YAEPINさんの映画レビュー・感想・評価

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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

実写版『るろうに剣心』シリーズのあるあるとして、「キャストがイケメン過ぎてそちらに気を取られストーリーがよく入ってこない」、がある。

佐藤健、高橋一生、安藤政信、村上虹郎、窪田正孝、北村一輝、、、、
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美女と液体人間(1958年製作の映画)

3.5

Amazonプライムで見つけ、「なんだこのトンチキタイトルは〜!」と俄然興味をそそられて鑑賞。

タイトルバックが流れて、監督 本多猪四朗、特撮監督 円谷英二、の表記を見てひっくり返った。
そしてその
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.8

おかえりガイ・リッチー!

『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』でデビューしたガイ・リッチーが、ハリウッドで得たビッグバジェットを背負ってロンドンの下町に帰ってきた。

『ロック・スト
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.6

生きていると闇雲に怒っても解決しない問題ばかりで、諦めることも1つの選択だ。
そうすれば気持ちも楽になるし、社会との折り合いも付けられて、目の前のものを守ることが出来るかもしれない。
それでも生きてい
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.4

渋谷アップリンクさよなら鑑賞。

ストップモーション特有の抜け感のある動きと、それをたった1人で孤独に動かし続けた人がいるという事実が相まって、非常に気持ち悪かった。(いい意味で)

スクリーンを出た
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

かなり無感情で観てしまった。

隣人の警察官が連続殺人犯であると疑い、その証拠探しの冒険に1984年ひと夏を捧げる少年たちが主人公だが、彼らのことをあまり好きになれなかったからかもしれない。

主人公
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

一生続いて欲しい今日も、今すぐに忘れ去りたい今日もある。

ほんのりSFテイストなタイムループものだが、脱却のためのドタバタよりも、今日という日、果ては自分の置かれた環境と、否が応でも向き合っていく主
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

登場人物には誰一人として共感出来なかったが、「尽くし/尽くされ」「入れ込み/入れ込まれ」の関係性が連鎖していて面白かった。
この世は弱肉強食なのか。

この地獄の食物連鎖のトップであるすみれさんや葉子
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斬る(1968年製作の映画)

5.0

50年以上前の作品とは思えない。
1つ1つのカットごとに、斬新で遊び心のある構図が組まれており、一瞬たりとも見飽きる絵がない。
小さな田舎藩の物語のはずだが、荒野の描き方が侑大でダイナミックだ。

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ロープ(1948年製作の映画)

4.9

これ、映画の完成系なのでは??
演劇でしかなし得ない現実の時間軸との同時性と、映画でしかなし得ない視点の流動性を、どちらも兼ね備えてしまっている。

気づいたところでも5.6カットしか割っていないよう
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.3

脚本リチャード・カーティスでめちゃめちゃ納得した。
いい意味でも悪い意味でも平常心で観ていられる。

主人公がそこまで歌が上手くない、という設定がとても効いていた。
それまで曲も歌もパッとしない主人公
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.2

セリ(ミナリ)のように強くたくましく共生していく家族の話。

韓国人家族が移住先のアメリカで開墾生活を始める、という設定から想像しているより、かなり社会性が薄かったように感じた。
舞台が1980年代と
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.2

カネコアヤノの出演を観るのと、楽曲としてしか知らなかった『退屈な日々にさようならを』が、作品のどう調和するのか気になって鑑賞。

この映画が公開された4年前の時点では、カネコアヤノを当時知らなかったが
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映画 少年たち(2019年製作の映画)

3.0

最近知ったSnowMan目当てで鑑賞したが、もはや最初からミュージカル舞台をそのまま映像にしているのだと思えば、トンチンカンな展開もあまり気にならなかった。

冒頭のナンバーがワンカットで進行するのか
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.7

本作は、経済破綻を機に、車上生活を余儀なくされた人々を詳細に描いたセミドキュメンタリーだが、車上生活そのものを超えて、哀しみや困窮の中でいかに生きてゆくかということについて、深く踏み込んだ作品だったと>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

さすがに2回目だとあんま怖くない。
でも劇場では絶対観たくない。

初めて謎の生命体と出くわすシーン、場面全体に張り巡らされるギーガーの奇っ怪な造形が気持ち悪すぎる。

猫が無事ならそれでいいよ…とい
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ミスト(2007年製作の映画)

4.3

世界的に「絶望エンド」として名高いが、確かに予想を超えた帰結だった。

確かに考えうる最も残酷な結果となるが、正直回避策はあったような気がしており、このエンドありきで組まれたプロットもあっただろうと思
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

相変わらず、ほんとーうに何も起こらない映画で、安心してしまった。
ジム・ジャームッシュ作品は、この「何も起こらないこと」こそに安らぎを感じる。
テロリストから街を守らなくても、病気で死んでいく恋人を看
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.8

とある事件をきっかけに、これまで表面的にしか構築されてこなかった家族の関係性が炙り出されていく。

オダギリジョー演じる、善良だがゆるい、適当な倫理観のキャラクターは、まさにピッタリの役どころだった。
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

4.5

リリーフランキーが、女手一つで自分を育てた母との関わりを、自伝的に描いた作品が原作となる。

闘病中の母と、それに付き添う主人公が現在進行形の物語として描かれ、その合間に2人が歩んだ半生がフラッシュバ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

私たちは、大人になってしまった。
エヴァに、「成長すること」のポジティブな可能性を提示されるとは思ってもみなかった。

これまでシリーズが抱えてきた事件の「理由」をきちんと紐解き提示しており、気持ちい
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.7

とある出版社の辞書編集部にフォーカスした作品。
辞書編集は、言葉そのもの、そしてその用例を収集することを通して、今の世の中を捉えていく作業だと実感する。

集めた語句の区分と選定、そして語釈の記載、誤
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

5.0

多摩ニュータウンの開発により森林が破壊され、住処を追われるタヌキたちの悲哀物語のはずが、こんなにも朗らかで、暖かな慈愛に満ちていることに驚く。

主人公のタヌキたちの、楽天的で激情型の、なぜか非常に人
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

4.0

非常に美しくて温かくなるストーリーだが、感動ポルノならないのは、寺尾聰の愛情深く、どこか物悲しい演技によるものだと思う。

記憶障害がありながら、数学研究に心血を注ぎ、それを生き甲斐としている様に胸を
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.2

登場人物はみんなそこはかとないクズ臭を纏い、共感は全く出来ないし心も動かないのだが、何故かいい映画だと思った。

燻るミュージシャンとライブハウスで働く彼女、と聞くといかにもオサレなのだが、蓋を開けれ
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.3

難しいテーマ…
『クレヨンしんちゃん』シリーズで「女性専用車両」や「レディースデー」を巡って地獄のデモが繰り広げられるのに、開いた口が塞がらなかった。

「父親らしさ」、果てはここ10年以上、世界的に
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モテキ(2011年製作の映画)

3.7

ドラマ版よりも主人公のユキオが垢抜けたというか、趣味も仕事にできてこなれ感が出てきたことで、面白さよりも共感性羞恥というか、いたたまれなくて苦しくなることが多かった。
初めてドラマ版を観て心置きなく大
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.5

これは…一種のコメディであり寓話なのか?はたまた実写版『神曲』?

終盤は次々と印象が変わり、抽象的で暗喩のような終わり方だった。

とはいえ、それまでは終始胸糞悪く、観ている最中ずっと胃がキリキリし
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.8

音響のダイナミクス、アハ体験かのような静かなズームとパン、均整の取れすぎている構図の全てが不気味そのもので、まともに直視出来なかった。
ウェス・アンダーソンとキューブリックの調合したような画面だ。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.9

サブカルオタクを漂白した何かが提示されており、2人への共感性羞恥とほんのり見下したくなる気持ちと、何にも優る劣等感とで終始押しつぶされそうだった。
頼むから、カラオケで『クロノスタシス』歌って盛り上が
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.7

ヴィレの存在や、サードインパクト後に起きたことなど、熟練のエヴァファンでも謎だらけのようだが、何よりアスカが大変元気そうで、それだけで嬉しかった。(右目は失われているが)

Qではまた格段にグラフィッ
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.3

誰も傷つかず、心底ほっこりした気持ちで観れた。

単線にワンマン電車が走る、都会から遠く離れた山村が舞台で、横溝正史が惨劇を起こしそうな田舎だが、そんな陰湿な血縁関係などはない。
染谷将太演じる都会の
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キャビン(2011年製作の映画)

1.5

割とよく名前を聞くので、ホラー映画の定番だと思って観たら…
要素を盛り込みすぎて逆に無味無臭になっている気がした。

序盤からB級臭が仄かに香っているので真面目には観れないし、かといって笑えるほどぶっ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.0


兎にも角にもアスカが不憫に思えて、作品の完成度とは関係なくあまり好きになれなかった。

父親は不倫、精神を病んだ母親は自殺と、アスカは誰からも必要とされないトラウマを経て、その反動のようにセカンドチ
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人狼(2018年製作の映画)

3.0

原作アニメは未見で、完全にカン・ドンウォンさん目当て。

主人公ってこんなに喋らなくていいものなのか???
謎めいた人物像仕上がっていたと思うが、かと言って最後はいきなり感情的になるので、一貫性のない
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.0

2021年初めて劇場で鑑賞。

主演のカン・ドンウォンがかっこよすぎて、タスク遂行上のホウレンソウがあまりされない点や、感傷的な場面で間延びする点がもはやそこまで気にならなかった。

謎の感染症が蔓延
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