yaekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.5


ムーミンの誕生秘話を期待してたんだけれど、生みの親トーベ・ヤンソンの半生を綴ったストーリーだった。

トーベの生き方は強く見えるくらいに真っ直ぐで、でもそんな生き方ができても彼女の心は満たされること
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マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.5


まるで喜劇のようなテンポ感、台詞がどことなくウディ・アレンみがしたけれど、not his movieです。

オーウェン・ウィルソンがあしながおじさん化しています。

世間は狭いなあ、悪いことはでき
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いとみち(2020年製作の映画)

3.7


東北育ちのわたしでも100パーは理解できなかった、、、特にばばの言葉とか玄人過ぎる。
字幕のアシスト欲しい。

津軽弁、東北弁の中だと1番早くて難しいんじゃないかと個人的に思った。
昔、青森出身の知
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.6


swan song、ちょっと調べてみたら生前最後の作品とか、引退公演とか、そんな意味合いを持つ言葉らしくて、新たな余韻がじわり。
彼のswan song、とても美しかった。

施設では無口で堅物に見
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3


可愛いのに、かの人物がイマジナリーフレンドで登場したり、敬礼してたりしていたりで、結構戸惑った。コミカル調ではあるけれど、このなかなか悪いジョークが散りばめられたみたいな世界に浸っていいのかな?って
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(2023年製作の映画)

3.5


ベネディクト・カンバーバッチの再来にテンアゲしたけれど、オチには納得していない。
わたしにはこのシュールさはなんていうか、薄いレモネードみたいで、味が分かるようで分からないというか。

でも、ウェス
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5


ネズミ捕りの男のよく分からない気持ち悪さ、なんだろう。
きっとウェスじゃなかったらもっと気持ち悪さエグかったと思う。

レイフ・ファインズのメイクと、ルパート・フレンドの顔芸にイイネ!したい。

白鳥(2023年製作の映画)

3.6


ヘンリー・シュガーを観終えた思ったら、知らない内にウェス祭りが開催されててきゃー、ってなった人。

残酷だし悲しいお話なのに、そこまでそういう感情に浸からずに済むのは、ウェスの世界観のなせる技だと思
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.6


すっごい話だったなあ、、、
何度かえっ?って思うところもあったけれど、勢いで進んでいく感じ。まあ、設定からして斬新でえっ?って感じだからさもありなんと言えばそうなのかも。

しかしキャスターのぶっ飛
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8


ホラーテイストだけど、実はちょっと違うよパターンと聞いて。

わたし、同じ状況になったら抜け出せる自信ないなあ、、、相当きっついよね、、、。
ツリーの図太さというか、開き直りというか、逞しさが羨まし
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0


完全にホラー(っていうかこのジャケットも詐欺じゃない?)だから絶対に観られないと思い込んでてごめんなさい。
違うな〜怖くないな〜、これから怖くなっていくのかな〜?ってずっと思い続けて、いつまで経って
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ビッグバグ(2022年製作の映画)

3.2


『天才スピヴェット』が可愛くて大好きだったので、そのジャン=ピエール・ジュネ監督作っていうので喜んで観てみたものの、、、
あれ、こんな感じだったっけ、、、?

最初はワクワクした未来のハイテクも、だ
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.6


ぼけーっとして観てても大丈夫な有難いやつ。

全部のギャグを受け取れた訳ではないけれど、まあだいたい言いたいことは誰かが突っ込んでくれてたし、心地良いぬるま湯みたいな温度感で楽しめた。

中村・イケ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8


40分という短い時間なのに、すっごい分厚い本読んだみたいだ。登場人物たち、みんなとってもお喋りー。
そして、死角なくたっぷりと詰め込まれたウェスのカラー。すっごい。

大好きなカンバーバッチのウェス
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.7


あらすじ読んで、なにそれそんなことあるかい!なことが書いてあって興味惹かれて観てみたら、ほんとになにそれそんなことあるかい!っていう内容で普通に笑っちゃった!
普段見ない系だからあれなんだけれど、こ
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刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

3.7


ベネディクト・カンバーバッチのドラマシリーズ『SHERLOCK』が最高に面白かったので、それ以来勝手に信頼してるBBCが制作。さすがのスケールと渋さと重さと暗さだった。
ドラマシリーズは観てないけれ
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.7


大好きなミステリーだし、ましてアガサ・クリスティだし、わたしにとってもう超高級なフルコースのように垂涎ものの扱いなはずなんだけれど、
このケネス・ブラナーのポアロはいまいちツボにハマらないの、なんで
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.5


自分の仕事が生き生きとしていた時代に取り残されているような、懐古主義的なヴィクトルと、
そんな夫に辟易しているマリアンヌ。
こんな2人はどんなエンディングを迎えるか。

結果から見れば、彼らの息子が
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.6


『好きにならずにいられない』はそっちに係ってたのかあ。
最近たまに起こる謎の先入観で、フーシの恋のお相手に対して、に係っているものだと思い込んじゃってたよ。原題が出てきた時に気付くべきだった。

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もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

3.7


ラブコメに出てるのが新鮮なダニエル・ラドクリフと、
ラブコメに出てくる可愛い女の子っていう代名詞がめっちゃハマってるゾーイ・カザンの、
掛け合いがとても可愛くって楽しいラブコメ。

日本の文化と比べ
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.7


ちょうどclip!したばかりの映画が偶然すぐ配信でご縁があって、嬉しくなった。

なんてことない、延々と手紙のやり取りが続く映画だけど、ラストが、切なかった。
現実は物語のように甘くないし、後悔して
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.9


登場人物少ないのにしっかりおもしろかったー!

誰か!早く!助けてあげて!ねぇお巡りさん!って後半何度思ったか。
ほんとひどいな、、、言い返してくれて多少はスカッとしたけれどそれでもまだ足りないよ、
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東京物語(1953年製作の映画)

4.3


これまで観てきた映画でも度々登場していた本作、やっと観られた〜!
今から70年ほど前の白黒映画で、ほとんど単調なのに、全然観ていられる。全然飽きないから不思議。

最初におおお!ってなったのが、アン
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

3.6


めっっっちゃくっちゃ振り回されて、疲れて終わった、、、
『インビジブル・ゲスト』の監督さんか、、、なるほど、、、気合いを入れ過ぎて観ると、めっちゃ疲れるということを学んだよ。

折り紙みたいに、折っ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5


めっちゃ後味悪い、、、凄まじい決着の仕方だった。

ミステリーってすっきりしないことが残る場合も多いけれど、事の起承転結がはっきりと分かったのは良かったと思う。
でもこれってそもそもそういう視点で見
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シャレード(1963年製作の映画)

3.8


オードリー・ヘプバーンといえば『ローマの休日』みたいなラブストーリーのイメージが圧倒的だったから、
ミステリーって新鮮!と思って観てみたら、面白かったー!
ちゃんとしっかりどんでん返しを返してる!
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.3


かつて、女の子だった人たちに、この世界に憧れないことはできない。
夢と、愛と、勇気を出す冒険と、その全てがこのストーリーに詰まってる。
毎回心を奪ってくれるから、ディズニーの魔法は本当、すごいなぁ。
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

3.3


赤ずきんちゃんのシックスセンス。

小説が原作なのは知ってたけれど、コメディとミステリーのバランス配分、どこまで忠実なんだろう?
福田さんが監督すると、絶対コメディ過多になっちゃうからなあ(某作で経
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.2


最近、ディズニー観るとほぼ泣いちゃうんだけれど、大人になったからってことにしていいかな。昔はワクワクドキドキ、が圧倒的だったのにな。

家族の中で1人だけ魔法のギフトをもらえなかったミラベルの境遇が
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8


昔、なにかで断片的に観た覚えがあって、その時はラブストーリーなのにチューしないし、おまけにあんなところで終わって(ここからが良いのに!ってモヤモヤ)、とても物足りなかった気がする。

そのせいもあっ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7


邦画特有のまったり感。店先の猫ちゃんはそのまったり感の象徴(ジャケットにも居て可愛いな!)。

本に溢れた柔らかい光の入る店内を、2人がそれぞれ本をめくってるのとか、多田さんと矢野さんのその空気感好
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.3


“誰も気付かないけど、私たちがいないと全てが台無しになる。”

ずっとときめいてた。とてもとても心地良くて、浮かれる気持ち。

本当に奇跡みたいなお話だけれど、これは元気出したい時に何度でも観たい。
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ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.5


実際にあった事件だとは知らず(きっとクリミナル・マインドとかで出てきてたに違いない)、実話ベースならこれまでの経験だとすっきりするエンディングを観られることはないかな、と思っていたのだけれど、一応結
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7


欲を言えば、もっとルーヴルを見たかったし、見れると思っていたので残念だけれど、奇妙で摩訶不思議で、不気味な世界へなにかの拍子に迷い込んでしまったかのような世界観は、やっぱりいつ観ても好き。

何気に
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.6


『Don't Worry Darling』を観てから、フローレンス・ピューをもっと観たくなり(『 Midsommer』は今のところどうしても観られないので)。

物語自体はとても興味をそそられる書き
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.6


まだ早いと思ってたけれど、どこかノスタルジーなギターの旋律に酔ってか、
ああわたしもこんな大人のラブストーリーも観られるようになったんだなあ、なんて思いながら、どこにいても絵になる2人に羨望を隠さず
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