yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

4.0

何億円もするスーパーコンピューターが調子悪い時に、思いっきり蹴とばして直す(そんなシーンはない)みたいな映画。まあ、強引。

トリプルXの全品おかわりしてその上大盛りにしたような感じで味は置いといて満
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コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

4.0

エル・ファニングよりも
カーラ・デルヴィーニュ(ちょっと好き)よりも
やっぱりリリー=ローズ・デップ(だいぶ好き)がよい!

キャリアの始めをケヴィン・スミス の「Mrタスク」から本作そして次回作から
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(1990年製作の映画)

4.0

「T」を「てえ」いやいや「てー」と発音する昭和の感覚からなのか、
スチーブン・スピルバーグ。
アンブリン・エンターテーメント。
マーチン・スコセッシ。
と堂々と表記できるところからして巨匠の風格。
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

4.0

桃井かおりさんとスカーレット・ヨハンソンが同一画面に収まっているのはシュールだし、芝居の主導権は桃井さんが握ってたように思う。
世界の「ビート」さんは何言ってるのかわからない感じがアウトレイジだったし
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

黒澤明 DVDコレクション が観られるご時世にクライテリオンで「隠し砦の三悪人」を観る。
高画質がどうのこうのはデフォルトなんで驚かないが、改めて観ると「活劇」のおもしろさに驚く。
映像的にも時代劇の
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修羅雪姫 怨み恋歌(1974年製作の映画)

4.0

前作で修羅雪姫の復讐も遂行したし、修羅雪姫・作り手共に縛りが無くなったんで反体制映画でもやりますか!ってな内容。

修羅雪姫自体のキャラを活かした面白みは薄めだが、時代を変えよう、そんなこと知ったこっ
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修羅雪姫(1973年製作の映画)

4.0

わぁ! とうとう手を出してしまいました。
勇気を出して初めてのクライテリオン!!

映画ファンなら、IMAXで3Dを通常料金で観る、特大のスナックやドリンクを買う、グッズ売り場で謎のメダルを買う(SW
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

血みどろの話なのにインド映画のスパイス効いて辛口でなくまろやかで楽しめる。前半のバカなのりでも十分おもしろいのに後半はうって変わってバイオレンス高し。けど悲惨でないのがインド映画の強みか。

ファイト
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影武者(1980年製作の映画)

4.0

NHKで再放送していた「NHK特集 黒澤明の世界」を観る。
役者、演出部、衣装部にキレまくる黒澤天皇を活写していて見ごたえある。
時折うつるニコニコした宮川一夫さん。
黒澤さんが山崎努さんやショーケン
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

前からファンの毒舌の漫才師。
出囃子・衣装・マイクの位置まで文句なく、話芸も磨かれている。
待望の新作も時代性を取り入れつつ王道の流れで破綻ない。
けど、ちょっとだけクスりとほほ笑んだだけみたいな感触
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

人々の行き交う大都会で会ったことも無い運命の彼と彼女が偶然にすれ違う。
そして出会う。

というところに持っていく為のネタのぶっこみ感が凄い。
観客へのおもてなしの心満載すぎるというか。
袋詰めセール
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

競技かるたというマイナーながらも画力強い題材、原作ありきでも弱小チーム成り上がりの王道プロット。
はずれるわけねぇーの企画の上に、一番旬の広瀬すずを中心に脇役すべてフル活用の幸せ仕様の負ける気がしねぇ
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拷問の密室/伯爵の淫らな毒牙は鮮血にまみれた(1970年製作の映画)

4.0

ど変態のシェークスピア風。

中世を舞台に王位継承をめぐる、暗殺、暗殺、暗殺そして3P、やっぱり暗殺の話。
クソ映画界隈(どんな界隈)では有名らしいアンディ・ミリガンの監督作。
お父さんが撮ったような
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

関西に住んでいるので本来ならエキスポのIMAXで観るつもりだったが、「DOLBY ATOMS」も気になってたので機会があったのでTOHO梅田で。
音響より昭和の頃にたくさんあった巨大スクリーンがいいで
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ディレクターズ・カット JFK/特別編集版(1991年製作の映画)

4.0

初見の時は近代史の隠された部分を覗き見して黒い社会のルールをわかったつもりになって「かしこくなった」と錯覚した。
小出しに情報公開される今改めて観ると映画で提示される真実の正解率は脇に置いといて「劇映
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

これぞオリヴァー・ストーン!みたいなネタで興味あったが、キーボード叩いてる兄ちゃんで映画が成立するのか不安だったがよかった。

信念持って国家の為に働く、あれ?みたいな現実な向き合う挫折する、そして立
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曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

4.0

ヨーロッパ企画の舞台は観たことないけれど、U局(KBS京都)で深夜放送中の「ヨーロッパ企画の暗い旅」は見てしまう。
最初はメンバーがわからなかったので「誰や?あんた?」状態であったが最近はメンバーの人
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

おい。おい。世界のキタノ。大丈夫ですか!?
巨匠すぎて周りが何にも言えないか。

下剋上激しいがんじがらめの極道社会。そこに仁義成分多めのターミネーター大友が片っ端から壊しにかかるというプロットはそそ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.0

結論から言うと
コーヒー牛乳みたいな映画。いつ飲んでもまあまあ、それなりに美味い!

コーヒーの苦み、すなわちザック・スナイダーの苦み(暗い、深刻、長い)が牛乳のまろやかさ、すなわちジョス・ウェドンの
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セル(2015年製作の映画)

4.0

広義のゾンビ映画としては立てこもったりしなくて停滞しなくてあまあまかなと思ったところのエンディングが謎すぎてつまらねーと感じる。
しかし、最初からだんだん失速して止まるでなくて、意味不明の大爆発をする
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テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

4.0

脚本家が中島かずきさんなんで「汚い仮面ライダー火星編」として楽しんだらよいのか。
とびきりつまらないということもなく、とても面白いということもなくただただある感じが漂ってくる。
既存の映画を壊そうとす
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ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

4.0

行定監督なんで乳を揉む、乳首舐めるぐらいの描写のあるお洒落な人と人の間合いを描く小難しい恋愛ものだと思って謙遜してましたが、
板尾さんが「火花」を監督してグラドルともやってるのを聞いて虚構と現実がごち
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不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

4.0

いくつかの短編の映像化のうち、ジャンヌ・モローが出るんなら金だしてあげるよって訳で一本だけ映画化されたものらしい。

まあ正直面白いんだか面白くないんだかよくわからない感じ。
「世にも奇妙な物語」のハ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

4.0

とにかく終始、小栗旬さんが妻と子が家から出ていく、びしょ濡れになる、殴られる、車に轢かれる、ファミレスで驚かされる、腹が減る…酷い目に遭い続ける不幸の博物館のような作品。体張ってるなーと感心する。
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ミュージアム 序章(2016年製作の映画)

4.0

初めから後味悪いの期待して、白石監督のやりすぎ期待して観てる。
が、まあ~ホントに陰惨なだけで期待通りだけど…
面白いもんではないですな。

川屋せっちんさん(女子高生のお父さん)の名前が変わっていて
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

冒頭の農家のキッチンって2049年でもIHじゃないのかよと気になったが、ソニーの看板はもちろんのこと「2001年宇宙の旅」から続くパンナムの看板があったり、スピナーってプジョー製!、ロスがブラジルのフ>>続きを読む

発禁本「美人乱舞」より 責める!(1977年製作の映画)

4.0

動かないアクション映画。

縛られる、吊るされる、氷水につけられる、真冬の池に浸からされる、「おしっこしーしー」させられる…
半裸で肉体を酷使して演技する女優さんらを観てスタントマン案件の仕事やろと思
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.0

人生はつらいよ。

バルタザールと名付けられたロバから見た飼い主たちの悲喜劇。
とはならず「喜」ってものは皆無でひたすら悲劇。
「悲劇」みたいに感情揺さぶるもんじゃなくて「世の中ってそんなもんやろ」と
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

4.0

映画としてはこうゆうことで間違いないと思います。
玉城ティナさんが良かったし、安藤さんの「昭和のテレビ」みたいなキャラも良かったし(ハンバーガー食べながら登場)、霊媒師らの首ボキ・グギ・顔面ビロ~ンは
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

アイドルのCD並みのバージョンの多さには「二つで十分ですよ!」な感じですけど。
暗くて汚い未来像のオリジンの凄さは今観ても古さを感じない。
パンイチで鳩をもって雨の中たたずむバッティを変態ではなく映像
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

どうせ「共存」とか「人間は愚かだ」みたいなことだろっとあんまり食指動かなかったが、予告編のウディ・ハレルソンのカーツ大佐のモノマネ観て
えっ!もしかして!
前作観てみて
えっ!マット・リーヴスってまさ
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.0

あれが観たくてこれを観る。

最初から緊張感あってよい。
新しい王国ができてよそ者が「すいません。お邪魔します。」ってやって来ると大抵最後は大喧嘩になる。
それは大抵途中、大喧嘩の元になる「やらかす」
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SF/ボディ・スナッチャー(1978年製作の映画)

4.0

「変なところ」がいい。
冒頭フルスイングで揺れるブランコにおっさんの牧師。しかもロバート・デュヴァル!おまけにこれだけ!
いきなり何から逃げているように駆け出すおっさん。
ドアのガラスに張り付くおっさ
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

4.0

動くバーナード・ハーマン!
神経質そうで怖そうです。
シンバル間違えたら絶対に罵倒されそうです。
ルックスは今風に言えばトム・ハーディの老けたVerみたい。

リメイクながらやっぱり後半30分は素晴ら
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

4.0

「ハリーの災難」と言うよりも「パラマウントの災難」やな。

「裏窓」みたなイケイケの映画の後は殆どの人々がもっともっとサスペンス過多の、画面に向かって「志村!うしろ~」的な声をかけてしまいそうな映画を
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裏窓(1954年製作の映画)

4.0

日曜洋画劇場以来に観たけどおもろいな。
やっぱりすべてに創意工夫凝らしてアパートからの覗きが立派に映画として、またはマスターピースとして成立するのが奇跡でなく計画通りなのが凄い。

世界中を飛び回って
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