファンタジー要素は一切ないのに、リアリティがないという不思議な映画だった。人間のしょうもない部分を切り取って、そこだけ部分拡大したような歪さがある。共感する部分は多々あれど感情移入する訳>>続きを読む

ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)

3.5

トッド・フィリップス×ジョナ・ヒルという事でどんなアゲアゲ映画かと思ったら、予想に反して重い内容だった。そのせいか所々に入るギャグも乾き過ぎて笑えない。しかしそれが一周して、今度はなんかバカバカしくて>>続きを読む

プルートで朝食を(2005年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

煌びやかで陰鬱な映画だった。警察署でのキリアン・マーフィーが最高。キトゥンは打ちのめされる度、なぜだか妖艶さが増していった気がする。内容が少し薄くて、あとに残らなかったのが残念。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.6

バランスが絶妙。狂気とバカらしさの狭間で、笑えるラインと笑えないラインのちょうど真ん中を、綱渡りのようにフラフラと進んでる感じ。でもどっちかに完全に傾く訳ではなくて、そのせいか常に妙な緊張感がある。ル>>続きを読む

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

エログロ系映像アート作品としては見応えがあるけど、映画としてはあまりピンとこなかった。なんか笑える。

ブッチャー・ボーイ(1997年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

60年代アイルランドの陰鬱な雰囲気は好きだった。それ以外は正直ピンとこなかった。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.2

長く続いている組織が代謝不全に陥った場合、ちょっとやそっとで改善するのは難しい。だから速水のような人間の需要は確かにあると思う。もし気に入らないのなら、それを超える改善案を提示すれば良いわけだし。だか>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.2

圧倒的な画の説得力。戦争映画なのに血も流れないし、エグい描写も殆どない。だけど全然マイルドじゃくて、寧ろそれが戦争の悲惨さや陰鬱さみたいなのをより際立たせている気がした。戦争自体というよりも、もっとミ>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.1

ジャケットから勝手にフランス映画っぽいと思ってたんだけど、意外にもビート感のある作品でびっくり。ベンジーすごく良い奴。フランシスの良くも悪くも「普通の人」な所も好き。インディー感のあるオシャンティーな>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.5

優しさと事なかれ主義履き違え、自分が真剣に考えていない事にも気づいていない。離れて分かったのは彼女がどれほど大切な存在だったかという事。しかしそれもズレている。子どもの存在が蔑ろにされている。そして地>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

とてもテンポが良くてストレスなく見れる映画だった。意外と伏線もしっかり張ってあって、きっちり回収してきたのは驚いた。有名な俳優がモブ役でちょこちょこ出てくるのが面白い。広瀬すずが相変わらず振り切れてて>>続きを読む

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

この演出方法は本当に発明だと思う。メイクをする訳でも、女言葉を使う訳でも、ステレオタイプのキャラクターを演じる訳でもないのに、バカリズムがOLであることになんの違和感も感じない。でもそれがものすごく不>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.2

圧倒的な画の迫力。ウィルの息遣いや切迫感がダイレクトに伝わってくるようだった。壕内の兵士たちの描写がまあ生々しい。今まで観た戦争映画と比べると、エグいシーンや爆撃なんかの派手なシーンは格段に少ない様に>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.3

フアンは初めてシャロンを見た時から、もしかしたらこうなる事がわかっていたのかもしれない。それが直感的なモノなのか、過去の自分を重ねたのかはわからないけど。自分のやっている事と、シャロンを助けたいという>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

マウントが弾き飛ばされてからのモリーの振り切れっぷりが最高。どうせやるなら行くところまで行かないとね。一癖も二癖もあるキャラクターばかりだけど、蓋を開けてみると悪人が一人もいないというのもとても良い。>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.2

Great opening sequence. It was also astonishingly good how they match scenes and music. Acting of Al>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.5

幸せな人生とは何か。それは自分で選択のできる人生なのかもしれない。お父さんの教育方針は極端過ぎるし、おじいちゃんや妹夫婦の考え方ややり方が正しいとも思わない。だから個人的には、葛藤や打ちのめされた先に>>続きを読む

キャットファイト(2016年製作の映画)

3.5

This is all about what the title says really. Do they have to? No. Do they need to? No. They do it b>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

An utterly grotesque but unbeatably beautiful fairly tale. for some reason, I loved the scene where >>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.4

儚く美しい珠玉のラブストーリーだった。内容的にもっとエロくとか激しくとかインパクト強くできるだろうに、そこに頼らず青年期の心の葛藤を丁寧に描いているのがとても良かった。確かにティモシー・シャラメとアー>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.4

シンプルなストーリーと主人公たちを取り巻く複雑な環境のバランスが面白い。同じ場所で同じ様に育っていても、そこから見える景色は違って見えることがある。人種、貧富の差、宗教やバックグラウンド。そこに紐づく>>続きを読む