yaekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8


『Booksmart』とは全然違う世界のオリビア・ワイルド監督作。

スリラーと聞いて得意なジャンルではないはずだけれど、おもしろかった。

そこでなら上手くやれるという、男の夢と理想の社会。
おそ
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.6


西洋の色鮮やかで整った街並みも好きだけれど、アジアの雑多で喧騒が止まない街の雰囲気も、見た目は慌ただしいのに内心落ち着くところがあるなあ。複雑な感性の同居だ。

なにかを決着してすっきりするような映
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.6


アクションをしないトム・クルーズに物足りなさを感じる身体になってしまった(高所恐怖症だなんて、にやりとしちゃうよね)けれど、こんな危うい彼もまた良き。

ストーリー展開がなかなか難しくて、ん?あれ?
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トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

3.5


ヒュー様をお目にかかりたくなったので。

今回のヒュー様は息をするように女の人を口説くリッチな経営者。それはもうモテるだろうし、現に離婚も何度か繰り返しているらしいくて、並の女の子ではお相手は厳しい
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3


なんかもう点数とかどうでもいいと思うくらい、良い話だった。年代を超えた友情のお話。

出会いこそもう絶対仲良くなれないと思うような衝撃だったけれど、でもラストはこの友情はずっと続いていくんだろうなっ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0


天使に違いないって思うくらい天真爛漫で無邪気な男の子が、レオ様だったというインパクト。
面影は確かにあるけれど、それが今じゃあ『レヴェナント』とかワイルド過ぎる役もこなしているのだから、、、この頃か
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355(2022年製作の映画)

3.5


どうしてだろう、設定としては好きなはずなのに、ワクワク出来なかったのは、、、
この夏はトムのあのスパイシリーズをいちから追ってたから、その振り幅なのか、、、

ジェシカ・チャスティンをはじめ、アクシ
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.8


元気いっぱいのコメディな映画かと思ったら、ちゃんと教訓的なメッセージもあり、、、不覚にも泣けてしまった。

アダム・サンドラーってそこまで好きな訳じゃないんだけれど(ごめんなさい)、コメディタッチな
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ラブストーリーズ エリナーの愛情(2014年製作の映画)

3.4


ストーリーは知っている訳なので、Herは補完する形で観るのかなあなんて思ってたら、全然違った。

観た順番のせいもあるかもしれないけれど、やっぱりこっちのHerの方が共感しやすかったな。
そしてコナ
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ラブストーリーズ コナーの涙(2013年製作の映画)

3.3


なんで同じジャケットがふたつあるんだろう?と思ったら、ひとつの物語を男女それぞれの視点から描いているという、あまり見ないおもしろそうな試み!と思ってclipを付けてたやつ。

どっちから観るか迷いに
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.3


“我々は一瞬たりとも孤独ではなかった。”

久しぶりにドキュメンタリー観たけれど、こんなにおもしろくてもっと観たかったのも久しぶり。

動物の目ってあんなに綺麗で澄んでるんだなって初めてまじまじと見
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.7


あー良かった良かった!正直、ラスト20分くらいからの暗雲立ち込める展開にはどうしよう?どうするの?ってハラハラさせられたけれど、ちゃんと幸せになってくれて良かった。

ジェニファー・ガーナーほんと可
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.3


ベタだろうとなんだろうと、ハッピーエンド好きにはたまらない!

最後のシーンが最高に幸せで絵になり過ぎて、もう。
あんなウルトラレア級の王子様から追いかけられたら無理だよね。しかも高所恐怖症だって言
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

4.8


“世界を救いたいと思ってきたが、君が僕の世界だ。”

はぁ。最高。好き。良いものは良い。
ヒュー様が出てないブリジットなんて、、、って思ったけれど、こんなんもアリでした。
いい年していまだに少女漫画
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6


ああ長い、、、長かった、、、
こんなに過酷で、生々しくて、重い話を2時間半オーバーってきつい、、、メンタルにしっかりずっしりきた。その上見続けた先に救われる想いがある訳でもなくて、むしろその逆だった
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.6


白黒の場面の映像の豊かさはさすが『ライトハウス』のロバート・エガースだし、
生々しいしグロいしでメンタル深刻にやられたのもさすがロバート・エガースだなって思った。よく観きれたな、自分。

でもある意
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


美しい美しい湿地。
彼女は言っていた、自然に善悪はないと。
捕食者に対して、抵抗しただけなのだと。
エンディングの歌詞もなんだか後味凄くてじわじわ。

でも、どうして本に隠していたんだろう。
湿地に
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5


ごめんなさい、、、話し合いのシーンがなんか苦手だな〜って、途中から気付いてしまった。遠い昔の、多分女子校時代の、女子特有のアレコレとか、そんなんに似たやつ思い出しちゃったせいかも。いや、学校自体は楽
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.2


この前観た『Summer of 85』が流れ星のような瞬く間の美しさなら、
こちらはまさに燃えて消えるまでの揺めきの美しさというか、
静かで、孤独と愛が流れてくるような作品だった。

余計な雑音は何
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


ひっさしぶりに映画を友人と観に行った。

原作漫画で追ってる(電子版)んだけれど、読んでたところ以上の情報盛り込まれててそういう話だったんだ、、、ってなった。

津田さんのナレーションは最早鉄板の域
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.7


SIAの音楽って全然知らなくて、この映画で初めてちゃんと聴いたのだけれど、
個性的で、でもメッセージ性もあったりして、
そんな彼女の音楽のイメージをビジュアル化したような世界観にたっぷりと浸った10
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あいが、そいで、こい(2018年製作の映画)

3.5


平成から令和へと時代が変わる時を目の前に、ただの高校生だった2001年のあの時を思い出す。
高3の夏、不本意に始めたバイトで、あの夏は特別だった。

たまらなく夏、夏、夏、、、
最近、夏を感じる映画
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


“いつも一緒にいたかった。あの362万8800秒を。”

とてもとても良かった、と言って良いのか内容的に分からないけれど、悲しくて切なくて、危うい若者の煌めくようなひと夏の出会いと別れに、一喜一憂し
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9


疑惑をかけられて、本当に真実を話しても、信じてもらえなかったらどうしたらいい?
どうやって証明したらいい?
誰に、どこに、何に助けを求めたらいい?

終盤にモハメドゥ氏ご本人が出て来て、ああやっぱり
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


すごい、、、ルーニー・マーラが大優勝。

不運に見舞われ患っている妻、患者目線で寄り添うその主治医、倫理観と誠実さを持った前主治医、全員が中盤から別人かと思う程違う人に見えてくる。
演じているのか元
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.7


家族が記憶失くしてもう1回観たいって言ってたやつ。
わたしはそんな痺れる感覚にはならなかったのだけれど、最後の結末は確かにすごかったな、、、呆気に取られるというか、え?嘘でしょ?って気持ちにさせられ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0


毎回ハードル上げ過ぎじゃない?大丈夫?と思うのに、きっちり越えてくる超人イーサン・ハント。

1作目が1996年で、本作が2018年、、、22年シリーズやっててこのクオリティってトム・クルーズ自身も
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.9


開始4分くらいで、トム・クルーズの狂気に嘘でしょ?って声出た。
やばいやばい、ほんとにこのシリーズの撮影どうやってるの?どうなってるの?ねえ?

それに、イーサン心臓止まった?よね?確か前もそんなこ
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0


イケメンアクション俳優だと思ってたトム・クルーズの認識を、この度、頭のおかしいイケメンに改めます。身の危険に対して躊躇なさすぎ。しかも同僚にまで求めるドSっぷり。完全にやばい奴(とてもとても褒めてる
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8


ミカエルの望みができるだけ長く守られますようにって、祈るような気持ちでずっと観てた。

嘘をついたのかもしれないけれど、彼にとっては嘘じゃない。彼が悪い訳ではない。
妹のジャンヌちゃんだけがそんな兄
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Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)

3.9


ヒュー・グラント、控えめに言ってカッコ良過ぎて死んだ。
紳士の国イギリス出身っていうバックグラウンドだけでうっ、、、ってなるのに、チャーミングだしカッコ良いしでやばい。

ブリジット・ジョーンズの日
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6


映画のせいで、行ってみたい土地がまたできてしまった、、、バリ島、どこを切り取っても溜め息しか出ない美しさだった。まじで楽園だった。

ジェニファー・ガーナーとジョージ・クルーニーなんてビッグな2人が
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交渉人(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


2人の交渉人の緊迫感溢れる駆け引きと、予想のつかない着地点にどうなるんだろうとうずうずさせられている内にあっという間に時間経ってた。

真犯人誰だよ早く名乗り出ないからどんどん大変なことになってます
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0


冒頭のシーンがあまりにも有名過ぎて、つい先日も某バラエティでパロディ的なのやっててますます気になりつつも、『Once Upon a Time In Hollywood』のバイオレンスさに面食らった経
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.6


“何も怖くないさ。”

タイトルからして天才過ぎる、結論とても最高だったロードムービー。
色々心に沸き立つものはあるけれど、わたしの語彙力では上手くまとめられないし、この余韻を苦くしたくないので、お
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遠い声、静かな暮し(1988年製作の映画)

3.5


映し出されるのは階段やドアだけで声は入るけれどなかなか登場しない人物たち、
ウェスやガス・ヴァン・サントを思わせるような家族写真の撮り方、
ミュージカル映画さながら終始流れる歌声、
どれもとても新鮮
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